第八十一話
雷龍国ノクティスの中には貴族街という区画が存在する。
雷龍王自身に区画のこだわりは一切なかったが国の運営上、収入は必要ということで数%割高な税金(管理費)を取られる住居街を作った。
雷龍国に住むというステータス、また雷龍王の近くに住めるという安全神話があるのか区画が売り出されるとオークションで高額売買されることに。
その貴族街の一角、お城に隣接している場所にスノウは住居を持っている。
普段の管理はお城のメイド長兼教育係のマーサにお願いしている。
ただこの住居には特殊なルールが存在しており、正面玄関は来客専用、基本は裏玄関から入る決まりに。それ以外から入ると侵入者として扱われる。
空間魔法で飛んだのは良いが転移地点が悪すぎた。
「ローレライさん・・・ここって正面玄関でも裏玄関でもないよね?」
ローレライのあっとした顔も可愛いが、いまは空間魔法で侵入した賊扱いになのだ。
急いで転移したため仕方ないのだが、これはマーサに怒られるパターンだな。
「夜分に何か御用でしょうか?正面玄関から来られていないお客様は追い返すように伺っています。」
正面には武器を構えた4人のメイドが立っている。
「メイド長のマーサにスノウが帰って来たと伝えて欲しい」
メイドたちと争うつもりはないので丁寧に話をする。
「主であるスノウ様は黒い髪とお聞きしています。白い髪のお客様とは明らかに特徴が違います。申し訳ございませんが排除させて頂きます」
マーサの教育の賜物だろう。忠実で命令には絶対服従、メイドだがきちんと暗部教育されている。
「スノウどうする?マーサに怒られる覚悟で軽くいなす?」
ソエルちゃんの言葉は天真爛漫で素直なんだけど、メイドさんたちの怒りゲージがさっきより明らかに上がってますね。面白くするため何か煽ってます?
「冒険者ギルド、副ギルド長ローレライです。侵入してしまった非礼をお詫びします。マーサさまにお取り次ぎして貰えませんか?」
非礼を詫びたことで、怒りが少しでも落ち着けばいいのだが。
「侵入者は排除の命令を受けています。もし主であれば後で罰を受けましょう」
4人のメイドはやはり引けないようだ。
皆さんこんにちは。昨日久しぶりに映画館に行ってテンション上げ上げです。
仕事が忙しくなかなか小説を書く時間が取れておりません。
ただ書かないとウズウズして来ます。またよろしくお願いします。




