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第四十一話

「やっと終わった・・・今回は本当に死にかけた」

そう言うと手に持った金色の魔石と一緒に地面にへたり込む。


「本当に魔王を倒したのね。あれっ?髪の毛また黒に戻ったのね」

そう言って大人の姿になった精霊は抱きしめてくる。抱きしめられてしまうと安堵感と疲労が一気にでてしまってこのまま地面に寝そべりたい気持ちもあるが、場所が場所だけにゆっくりは出来ない。


「魔女っ子は生きているのかな?」

そう言うと精霊は少しふてくされた顔をする。


「しばらくほっといても大丈夫よ」

魔王を倒すために魔女っ子と共闘していたけど、少し人見知りで塩対応する所も可愛いものだ。


「魔女っ子の安否確認と、魔石・魔王の残骸を空間収納に沼らせておいて。このエリアのマッピングしてくるから」

もう少しゆっくりとしていたい所だが、他の冒険者がこのエリアに来る可能性もある。

今の自分の見た目は黒い鎧を身につけたオブシディアンではなく、完全にボロボロになっている荷物運び。誰かが来る前にこの場を早く離れたい。

相方精霊の抱っこ病を治すのに少し手間取ったが、地形が変わったエリアのマッピングをするために少し歩きながら魔力念糸を広げる。

地面に落としてしまったアンサラーと呼んだ柄を手元に引き寄せてあらためて見る。

手に持っているこの柄が何なのかわからない。急に現れて助けてくれたのは間違いないが、魔力を込めると刃が出現する武器は聞いたことがない。

ロストテクノロジーみたいな武器なのか?帰ったらドワーフの親方に一度見て貰おう。柄に感謝しつつ空間収納にしまう。


「これ地形変わりすぎでしょ。ギルドは定期的に駆除してるはずなんだけど」

地形の著しい変化につい愚痴がでてしまう。クイーンアント三体(そのうちの一体は皇帝クラス)がいたという異常さを再度認識してしまう。

2年くらい前に一度クイーンアントを駆除したことがある。腕試し感覚で討伐に来ていたが、このエリアには個別の空間(部屋)は存在してなかった。その一角に物置部屋?宝物庫?のような空間があった。

見ると貴重な鉱石もあるが、あきらかに冒険者だったであろう骸・装備品の残骸がある。鉱石と一緒に冒険者の遺品とタグを拾い集めて収納していく。


「神さまいる?」

体内に気配を感じるが声をかけても反応がない。色々と聞きたいことがあるのだが、あの神スキルを使った後だから仕方ないか。

宝物庫の全てを回収してソエルと魔女っ子の元に戻っていく。


皆さんこんにちは。来週私用で自宅にいないため1週間小説の投稿を早めました。

わかってたことなんですが2週間に1回じゃなくても小説は書けます。

時間を作れば小説は書けます。時間を上手く作れるかが今後の課題ですね。

北海道は場所によってはもう雪が積もっています。ニュースで道路の事故も多いです。

皆さまの体調管理お気を付けください。

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