表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

死を恋う神に花束を 白百合を携える 純黒なる死の天使

作者:高坂 八尋
【改行を挟んだスマホ版あり】

兵士の罪を、背負うことを定められた青年カイム。そして、最強の幼き人外である、無性別のヘルレイア。

愛なき契りを求められ、思惑で結ばれる二人は、本当の愛を見つけられるのか――。

兵士達をまとめる最高主権者、カイム・ノヴェクは、純黒の軍服まとい白百合を携える。その姿の彼を、誰もが天使と呼んだ。

死の具現、ヨルムンガンド・ヘルレイア。神話の大蛇を号して、世界最強の力を誇り、人界に災厄をもたらす死の神。

だが、この二人は生と死を違えた。

守るために殺め続ける人間。
過去の愛に不殺を誓う死神。

気紛れな糸に引き合わされた二人が、戦いの末に下す、決断とは――。


世界へ災いを喚ぶ、双生児ヨルムンガンド。人間が認知しうる究極の美を誇り、黒い髪に白い肌、その瞳は青く蛍火のように灯る。双生児は人間と愛を交わすが為に美を具えた。自身は性を持たず、番として交わった人間と、相反する性別へと自在に変化する。性別を得て初めて幼蛇は大人になり、番となった人間の地位に寄生し、己の巣として支配下に置くのだった。そして、双生児はただ互いを殺し合う為に存在する。双子は人間社会に死と苦痛を蔓延させ、紛争を裏から手引きして、終わりのない災禍を招くのだった。

ヨルムンガンド・ヘルレイア――ヘルレア。

王であるヘルレアは、十代半ばを迎えており、既に死期も間近に迫っていた。世界蛇は、番を得て性別を持たなければ、十代半ばくらいまでしか命がない。

そんなおり、民間軍事会社〈ステルスハウンド〉の代表――カイム・ノヴェクがヘルレアの番として名乗りを上げる。ヘルレアと交渉したカイムなのだが、彼の風貌で『お人形さん』と突っぱねられてしまうのだった。番の話しは破談。だが、些細なきっかけでヘルレアと再開。今度は、舞い込んできた紛争で、双方の思惑が一致し、共闘することとなる。

カイムの兵士――彼らは、自らを猟犬と呼ぶ。

猟犬の一人ジェイド・マーロンは、雪深い東占領区へと、ヘルレアと協力して潜入していくのだった。だが、猟犬達と王は仇敵。ジェイドはヘルレアへ憎しみを抱いている。ただ主人であるカイムの言葉を胸にして、王と歩む道を選んだだけにしかすぎない。

――王と猟犬。

相容れない二者は、苦難の道行きに希望を見い出せるのか。
双生児、その相対する二王の壮絶な戦いが始まる――。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
資料集
第一章 死の王
追憶の雪
2022/06/01 22:38
プロローグ
2018/06/20 19:44
1.死の王
2018/06/20 20:22
2.骨肉の巣
2018/06/21 16:25
3.死兆の翳り
2018/06/22 12:00
4.幽鬼の誘い
2018/06/23 16:32
5.再会
2018/06/24 12:04
6.残照の館
2018/06/25 16:52
7 .凍てついた足跡
2018/06/26 16:00
8.帰れない庭
2018/06/27 16:00
9.凍える森
2018/06/28 16:00
10.幼い肖像
2018/06/30 12:44
11.猟犬と玩具屋
2018/07/01 13:04
12.珍妙な賭事
2018/07/02 09:03
13.襲撃者達
2018/07/03 05:40
14.獣達の舞踏
2018/07/03 22:23
15.雪の行軍
2018/07/05 15:03
16.微かな痕跡
2018/07/06 16:00
17.幸福の値打ち
2018/07/07 11:47
18.北への兆し
2018/07/08 09:55
20.未熟な王
2018/07/10 10:00
21.王の血族
2018/07/11 10:29
22.敗走
2018/07/12 10:47
23.穏やかな休日
2018/07/13 10:06
24.魔物の墓穴
2018/07/14 10:00
25.闇への誘い
2018/07/15 09:55
27.密やかな酒宴
2018/07/17 09:47
28.雪に消えた行方
2018/07/18 11:07
29.過ちの代償
2018/07/19 09:59
30.想いの形
2018/07/20 09:18
31.不明の徒
2018/07/21 09:27
32.“黒い日輪”
2018/07/22 09:00
33.王の下僕
2018/07/23 10:00
34.真実の行方
2018/07/24 10:00
35.王と王
2018/07/25 10:00
36.錯誤
2018/07/26 10:00
37.交渉と波紋
2018/07/27 10:00
38.相違の誓い
2018/07/28 10:00
39.絶望と
2018/07/29 10:00
40.エピローグ
2018/07/30 10:00
2018/07/30 10:00
第ニ章 猟犬の掟
プロローグ2
2021/11/03 23:36
1.科人と尾のない蛇
2021/11/10 00:00
2.相対の秤
2021/11/17 00:00
3.断罪の果て
2021/11/24 00:00
4.真の名前
2021/12/01 00:00
5.一つの生きた言葉を
2021/12/08 00:00
7.舞闘会
2021/12/22 00:00
8.一時の休息を
2021/12/29 00:00
9.普通という尊さ
2022/01/05 00:00
10.尾を喰む蛇
2022/01/12 00:00
11.惑いの森
2022/01/19 00:00
13.救うということ
2022/02/02 00:00
14.魔幻の囁き
2022/02/09 00:00
16.手を引く者に
2022/02/16 00:00
17.煙霧に狂う
2022/02/23 00:00
21.傀儡の女王
2022/03/23 00:00
23.偽りの世界と知りながら
2022/04/06 00:00
エピローグ2
2022/06/01 22:13
プレ公開『三章 棘の迷宮』
プロローグ3
2022/06/01 22:15
1.新たなる命
2022/06/01 22:16
2.愛しい痛み
2022/06/01 22:18
4.駄目な男
2022/06/01 22:31
5.制服の魔力
2022/06/08 00:00
6.主
2022/06/20 19:29
9.常春の巣
2022/10/21 19:16
12.事後……?
2024/09/01 23:00
13.天刑の棘と針
2024/09/01 23:00
17.降臨
2024/09/16 21:00
18.天使の囁き
2024/09/16 21:00
19.二者択一
2024/09/20 21:00
20.狂信者
2024/09/20 21:00
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ