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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

死を恋う神に花束を 白百合を携える 純黒なる死の天使

作者:高坂 八尋
【改行を挟んだスマホ版あり】

兵士の罪を、背負うことを定められた青年カイム。そして、最強の幼き人外である、無性別のヘルレイア。

愛なき契りを求められ、思惑で結ばれる二人は、本当の愛を見つけられるのか――。

兵士達をまとめる最高主権者、カイム・ノヴェクは、純黒の軍服まとい白百合を携える。その姿の彼を、誰もが天使と呼んだ。

死の具現、ヨルムンガンド・ヘルレイア。神話の大蛇を号して、世界最強の力を誇り、人界に災厄をもたらす死の神。

だが、この二人は生と死を違えた。

守るために殺め続ける人間。
過去の愛に不殺を誓う死神。

気紛れな糸に引き合わされた二人が、戦いの末に下す、決断とは――。


世界へ災いを喚ぶ、双生児ヨルムンガンド。人間が認知しうる究極の美を誇り、黒い髪に白い肌、その瞳は青く蛍火のように灯る。双生児は人間と愛を交わすが為に美を具えた。自身は性を持たず、番として交わった人間と、相反する性別へと自在に変化する。性別を得て初めて幼蛇は大人になり、番となった人間の地位に寄生し、己の巣として支配下に置くのだった。そして、双生児はただ互いを殺し合う為に存在する。双子は人間社会に死と苦痛を蔓延させ、紛争を裏から手引きして、終わりのない災禍を招くのだった。

ヨルムンガンド・ヘルレイア――ヘルレア。

王であるヘルレアは、十代半ばを迎えており、既に死期も間近に迫っていた。世界蛇は、番を得て性別を持たなければ、十代半ばくらいまでしか命がない。

そんなおり、民間軍事会社〈ステルスハウンド〉の代表――カイム・ノヴェクがヘルレアの番として名乗りを上げる。ヘルレアと交渉したカイムなのだが、彼の風貌で『お人形さん』と突っぱねられてしまうのだった。番の話しは破談。だが、些細なきっかけでヘルレアと再開。今度は、舞い込んできた紛争で、双方の思惑が一致し、共闘することとなる。

カイムの兵士――彼らは、自らを猟犬と呼ぶ。

猟犬の一人ジェイド・マーロンは、雪深い東占領区へと、ヘルレアと協力して潜入していくのだった。だが、猟犬達と王は仇敵。ジェイドはヘルレアへ憎しみを抱いている。ただ主人であるカイムの言葉を胸にして、王と歩む道を選んだだけにしかすぎない。

――王と猟犬。

相容れない二者は、苦難の道行きに希望を見い出せるのか。
双生児、その相対する二王の壮絶な戦いが始まる――。
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エピソード 101 ~ 143 を表示中
21.聖母の盾
2024/09/20 21:00
23.家
2024/09/21 21:00
25.正しい答え
2024/09/22 21:00
26.古の亡霊たち
2024/09/22 21:00
27.懲罰
2024/09/22 21:00
30.失われた時間
2024/09/23 21:00
31.聖域の祈願者
2024/09/23 21:00
32.壊された巣箱
2024/09/26 21:00
33.抱え切れない力
2024/09/27 21:00
34.強襲
2024/09/30 21:00
35.跳梁跋扈
2024/10/04 21:40
36.外界 不可知の深淵
2025/02/26 13:34
37.悪鬼降伏
2025/02/27 11:32
38.玉門破口
2025/02/28 11:00
39.苦しみの門
2025/03/01 13:10
41.獣の仔
2025/03/03 15:53
44.猛虎伏草
2025/03/06 14:54
46.帰りましょう
2025/03/08 14:12
47.獣の王
2025/03/09 11:57
エピローグ3
2025/03/09 11:58
第四章 表の無い硬貨
プロローグ4
2025/03/17 20:32
1.芽吹く瞳
2025/03/19 18:08
2.一生をかけて
2025/03/22 16:24
4.その別れを知りながら
2025/04/10 19:12
6.寄り添う心
2025/04/15 18:50
7.無価値と成る時
2025/04/20 17:35
8.崩落の病巣
2025/04/23 22:07
9.影に堕ちる
2025/04/25 21:55
11.レグザの光
2025/05/02 14:01
12.カイムの娘
2025/05/02 14:27
14.誰かの部屋
2025/05/13 12:05
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エピソード 101 ~ 143 を表示中
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