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嫌われ者始めました〜転生リーマンの領地運営物語〜  作者: くま太郎


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次はワノ国?

久しぶりの嫌われ者の更新 三作連載頑張っています


 今回の手柄は丸々ランドル騎士団に譲った。だって俺は名誉とかいらないもん。

 むしろもらって欲しい。これ以上余計な責務は負いたくないのです。

(問題はミスリルの扱いだな)

 書類上ゴーレムを倒したのは、騎士団って事になっている。その討伐の証拠がないと、不審に思われてしまうだろう。


「ヴェルデ、騎士団全員にミスリルの盾を作れる分はあるのか?」

 実質倒したのは俺達アコーギ公爵家なので、ミスリルは俺の手元にある。ここから、ギリアム商会に借りた分を返却、そしてランドルに納税。そこから、各自の取り分を除いた物が俺の取り分になるのだ。


「待って下さいね。ジョージ様の取り分は、これ位なので……材料と加工代諸々を引くと……ジョージ様の手元に残るのは、かなり少なくなりますよ」

 ヴェルデの話だと、ゴーレムの右腕分位しか残らないらしい。


「加工代はランドルに請求しても罰は当たらないだろ。他の参加者は皆買取希望か?」

 今回の討伐はランドルから頼まれたんだし。

 ミスリルは、金と同等か、それ以上の価値がある。個人で保管するのは、大変なのだ。


「ア二エス様と谷崎様はウォーテック家に寄贈されるそうですよ。実質、結納金ですね」

 ウォーテック家は、伯爵家だ。でも、谷は一般人なので、今回のミスリルは天からの恵みたいな物だろう。


「あたいは、総合商店の目玉になるオブジェにするよ……もう、こんな時間だ。職員との打ち合わせに行って来るよ」

 新婚の奥様カリナは旦那を置いてお仕事へ……今回、新婚旅行なんだけどね。

 でも、先にゴーレム討伐に巻き込んだのは、俺だから何も言えません。


「総合商店の出張販売、かなり期待が集まっているみたいですね。今度からギリアム商会ランドル支店でも、取り扱わせてもらいますね」

 ヴェルデにもミスリルを分配した。今回一番稼いだのは、この子狸だと思う。


「ドンガは、どうするんだ?お前も何か作って風継家に献上するのか?」

 凛の実家、風継家は大名家。獣人、しかも農家の嫁になる様な人間じゃない。

 だったら、雇用主兼友人でもある俺がなんとかしてやろうじゃないか。


「凛とも話しただけど、ミスリルって刀にしにくいんだど。ジョージ様、何か良い案ないだか?」

 凛が生まれたワノ国は、日本と近しい文化を持っている。元日本人の知識を持ってすれば……何も思いつきません。


「事が事だから、じっくり考えておくよ。アインとユリアは、剣とナイフにするらしいな。ボルフ先生は買い取り。リリルとヘゥーボは、新商品の開発か」

 俺はどうしよう。右手分もらっても、使い用がないんだよな。ミスリルミケ招きでも作ろうかな。


「騎士団に贈るのではなく、ランドル共和国に譲渡してはいかがでしょうか?国有財産なら奪われる事もありませんし、代々引き継いでいけますので。それとミスリルを有用に使った盾を作ってみますね」

 ヴェルデの言う通り、国有にすれば魔法使いも文句は言えないと思う。


。総合商店ランドル出張店は、物凄い熱気に包まれていた。機能性を重視しつつ、お洒落なローブは、ランドル女子に大受けらしい。


「凄い人出ですね。あそこに近づく勇気はないですよ」

 会場には多くの女性が殺到しており、商品が飛ぶように売れている。総合商店の職員だけでは、手が足りずギリアム商会の従業員やユリアやリリルも手伝いに行っている。

貴族組に接客させる訳にはいかず、ミューエさんやアニエス、凛にはセレブな女性の接待をしてもらっている。


「あんまり仕事ばっかりしていると、カリナの嬢ちゃんに捨てられるぞ」

 ボルフ先生は俺の護衛だ。魔法局に喧嘩を売った様な物だから、危険らしい。いや、総合商店のオーナー俺だよ……でも、そうなったら立ち直れる自信がないです。


「それじゃ、議事堂に行きますか」

 男性陣も各方面に引っ張りだこ……皆活き活きとしている。

そんな中俺は一人、日々ランドルのお偉いさんと会談をしていました。

 自分で言うのもなんだけど、今回も俺は頑張ったと思う。

 俺も接待されても良いと思うんですが。


「お陰様で魔法局の者達も大人しくなりました。貴族制をやめたのに、選民意識を持つ者がいては意味がありませんでの」

 今回はランドルの法務大臣と会談中。俺の胃が休まる日は来るのでしょうか?


「経済に重きをおけば、金持ちが。軍事に重きをおけば軍人が力を持ちますからね。難しい所です」

 今回も俺の返答に中身はありません。下手な事を言えば、言葉尻を取られそうだし。


「我が国は、魔法を重視していますので、魔力至上主義者が幅をきかせています。かなり横暴な魔法使いもおりまして、国民から不満が出ていたんですよ。しかし、ミスリルの盾があれば、騎士団も魔法使いに対抗が出来ます……本当に感謝していますよ」

 感謝と言いながら、法務大臣は油断なく俺の顔色を窺っている。

 これは無茶振りをしてくる前触れです。


「いえいえ、私共は出来る事をしただけですよ。ラフィンヌ様には、お世話になりましたので」

 ラフィンヌ様とホートーの結婚が決まったので、ランドル絡みの無茶振りも増えてくると思う。


「伝説のフライングシップもあるので、オリゾンはますます安泰ですね……お願いついでとは言っては、あれなんですが……ワノ国には、スギなる木があると聞きます。防虫効果がある木らしいのですが」

 杉か……確かに防虫、殺虫効果があってタンスとかに使われていたんだよな。


「そうなんですか。初めて知りました。勉強になります」

 食い気味に答えて誤魔化しておく。

まあ、法務大臣より俺の方が杉については良く知っているんですけどね。だって元日本人だし。


「魔法の触媒を保存しておくのに、重宝するのですが……我が国は、ワノ国と国交がなく」

 ちらっとこっちを見てくる法務大臣さん。知っている?俺、公爵様なんだぞ。便利屋みたいな扱いを受けているけど、偉いんだからな。


「同行者にギリアム商会の者がいるので、話を聞いてみますね」

 薬箪笥をワノ国から仕入れるとなったら、輸送費だけでとんでもない額になりそうだけど。


「実はラフィンヌ様は、昔から胃が弱くて、魔法薬が手放せないんですよ。薬を保存しておくタンスが先日壊れまして……結婚祝いに贈ったら、喜ばれると思うんですよね」

 断れる空気じゃないです。ドンガの件もあるし……今度は、ワノ国に出張ですか?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ひたすら邪魔されるのかも知れないけど、貴族なんだからちゃんと後継者を育てねばですね。 あ、まだ早いのかな?
[一言] イチャイチャしてる暇が無いですね。 さすがにかわいそう。
[良い点] 主人公の仕事が終わらない 新婚旅行なのに ワの国まで行く余裕はあるのかな たしかフラグシップでは行けなかったと思ったから
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