第18話 大量
大幅に遅れました。申し訳ありません。
朝ごはんを食べ終わってすぐ、日向の誕生日会のためにお母さんはリビングの飾り付け、お父さんは料理をし始めた。僕も何か手伝いたいから、とりあえずお母さんに聞きに行こうかな。お父さんの方が忙しそうだけど、包丁を使ってたり火を使ってる時に話しかけたら危ないからね。
そう思って、お母さんの方に行こうとした時に、後ろから服を引っ張られた。後ろを振り向くと日向がこっちを見てた。
「日向、どうしたの?」
「1人だと少し寂しいので、そばにいてくれませんか。」
確かに、1人で放置されたら寂しいよね。しかも、日向は今日の主役なのに、そんな日に1人にされるのは悲しいかも。
「良いよ。じゃあ、何しようか。」
「えっと、向こうの部屋で一緒にゲームをしませんか?最近、ずっと漫画を読んでたので、久しぶりにやりたいです。」
「良いね。じゃあ、どのゲームをするか選びに行こうか。」
「はい。」
2人で部屋に戻ったんだけど、日向はどんなゲームがしたいのかな?やりたいゲームがあるかもしれないから聞いてみようか。
「日向、したいゲームってある?」
「えっと、まだ決まってないです。兄さんはしたいゲームはありますか?」
「僕もまだ決まってないから、一緒にいろいろ見ようか。」
「分かりました。」
僕は引き出しにしまってあったゲームの箱を引き出しごと出した。いっぱいあるから、机に持っていって選んだ方が良いよね。そう思って、僕は引き出しを机の隣において、1つ1つゲームの箱を出していく。『マリリンシスターズ』『スコットの伝説』『ポケットクリーチャー』いろいろあるけど、日向の気分に合うゲームはあるかな?
「日向、やりたいゲーム見つかった?」
「正直、いろいろありすぎて決めかねてます。兄さんはどんなゲームがやりたいとかありますか?」
「僕?僕は2人で協力できるゲームがやりたいかな。日向をお祝いする日なのに、対立するのは嫌だからね。」
「なるほど。」
そこから、日向はしばらく悩んで、最終的に『ブレイクアンドクラフト』を遊ぶことになった。半年ぶりくらいだったけど楽しいね。
お昼になって、日向の誕生日会が開かれた。エビフライとか唐揚げとかいろんな揚げ物のオードブルがテーブルの真ん中に置いてあって、その周りにピザとか生春巻きとかローストビーフとか、美味しそうなものがたくさん置いてある。これ全部作ったのすごいよね。
どれも美味しそうだから食べたいんだけど、種類がいっぱいあるから1つずつも食べられないかも。それに、あんまり食べすぎると夜にあんまり食べられないかもしれないし。
「それじゃあ、日向ちゃんのお誕生日を祝って、乾杯!」
「「「乾杯。」」」
僕がごはんに気を取られてる時に、お母さんが乾杯をしようとしてたから、慌ててコップを持ったんだけど、溢さなくて良かったよ。乾杯も終わったし、何から食べようかな。
ちょっと食べすぎたかも。でも、どの料理も1つは食べれたから良かったよ。でも、どの料理ももっといっぱい食べたかったな。そう思ってると、お父さんが立ち上がって台所に向かった。どうしたんだろう?って思ってたら、冷蔵庫からホールケーキを出して、ろうそくを立てて火をつけてた。・・・ケーキがあるなら先に言って欲しかったよ。
その後、お母さんとお父さんがハッピーバースデーの歌を歌って、日向が息を吹きかけてろうそくの火を消した。僕は歌ったらみんなが眠っちゃうから歌えないけど、昔お母さんたちに買ってもらったタンバリンで参加する。一緒に歌えないのは寂しいけど、こうやって参加できるだけでも嬉しいな。
そう思ってる間に、お父さんが僕の前にケーキの6分の1を僕の前に置いてくれた。流石に、全部食べるのは無理なんだけどどうしよう。




