スキル購入
多分掲示板回と同時投稿されていると思われます(予約時点ではまだですが)
ブックマークが伸びたのでランキング見てみたら日刊ジャンル別ですが入ってました。
ありがとうございます。
黒華の肩に乗りながら森を歩く。
街へ向かっているのだ。
「ご主人様は随分多様な魔法を扱いますね」
ご主人様……自分とかなり似ている顔に言われると違和感があると思ったけど髪色も瞳の色も声色も違うと違和感はあまりない。
いわゆるハンコ顔でも髪型が違ったりすればって感じの効果だろう。
そもそも自分の顔なんてしょっちゅう見ないからなのかもしれない。
「精霊魔法ってね。今は四属性しか使えないけどかなり便利だよ」
【精霊魔法】は火水風土の四属性しか使えない。
属性魔法系には雷とか氷とか色々あったからそれが使えるようになることを待ち望んでいる。
「黒華もかなり強いね。黒い炎なんて初めて見たよ」
「【黒炎】ですね。妖怪の力と呪いの力を合わせた強力な炎です。一般的な狐が扱う【狐火】のように自由自在に扱える私の攻撃手段です」
おっと、思わぬ収穫だ。
【黒炎】は『妖力』と『呪力』の複合っと。
となると黒華は、『霊力』と『神力』が低いのかも。
「【呪炎】って言うのはどんなスキルなの?」
「狐人族がよく使う【呪術】の互換スキルのようなものでしょうか? 完全上位という訳ではありませんが【呪炎】の方が強いかと思います」
話を聞くと、【呪炎】はデバフスキルだった。
【黒炎】が火に力を入れたスキルだとしたら【呪炎】は呪いに力を入れたスキルとのこと。
【呪術】のように敵にデバフを与えながらDoTを与える【呪炎】だが、デバフの効果は【呪炎】の方が強力らしい。
その分DoTが少なくなるらしいが、【黒炎】を命中させると【呪炎】で掛けているデバフの数で【黒炎】にダメージボーナスがつくとのこと。
弱点といえばDoT数値が若干低いくらいで、それも【黒炎】とのコンボでどうとでもなる強力なスキルだ。
試しに【呪炎】を使ってみてもらうと、すぐ近くにいた狼に細い黒炎の鞭が絡みつき、完全に動きを止めてしまった。
「移動停止のデバフ?」
「はい。あの程度の獣なら精神力を継ぎ足していけばいくらでもあのままにしていられるでしょう。といってもすぐに――あ、死にましたね」
デバフに精神力――MPの継ぎ足しかあ。
そんなスキルあったっけ?
もしかしたらペットモンスター特有のものなのかもしれない。
しっかり育成されているデバッファー【使い魔】の数は少なかったけど彼等のデバフは気持ち長く続くという話を聞いたことがある気がする。
あとDoTもかなり強めだね。
狼を燃やし尽くすのに二十秒も掛からなかった。
それからも現れる狼を次々と【黒炎】で炭にしていった黒華だが、MP切れを起こさずに森を抜けてしまった。
ここからはノンアクティブのうさぎしか出ないのでのんびりだ。
「MP――精神力切れとか全然してない気がするけど、大丈夫なの?」
「はい、【狐火】同様撃破した敵から精神力を吸い取る効果が【黒炎】にはありますので。一撃で倒せているならばどんな数がやってきても精神力を切らすことはないと思います」
おおつよい。
これならボス戦だけでなく雑魚狩りでも長いこと一緒に戦えそうだ。
それからは黒華の得手不得手を聞きながらスキル屋さんへ向かった。
変化をしている今は完全な魔法系のキャラクターらしい。
物理は攻撃、防御問わずに苦手だし、あまり早く走ることは出来ないらしい。
でも元が狐だからか瞬発力には自信があるそうだ。
魔法の方は神の力はそこそこ使えるけどあまり得意ではなく、魔導師の力は全く使えない。
精霊や人間の力も全く使えないらしい。
代わりに、呪いと妖怪の力はとても強いとのこと。
となると狐人族から『霊力』を取って『妖力』を与えた感じなのかもな。
神の力が扱えると聞いてちょっと喜んだけど万能狐人ビルドはできないか。
スキル屋さんに到着すると、まずは自分用のスキルを二つ購入。
【使い魔】の傾向を調査できる便利スキルと、それとのちのち合体する便利スキルである。
【鑑定】と【識別】を入手。
【鑑定】はアイテムやスキルの詳細を見ることが出来る。
【識別】は基本的にモンスターの情報をなんとなく見ることが出来るものだ。
この二つは【魔力察知】同様にそれぞれの結果が脳内の別ウィンドウに表示されるのがデフォルトなのだが、設定から左手首の腕輪に表示させるように変更できる。
【魔力察知】で慣れてるからしないけどね。
【鑑定】で黒華のスキルを見てみると、【変化】は妖力、【黒炎】と【呪炎】は呪力と妖力の色となっていた。
うん。本人の証言とも一致してるし、完全にこういうキャラっぽいね。
本人の話も聞きながらスキルを購入。
まず魔法キャラに必須な【精神力回復】、念力的な効果が期待できる便利スキルの【神通力】これは【変化】をといた狐状態でも会話ができるようになるためのキースキルらしい。
ちなみに一般的な狐――例えば乱獲した山岳地帯の狐に【神通力】を覚えさせても話せるようにはならないらしい。
少なくとも“仙狐 ”と呼ばれるクラス以上でないとダメらしい。
黒華は自身はもっと上の強さを持っているが、そのものではないとか。
くっ。あんまり伝承とかは詳しくないから仙狐とか言われてもよくわからない。
なんか位が上がると尻尾が減るって言うのは知ってるけどどこから減るのかは知らないし、黒華は少なくとも最上位ではないということが分かるくらいだ。
FOEはそこそこ神話やら民話系の話を取り込んでいるし、多分最上位になれば尻尾は減っているはず……だと思う。
まあそれはさておき、黒華のスキルの話に戻ろう。
他には基本の基本である【回避術】、便利なことが分かった【魔力循環】(黒華の場合は黒炎しか纏えないみたい。恐らく持ってる属性で纏える属性が増えるんだと思う)生産スキルである【錬金術】、二人で覚えないと意味が無い【魔力隠蔽】、最後に【シンクロ】を購入した。
【魔力回収】と【魔力変化】はかなり黒華に相性がいいと思って購入したのだが、【呪炎】のデバフにMPを追加して時間延長する手法は効率こそいいものの複数回の魔法の判定となることで【魔力回収】による回収量はそこまでらしく、こっちが貰うことになり【妖精魔法】と合体させた。
【魔力変化】による属性変化で黒華に複数の属性を使ってもらおうと思ったのだが、黒華は黒炎以外を扱えない――と言うよりは【黒炎】を変質させることが出来ないようで、スキル屋さんに黒華からオーブを取り出してもらってこれも【妖精魔法】と合体させた。
自分のスキルも何個か購入し、【魔力隠蔽】(【妖精魔法】と合体済み)【採掘】(生産系魔力全補正)【シンクロ】を購入した。
これに【鑑定】と【識別】を合わせて十個のスキルスロットが再び埋まり直したということである。
さて、【採掘】と【シンクロ】について説明させてもらう。
まず【採掘】これは筋力系の【採掘】と技量系の【採掘】、魔力系の【採掘】が存在する。
素材採取系とも呼ばれる生産系スキルのひとつで、素材採取系は複数のステータスにスキルが存在するのだ。
【採掘】をとった理由は単純で、今後必要になるからだ。
ベータテスト時代も【採掘】をとっていたので本当に必須である。
妖精なら必要ないかなーなんて甘えた考えをしていたがやっぱり必要になった。
次に黒華とお揃いの【シンクロ】これは、【使い魔】一体のみを対象に発動できるスキルで、【シンクロ】を所持している【使い魔】と索敵系スキルやらを共有できるものだ。
こっちには【妖精魔法】と合体した【魔力察知】があるし、黒華側も種族として鼻や耳が優れているようなのでお互いに共有できれば便利だろう。
共有中はMPが消費されていくが、それも魔法系であるためそこまで問題にならないのだから。
他にも【魔力○○】系のスキルを購入したかったが、黒華の装備のためにお金は残しておかないといけない。
冒険者ギルドでクエストの報告などをしてお金を作ったら魔法屋さんへ行くとしよう。
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PN『ルフレ』
種族『妖精』
スキル
【妖精魔法】(放出/察知/視/循環/回収/変質/隠蔽)
【精霊魔法】【錬金術】【精神力回復】【使役術】【回避術】【鑑定】【識別】【採掘】【シンクロ】
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PN『黒華』
種族『黒狐』
スキル
【変化】【黒炎】【呪炎】【神通力】【精神力回復】【魔力循環】【魔力隠蔽】【錬金術】【回避術】【シンクロ】
使役主『ルフレ』
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【神通力】
無属性魔法の妖力版のようなもの。
なんかいろんなことが出来る。
あと黒華はこのスキルを持っていると素の姿でも会話できるらしい。
能力補正は妖力
【シンクロ】
【シンクロ】をもった使い魔一体を対象に発動できるスキル。
感覚器官やスキルなどから得た情報を共有する。
共有は相変わらずの脳内ウィンドウ増設なのでなれないと辛い。
補正は魔法系のMP消費型か耐久系のSP消費型のどちらか。
今回は魔法系を選んでいる。
また、SPは割と消費されるし、なくなるとペナルティがあるため大体は魔法系が選ばれる。
【鑑定】【識別】
説明不要。
ステータス補正は全ステータスぶんあるが、今回は魔法系ステータス均等上昇
仙狐
善狐と呼ばれるいい子ちゃん狐の役職的な何か
そこそこ強い。
というか金毛九尾は仙狐より下のランクだったりするらしい。
悪い狐ちゃんのランクは知りません。誰か教えてください。
黒華は少なくとも仙狐以上の力を持っているらしい。




