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婚約破棄の瞬間に「前世の記憶」が戻りまして。〜ヒロインの座は譲りますので、私は推しキャラの側仕えを目指します!〜  作者: 綾瀬蒼


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第89話 魔王の精神攻撃。「君の愛する夫が裏切る幻覚を見せてやろう」

「別のもので、貴様のその余裕の心を揺らして絶望させてやろう」


 魔王がそう宣い、赤黒い魔力が私の視界いっぱいへフラッシュバンのように広がった瞬間。


 世界が、グニャリと不気味に歪んだ。


「――ッ」


 息が詰まる。

 足元の感覚が完全に消える。

 玉座の間の黒曜石の床も、隣のクライス様の頼もしい気配も、背中のお子たちのあたたかい体温も、何もかもが一度、ヌルリと泥の底へ遠ざかった。


 嫌な感覚だった。

 冷たいのに、ジットリしていて、肌へまとわりつく。

 まるで“純粋な悪意”そのものを液体にして頭から浴びせられたみたいな、極めて不快な魔力。


 耳の奥で、魔王の呪いのような声が直接響く。


『見せてやろう。人間の女よ』


 低く、甘く、ひどく耳障りな絶望の声音。


『君の最も愛し、信頼する夫が、君をゴミのように捨てる幻覚を』


「……」


 あらまあ。


 そう来ますのね。乙女ゲーム終盤の、絆を試す王道シリアス展開。


 次に重い目を開けた時、私は見覚えのある、王城の絢爛な大広間へ一人で立っていた。


 高い天井。

 美しい白い柱。

 足元のふかふかの赤い絨毯。

 何度も足を運んだ見慣れたはずの場所なのに、空気だけが妙に冷え切っている。


 そして、その絨毯の先に無言で立っているのは――クライス様。


 けれど、明らかに違う。


 見慣れた美しい銀灰の髪。

 彫刻のように整った顔立ち。

 隙のない静かな立ち姿。

 その外見の全部は間違いなく愛する私のクライス様なのに、纏っている気配オーラだけがまるで別物だった。


 冷たい。


 どこまでも、絶対零度のように冷たい。


 結婚してから今まで、一度たりとも私へ向けられたことのない、すべてを凍てつかせるような温度。

 その蒼い瞳は宝石のように美しいのに、そこにはいつも私に向ける不器用な優しさも、呆れ半分の甘さも、家族へ向けるやわらかさも、1ミリもなかった。


 ただ、ゴミ虫を見るような『完全な拒絶』だけがある。


「ルシア」


 冷たく呼ばれる。

 声も低い。

 でも、その低さは、私の知っている「俺に任せろ」という頼もしいクライス様のそれとは違った。

 一切の温度のない、邪魔者を切り捨てるためだけの残酷な声だ。


「はい」


 私は一応、淑女として返事をした。


 すると、幻のクライス様はゆっくりとこちらへ歩いてきて、私のほんの数歩手前でピタリと止まった。


「もう終わりだ」


「……」


「お前との茶番は、ここまでだ」

「……」

「お前のような女に、俺の隣に立つ価値はない」

「……」

「勘違いするな」

 見下ろす蒼い目が、スッと残酷に細まる。

「俺は最初から一度も、お前を愛したつもりも、選んだつもりもない」


「…………」


 なるほど。

 よくできておりますわね。細部まで完璧なモデリングです。


 普通のヒロインなら、ここで心がポッキリと折れるのだろう。

 世界で一番愛し、信じている人から、最も聞きたくない言葉を冷酷に突きつけられる。

 しかも、あのクライス様の完璧な顔と声で。


 悪趣味。

 でも、人間の心を折る精神攻撃としては極めて正しいメソッドだ。


 正しいのだけれど。


「……あら」


 私は、思わず扇で口元を覆い、小さく熱い吐息を漏らして呟いた。


「何だ、その余裕は。強がりか」

 幻のクライス様が、私を嘲笑うように冷たく言う。


 私は一歩、さらに近づいた。

 そして、ジッとその冷酷な顔を至近距離からなめ回すように見る。


 伏せられた目元の角度。

 見下ろす視線の冷たさ。

 不快そうに引き結ばれた、形の良い唇。

 その全部を、かなり真剣に、オタクの審美眼で舐めるように観察した。


「ルシア」

 今度はもっと不機嫌な、低い声。

「俺の言葉が聞こえなかったのか」

「いいえ」

 私は正直に、頬を紅潮させて答えた。

「大変、よく耳の奥まで聞こえておりますわ。録音したいレベルで」

「なら、さっさと消え――」

「でも」

 私はそっと、激しく高鳴る胸元を押さえた。


 あらまあ。


「……ッ」


 これは。

 少々、別の意味で心臓へ悪いですわね。


 だって。


「こんなゴミを見るような冷たい目で」

 私はポツリと、恍惚とした声で言った。

「私を冷酷に見下ろす『闇堕ち推し(クライス様)』も」

「……は?」

「シチュエーションとして、最高に尊いですわね……!」


「…………」


 沈黙。


 大広間の冷たい空気が、ピタリとエラーを起こして止まった。


 幻のクライス様すら、私の異常な反応に一瞬だけ「えっ?」とドン引きして言葉を失ったように見える。

 いや、幻を見せている術式そのものが、処理落ちして止まったのかもしれない。


 魔王の気配が、どこか遠くで、明らかに動揺して揺らいだ。


『……な、何だ、貴様は』


「何がですの?」

 私は幻のクライス様を至近距離から見上げたまま、脳内の魔王へ問い返す。


『貴様は今、最も愛する夫に裏切られ、捨てられているのだぞ! 泣き叫んで絶望しろ!』


「ええ」

 私は素直にコクリと頷く。

設定シチュエーションとしてはそうですわね」

『設定、だと?』

「でも」

 私は幻の冷酷な横顔を、ウットリとジッと見る。

「この“絶対零度でヒロインを突き放すクライス様”は、隠しルートみたいでなかなかレアで美味しいですわ」

『……は?』

「普段、本物のクライス様は、私に甘々でこんな冷たいお顔は絶対に向けてくださいませんもの。これはこれで大興奮ですわ!」

『……』

「しかも」

 私は自分でも完全に限界化して頬が熱くなるのを感じながら、早口で続けた。

「あの最高の低音ボイスで“お前との茶番はもう終わりだ”なんて、ゾクゾクしますわ!」

『……』

「オタクに対するイチャイチャの火力が、想定外に高すぎますわ!」

『…………』


 ああ。

 はい。

 魔王様、私のあまりの狂気にだいぶ引いていらっしゃいますわね。


 でも、限界オタクなのだから仕方がないではありませんか。

 私は今まで、“戦う格好いいクライス様”“不器用で優しいクライス様”“子どもたちへ甘々なクライス様”“たまに夜のベッドで意地悪なクライス様”と、ありとあらゆる『陽の推し形態』をたっぷり摂取してきたのだ。

 そこへ公式(魔王)から、突然“冷酷に切り捨てる闇堕ちクライス様”という新規のレアスチルまで供給されたら、それはもう、オタクとして舐め回すように検分スクショせざるを得ないでしょう?


「それに」

 私はさらに、ドン引きしている魔王へ向けてオタク語りを続けた。

「仮に本当に、本物のクライス様が万が一こういうお顔で私を見捨てるとおっしゃったとしても」

『……』

「私は多分、絶望して泣くより先に」

「……」

「“その見下す表情も最高に素敵ですわね!”と興奮して拍手して申し上げると思いますわ」

『……正気か、貴様』

「その上で、絶対に別れてあげません。足にすがりついてでも全力でストーカーして引き留めます」

『…………』


 完全に、魔王の気配が「こいつヤバい」と引いて止まった。


 多分、普通の精神構造の魔王には、限界オタクの愛の重さは理解不能なのでしょうね。

 そうでしょうとも。

 絶望の精神攻撃で愛の絆を折るつもりが、別ベクトルのオタクの情熱(萌え)へ盛大に油を注いで火をつけてしまったのだから。


「母さん!」


 その時、現実世界から、強い力で私の腕がグイッと引かれた。


 視界が大きく揺れる。

 王城の幻の大広間が、鏡みたいにパリンッ! と音を立ててひび割れて、砕ける。

 レアスチルだった冷たい幻のクライス様も、そのまま光の破片になって消えていった。


 ああ、もったいない。もう少し見ていたかったですのに。


 次の瞬間。

 私は、現実の薄暗い玉座の間へ無事に戻っていた。


「……ッ」


 黒曜石の床。

 頭上の赤い空。

 私が物理で一直線にぶち抜いた魔王城。

 そして、目の前には、私を心配そうに抱きとめる『本物のクライス様』。


「ルシア」

「……あ、クライス様」

「無事か。気分は悪くないか」

 焦ったような、低い声。

 でも、さっきの幻覚とは違う、不器用で確かなあたたかい『愛の温度』がある。

 それだけで、幻覚も良かったけれど、やはり本物には勝てないと胸の奥が一気にほどけた。


「ええ」

 私はフワッと微笑んで頷いた。

「多分、大丈夫ですわ」

「多分?」

「少々」

 私は扇で口元を覆い、正直に白状する。

「変な意味(萌え)で、心臓へ悪うございました」

「……」

「でも、ダメージはゼロですわ。むしろ元気百倍です」


 クライス様の蒼い目が、スッと呆れたように細まる。


 あら。

 これは、私が何を考えていたか見透かされている、よろしくない温度ですわね。


「……魔王に、幻覚で何を見せられた」

「ええと」

 私は少しだけ言うのを迷った。

 でも、夫婦の隠し事は良くないし、隠しても多分すぐに顔に出てバレる。


「クライス様に」

「……」

「ひどく冷たいゴミを見るような目で、“お前を愛したことはない”と捨てられる幻覚、でしたわ」

「……」

「ですが」

「ですが?」

 私は小さく咳払いをした。

「幻覚の作り込みが、なかなかレアで最高でして……」

「ルシア」

「はい」

「その先は、絶対に言わなくていい」

「そうですの? ぜひ聞いていただきたいのですけれど」

「お前の考えているアホなことは、聞かなくても分かる」

「まあ」

「お前のそのニヤケた顔を見れば、だいたいな」

 ああ、ええ。

 長年連れ添った夫として、かなり正確に私のオタクな内心を察していらっしゃいますわね。


 後ろで、エルがポツリと呆れたように言った。

「母上、やっぱり普通の精神攻撃の効き方じゃなかったんだね」

「失礼ですわね、普通ですわよ」

「いや、だって」

「何ですの」

「さっきまで、“夫に捨てられる絶望の幻覚”を見てるはずなのに、母さんの顔、ものすごく恍惚として嬉しそうだったよ?」

「……」

「母さん」

「……」

「それ、親として、色々とどうなんだろう」

 私は少し考えた。

 それから、真顔で力強く答える。


「推しは、どの角度(闇堕ち)から見ても最高に尊いということですわ。需要があります」

「うん」

 エルが、深くため息をついて静かに頷いた。

「魔王も、まさかお門違いの需要を満たすとは思わなかっただろうね。やっぱり母上はそういうところだと思う」

「おにいさま、おかあさま、なんていってるの?」

 リリアがキョトンとする。

「あまり大人の事情は気にしなくてよろしくてよ」

 私は娘へ優しく微笑んだ。

「少しだけ、お母様のお父様への『愛が重すぎた』だけですわ」

「いつもの!」

「そうとも言いますわね」


 魔王は、一段高い玉座の前で、完全にドン引きして黙っていた。

 赤い目が、宇宙人か理解不能なバグを見るようにこちらを唖然と見ている。


『……な、何だ、それは。貴様、正気か』


「何でしょう」

 私は扇を揺らして優雅に首を傾げる。

『なぜ、心が折れない! なぜ絶望しない!』

「折れましたわよ?」

 私はキッパリと、頬を染めて言った。

「予想外の最高の供給に、尊さで心臓はだいぶ」

『そういう意味ではないと言っている!!』


 あら。

 ずっとスカしていた魔王様が、珍しく感情をあらわにしてツッコミをお入れになりましたわね。


「ですが」

 私はクライス様の隣へ、ピタリと密着するように身を寄せた。

 現実のあたたかい体温。

 確かな厚い胸板の気配。

 そして、隣に立つだけで分かる、絶対に私を守り抜くという揺るがない強さ。


「私は大人ですもの。いくらレアでも、幻覚(二次創作)と現実(公式)の区別くらい、ちゃんとつきますわ」

『……』

「それに」

 私は魔王を哀れむように見上げた。

「うちのクライス様が本当に、私を捨てるわけが1ミクロンもございませんし」

 その私の一言へ。

 隣から、間髪入れずに即座に重い声が返ってくる。


「当然だ。死んでも離さん」


「ッ……」


 ああもう。

 やめてくださいまし。

 その完璧なタイミングで、そんな、あまりにも真っすぐで重い“当然だ”は、本当に現実の心臓に悪いのです。幻覚より火力が高いです。


 私は思わず、限界を迎えて真っ赤になった頬を押さえた。

 クライス様は私の様子を見て、少しだけ心配そうに眉を寄せる。


「何だ」

「今の」

 私は小さく息を吐く。

「だいぶ、私の心臓に危険ですわ」

「知らん。事実を言っただけだ」

「その自覚のない天然の重さが、オタクには危険なのですわ。分かってくださいまし……」


 魔王が、そのあまりのイチャイチャ空間に耐えきれず、露骨に一歩、ドン引きして後ろへ引いた。


 ええ。

 そうでしょうとも。

 絶望の精神攻撃のつもりが、逆に変態オタクの需要を満たし、挙句の果てに夫婦の重い信頼と愛情を眼前で再確認ノロケさせられてしまったのだ。

 ラスボスとして、居たたまれない空気にもなりますわよね。


「おとうさま」

 リリアが、私の後ろからそっと顔を出す。

「おかあさま、もうげんき? だいじょうぶ?」

「ああ」

 クライス様が、娘の頭を撫でて短く答える。

「俺がいるから、もう大丈夫だ」

「うん!」

 リリアはすぐに、パパの言葉に安心したように太陽のように笑った。


 ああ。

 本当に。

 その事実の言葉だけで、私にはすべて十分なのですわよね。


 魔王の渾身の精神攻撃。

 愛する夫に捨てられるという絶望の幻覚。

 普通のヒロインなら、ここで心が揺らいで泣き崩れるのだろう。

 でも、私には最初から効果は皆無だった。


 だって、私は誰より知っているのだ。

 クライス様が、どれほど不器用で、静かに、でも確かに、底なしの重い愛で私と子どもたちを愛してくださっているかを。

 一緒に背中を預けて過ごした日々を。

 この手で守ってきたあたたかい時間を。

 その夫婦の歴史の全部を。


「魔王様」

 私は改めて、その気まずそうな赤い目を見た。

「愛する人が裏切る幻覚、というのは、たしかに乙女ゲームとして厄介で王道な精神攻撃でしょう」

『……』

「でも」

 私はゆっくりと、見下すように微笑む。

「少々、仕掛ける相手が悪うございましたわね」

『何だと』

「こちら」

 私は胸へドンと手を当てる。

「クライス様推し歴、前世から数えてだいぶ筋金入りで長くて重いのです」

『……意味が分からん』

「あんな解釈違いの冷たい幻覚一つで心が折れるような、やわな新規オタクではございませんことよ。出直してきなさい」


 沈黙。


 それから、玉座の間の空気が、今度は先ほどのギャグ空間とは別の意味で、ピシッ、と氷が張るように凍りついた。


 隣で、クライス様がゆっくりと愛剣へ手をかける。


「魔王」

 低い声。

 ひどく静かなのに、空気そのものが絶対零度に凍るような、凄絶な怒りと殺意を孕んでいた。

「……」

「俺の大切な妻に」

「……」

「不快な幻覚ゴミを見せるな」


 ああ。

 はい。

 来ましたわね。


 これは、だいぶ本気でブチギレていらっしゃいますわね。


 しかも今のクライス様、ただ「妻を攻撃された」と怒っているだけではない。

 私が幻覚のクライス様を見て“変な顔(恍惚)”をさせたことまで含めて、独占欲で相当ご機嫌がよろしくないお顔ですわ。


「クライス様」

「何だ」

「だいぶ、お怒りですの?」

「当たり前だ」

「……」

「俺の妻の脳内に、俺以外の不快な幻影を見せた」

「……」

「その上」

「……」

「お前を、妙な意味で欲情させて動揺させた」


「ッ……!」


 ああもう、本当に。

 どうしてこの方は、怒っている時までこうも独占欲の火力が高いのでしょうね。


 私はまた、別の意味で胸を押さえた。

 魔王の精神攻撃より、今のヤキモチの一言の方がずっと深くオタクに効くのですけれど。


 魔王は、その理不尽な夫婦の殺意のやり取りを前に、明らかに顔をしかめていた。


『……貴様らの言っている意味が、全く分からん』

「それは、こちらの台詞ですわ。あなたの精神攻撃は解釈違いですのよ」

 私は扇を広げて、冷たく笑った。

「愛する夫が裏切る程度の陳腐な幻覚を見せれば、私が簡単に泣き叫んで壊れるとでも思いましたの?」

『……』

「私の愛の重さを、甘く見ないでいただきたいですわね」

「……」

「私」

 私はクライス様の隣へピタリと寄り添ったまま、キッパリと言い切った。

「この人を推し続けて、すべてを懸けてここまで来たのです」

『……』

「今さら、あんな解釈違いの幻影程度で、私の愛は1ミクロンも折れませんわ」


 クライス様の剣が、静かに抜かれる。

 銀の刃が、魔王の赤い魔力と空の光を受けて、極寒のように冷たく光った。


「ルシア」

「はい」

「子どもたちと、下がっていろ」

 その声音は、いつもの“絶対に家族を守る時の声”だった。

 静かで、低くて、誰にも負けない、絶対に揺らがない最強の盾の声。


 私は小さく安心の息を吐き、頷く。


「ええ」

「……」

「今度は、幻覚ではない『本物の推しの見せ場』ですわね。期待しておりますわ」


 魔王の渾身の精神攻撃は、完全に失敗した。

 それどころか、逆に私たち夫婦の信頼と、オタクの愛の重さを眼前で再確認ノロケさせただけだった。


 でしたら。

 小細工の次に来るのは、もう、正面からの圧倒的な力と力のぶつかり合い。


 私は、子どもたちを守るために少しだけ後ろへ下がりながら、胸の奥で静かに、魔王を哀れむように思った。


 ――魔王様。

 どうやら、さっきの解釈違いの幻覚で、うちの独占欲の強い氷の騎士を、この世で一番本気で怒らせてしまいましたわよ。

 秒殺されても文句は言えませんわね。



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