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後編

ピンポンパンポーーン⤴︎

※注意※

この小説には以下の成分が含まれております。それでもいい方は読んでみてください。

(ありきたり、ありきたり、ありきたり、ありきたり、ありきたり、3話構成)


あ、ちなみに2割実話です笑


また、この話がこの小説を読むの初めてという方は1話から読むことをお勧めします。


ピンポンパンポーーン⤵︎

「いやぁ…なんか疲れた…」


「あらら?ラブレター書いたせいで疲れちゃった?」


「まあ、それもそうだけどあとテスト疲れがな…」


「まぁ確かにここ最近は色々あったから仕方ないだろうけど、明日なんだから気合入れなくちゃ!」


「うーん…そうだけどさ…」


内心、かなりそわそわしていた。

俺はわざと早く学校に行き、かすみさんの返事を待った。

でも、かすみさんはまだ来なかった。


「かすみさん…まだ来ないな…」


そう聞くと絢香は不安そうな顔をしていった。


「うん…かすみ…まだ学校来てないの。ラインしても返事こないし…。もしかして照れて学校に来たくなくなっちゃったとか?笑」


絢香は冗談混じりに話したが俺はただ、真面目に返した。

なにか妙な胸騒ぎがし悪い予感がしたからだ。

俺の予感は決して当たるわけではない。

でも、なにかが怖かった。


「さすがにそんなことあるわけないでょ…。例えば熱出したとか、最近結構無理してたみたいだからさ…俺からも結構ほどほどにするように言ってたんだけどなー」


「うーん…何もなければいいんだけど…」




俺の悪い予感は…的中した。


その日からかすみさんは学校に姿を現さなかった。

テストの間もずっと来なかった。

その間ずっと、ものすごく怖かった。

そして、あの予感はやっぱり見事に的中していたのだ。

そして、テストが終わってすぐ、体育館に全校生徒が呼び出され、校長からある言葉が告げられた。


「3年2組、椿 かすみさんが昨日、交通事故でお亡くなりになりました。」


その言葉を聞いた瞬間、俺は頭の中が真っ白になった。

突然のこと過ぎて訳がわからなかった。

ついこの間まで、普通に学校で会い話していた彼女はもうこの世にいない。

会えないし、話すこともできない。

このことを理解するのに時間がかかった。

そして、同学年のたくさんの女子生徒は声を出して泣いていた。

俺も気付かないうちに目から涙が流れていた。

かすみさんの一番の親友の絢香は、崩れ落ちて大泣きしていた。

その後、哀悼の意を称するために黙祷が行われたが同学年のほとんどの生徒はそれどころではなかった。

そして、俺は彼女から告白の返事を永遠に聞けなくなってしまったのだ。

俺はこの時、初めて神様を恨んでいた。




あれからもう10年が経った。

かすみさんは自転車で通学中、めまいか貧血になったのか、車道に出てしまった。

その直後、すぐ後ろを走っていたトラックが後ろから突っ込み、かすみさんは頭や全身を強く打ち、意識不明の重体。

そして、かすみさんは事故から4日後亡くなった。

その様子が向かい側で停車していたタクシーのドライブレコーダーに記録されていた。


もう、かすみさんから返事は2度と来ない。

もう叶わない恋となってしまったのだ。

でも、俺の恋はなぜか消えていない。

まだ、かすみさんが好きだった。

まるで呪いにとりつかれたように。


彼女から返事を聞くまで、この恋は永遠に消えないのかもしれない。

そう思っていた。

この想いを…俺は永遠と背負っていかなければならない。




「よう、すごい久しぶりだな」


俺の目の前には少し背が伸び顔付きも大人になった絢香が立っていた。


「うん、久しぶり!元気にしてた?」


今日は高校の時のクラスの同窓会があった。

それで、たまたま集合の店の前ではち合わせしたわけだけれど、絢香は少し浮かない表情をしていた。


「おう。まあ、なんとかな。仕事が忙しかったし、仕事疲れがひどくてあんま今日行きたくなかったんだけど…」


「もうそんなこと言わない!会う機会なんて滅多にないんだから!まあ、とにかく入ろ入ろ!」


店に入り、店員に案内されると懐かしいクラスのメンバーがすでにテーブルに料理を並べて囲みこみ、賑わっていた。


ちょっとした和室だったため、とりあえず靴を脱ぎ、軽くクラスのメンバーと話した後、空いた席に座ると絢香が俺の向かい側座り込んだ。

俺は早速、浮かない顔をしている理由をきいた。


「なあ、なんで今日はそんなに浮かない顔してるんだ?」


やっぱり図星だったようで体をビクッと動かし驚いていた。


「え、え?そんなことないよ!」


「なに、俺がまだかすみさんのことで落ち込んでるとでも思ったか?俺はそこまでメンタル弱くないよ。

そんなに心配しなくていいんだよ。」


手を伸ばし、絢香の頭をポンポンと叩くと、絢香はしばらくうつむいて黙ってしまった。

でも、実は言うとあれからまだ、本当に呪われたかのようにかすみさんに恋をしていたし、1日の間に必ず一回は彼女のことを思い出していた。

そして、俺がビールを飲みだすと絢香は重そうな口を開き、話し始めた。


「そ、そうじゃなくて…、あの…さ…。かすみのことなんだけど…」


そこまで言ってまた黙ってしまった。

それでもしばらくするとまた話し出した。


「この間ね…。かすみの墓参りに行った時、たまたまかすみの家族にあったんだけど…かすみの家族が誠に会いたいだって…」


「ん?なんで?」


「いや…その…誠がかすみに告白したあの返事が…」


そこまで聞いて俺は思わず立ち上がってしまった。

そして、絢香の肩を掴み問いただした。

そんな俺を近くにいたクラスメイト数人が見ていたが気にしている場合じゃなかった。


「それはどういうことだ⁉︎それになんで言ってくれなかったんだ⁉︎」


「いや…あの…またあの時の思い出を掘り返して、また誠が傷ついてほしくなくって……それに…つい最近知ったことだから」


「…‼︎ じゃあ今からかすみさんの家に行く‼︎家はどこだ⁉︎」


「えっ⁉︎今から⁉︎」


「いいから早く‼︎」


「えっと…」


そして、絢香に住所を教えてもらうとスマホの地図を頼りに猛スピードで走って向かった。

店を出る途中、クラスメイトに呼び止められたがガン無視してダッシュで店を出た。


幸いにも店からそこまで遠くはなかったが、走って20分ぐらいかかった。


「ここが…かすみさんの家か…」


『椿』という名前を確認し、俺は息を一度整えると、インターホンを押した。

しばらくすると母親らしき人が出た。


「あの…突然お伺いして、申し訳ございません。椿 かすみさんの友人の堂島 誠と申しますが…私の友人の今野 絢香にこちらにお伺いするように言われまして…」


俺の言葉を聞いてしばらく黙ってしまったが、すぐに俺を招き入れてくれた。


「あなたが誠君ね。どうもこんばんは」


俺も軽く挨拶をすると家に入れてもらった。

そして、階段を上がるとある部屋に着いた。


ドアにぶら下げられた『かすみの部屋』という小さな看板を見て俺は思わず固まった。


そして、ドアを開けてもらい部屋に入ると部屋はとても綺麗に整理整頓されていた。

そして、かすみさんの母親は早に入るなり、机の上に置いてあったバックを取り、バックの中から一冊のノートを出した。

そして、そのノートを俺に差し出した。

そこには「3年2組 22番 堂島 誠」という汚い文字が書いてあった。

そう、このノートは俺がかすみさんが事故に遭う前日に貸したノート。

そして、ラブレターを入れたノートだった。


「あのね、あの子。ここにあなた宛に手紙を挟んでいたのよ。

私は開けたらバチが当たると思って開けてないですからね」


と少し笑いながら言い、俺にその手紙を渡してきた。

でも、かすみさんの母親の目は笑ってはいなかった。少し、潤っていた。

俺はその手紙が俺宛であることを確認すると恐る恐る開けた。


『誠くんへ

誠くん。まずはお礼を言わせて!

ありがとう!本当に嬉しかったよ!

まさかラブレター入れてあると思わなくってビックリしました。笑

それで、返事なんだけど…もう、告白される前から自分の気持ちに薄々気づいてたんだけど…私も…誠くんのこと好きです!

へへっ、言っちゃった!

でも、私まだそこまで誠くんのことよくわかってないんだ。

だからまだ付き合うとかそういうことはできればしたくないの。

あっ、別に好きじゃないわけじゃないよ?本当に好きだからね?

ただ、誠君のこともっとよく理解してから付き合いたいなーって思ってるんだ。

だから、これからはもっと話してお互いのことよく理解してから付き合おう?

それでよかったらこれから、宜しくお願いします!


かすみより』



俺はやっとかすみさんから返事をもらったせいか、気づけば床に膝をついて声を出して泣いていた。

そんな俺を見て、かすみさんの母親は少し泣きながら話した。


「本当に長い間、辛い思いをさせてごめんなさい。うちの家族もかすみの部屋に入ろうとするとかすみのことを思い出してしまって…かすみの部屋に入る勇気が出なくて…。

もっと早くこれをあなたに渡せればよかった…。

本当にごめんなさい」


かすみさんの母親泣きながら誤っいた。

俺は泣きながら頷くとさらにしばらくの間大泣きをしていた。



10年越し…10年経ってようやく…かすみさんから返事が届いた…。



その後、かすみさんの家を出て同窓会のことも忘れ、そのまますぐに家に帰り、手紙を書き出した。


そして、次の日。

仕事が終わるとすぐにスーツ姿のまま、かすみさんのお墓参りへ向かった。

俺は線香を置き、花を手向け、俺の返事の手紙をそっと置いた。

中身は大したものではないけれど手紙を置いた瞬間、少し肩の荷が軽くなった気がした。


『かすみさんへ


かすみさん返事ありがとう!

正直返事もらえるとは思ってませんでした!

それで、かすみさんの提案のことだけど…確かに俺もその方がいいと思った!

さすがにまだ知り合ってからそんなに経ってないもんね。

俺も色々かすみさんのこと知りたいから俺からも積極的に話すようにするよ!

これからよろしく‼︎

ありがとう‼︎


誠より』


夕日を見ると気のせいだろうけど、かすみと初めて一緒に図書室で勉強した、あの日の夕日を思い出した。

その夕日をかすみからもらったラブレターを右手に持って、じっと眺めていた。


多分、俺のかすみへの想いは変わらない。

ずっとこれからも永遠に。

それで…いいんだ。


「かすみ…、ありがとう。そして…、よろしくな」


夕日に向かってボソッと呟いた。

ここまでご愛読いただきありがとうございましたm(_ _)m

今回は初の恋愛小説ということで書いてみましたが……。

やっぱり恋愛ものは難しい…。それにどうしてもありきたりになってしまう…。

まだまだな私です。

短編のため簡潔に書こうとついつい思ってしまい、読みにくかったりわかりにくいところがあるかもしれません。

そのような点がございましたらご報告いただけるとありがたいです。


これを書こうと思ったきっかけはある時、友人と恋バナをしてまして…その時に懐かしの思い出が蘇ったもんですからそれに則って書くしかないと思い、書かせていただきました!

ちなみに前書きで2割実話と書きましたがどうでもいいところが実話なだけで、

実際に好きな人が死んだりとかはしてないのでご安心ください笑


これでこの小説は完結ということで他の作品を進めていこうと思います‼︎

また感想も書いていただけたらありがたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

これからも頑張るぞ〜!

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