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57話
ものを吸収できないならものを投げて攻撃すれば…いや、魔法で防がれる。
防げないほど硬いものなら…いやそんなもの用意するのは難しい。
そんな物は今ないし、そもそも戦いの最中だ。
なら反応できないほどの速度でものを投げればいい。
でも今投げられるものは靴ぐらいしかないな。
アセシナートが確か剣を持っていたはずだ。
ラナが壊してなければいいが。
「そんな考え事しながらじゃ好きだらけだよ」
レックスは俺の顔に拳を食い込ませる。
俺は吹っ飛ばされた。
「いってぇ」
俺は受け身をとりながらそんなことを口にする。
「いや痛くない?」
思わず口から痛いと出たが痛さは感じない。
「そりゃそうでしょう。私がマジックバリアをかけてあげたのを忘れたの」
実際ラナに魔法を使ってもらってからしっかりくらわせられた攻撃はなかったと言っていい。
この魔法は攻撃を無効化するわけじゃなくただダメージを受けなくなるだけらしい。
爆発があったらしっかりと吹っ飛ぶ、でも痛いわけではない。
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