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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十三話 銭湯とラーメン
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銭湯とラーメン②


「ほれ、もっとこっちに。んっ、そうそう……」


 仙人はノブオの背をコシコシとさするようにして優しくこすった。


「はぁ……そういえば敏也はどうなったんだろうなぁ……こっちの、過去には来てたりしないんだろうか……?」


「んっ……? 敏也って、過去に戻りたいと言っていたやつか? どうだかなぁ……」


 二人は湯船に移る。ちょっと熱めの湯にしばらくつかっていると、ノブオの心もほぐれてきた。


「ふぅ……いいなぁ、やっぱり銭湯は……懐かしいなぁ……」


「んっ、そうだろう。んっ、んっ……風呂あがったらラーメン、食べに行こうかぁ……」


「ラーメンっ!! もしかしてあの屋台の!? うわぁ、懐かしいなぁ。本当にたまにだったけど、家族で食べに行ったなぁ……あの醤油ラーメン……醤油の、うっ……」


 自然に昔は思い出され、懐かしさのあまりノブオの目から熱いものがあふれる。


 それを仙人は微笑みながら、ただ静かに見つめていた。


「仙人……俺、すっかり忘れていたけど、思い出してきたよ」


「……んっ、そうかぁ……じゃっ、ラーメン食べに行くか」


 仙人はザパッと立ち上がった。ノブオもつられて立ち上がり、風呂場を後にする仙人に続く。


 体を拭いていると、ノブオはふと気づいた。右手で左の二の腕を触り、確かめる。



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