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銭湯とラーメン①
「んっ、そういえばなぁ。五年二組にいるノブオ君、なんとなくノブオと雰囲気が似ているんだよ。んっ、んっ……あの子が昔のノブオなのか?」
タオルでノブオに背中をこすられている仙人は尋ねた。
「五年二組で福田ノブオだったら俺でしょうなぁ……ノブオ君はいい子でしょ?」
シャーっと出してノブオはシャワーの温度を確かめる。
広い銭湯は人が他に三人だけで、人の少ないことがさらに風呂を大きく感じさせるようだった。
昔ながらの銭湯は外のガラス戸で男湯と女湯に分けてノレンが掛けてあった。
男湯の方のガラス戸をガラガラッと引くと、すぐのところの高い位置に、番台のおじさんが座っていて、そのおじさんの高さに塀があり男湯と女湯を分けている。
仙人は番台さんに軽くあいさつをすると、二人分の料金をチャリチャリ台に置いた。
すると、番台さんは二人連れなんて珍しいねと声をかけた。仙人はニコニコとただ笑って中に入っていくので、ノブオもついて入った。
そうして服を脱いで風呂場へ入り、ノブオは仙人の背中を流している。
「んっ、んっ……どれ、俺もノブオの背中、洗ってやるか」
「えっ、いや、俺はいいですよ……ひゃぁっ!!」
断るノブオの脇に、仙人は冷たいシャワーを向けた。仕方がないのでノブオは仙人に背中を向ける。




