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プロローグ

■■■■



sight 皆見凪茶《みなみなぎさ》



「─────ハァッ、ハァッ!! 恭平!!?」


私は病院のドアを蹴破らんかという勢いでドアを開ける。するとそこには、


「・・・・・・? どなた様でしょうか?」


ベットで目を閉じている神薙恭平と見た所30代の若い奥さんがいた。恭平の母親だろうか?


「・・・・・・あっ、はい!! 私は立正高校2年の皆見凪茶です。神薙君には日頃から・・・」


私がそこまで言うと、彼女は納得したようにあぁ、と頷く。


「なるほど、貴女が『凪先輩』ね? 初めまして、私は神薙恭平の母の奏《かなで》です。いつも恭平がお世話になっております」


そこまで言って奏さんは深々と頭を下げる。私は慌ててそれを制して、


「そんな・・・やめてくださいお義母さん。こちらこそよくしていただいて・・・」


今少しおかあさんのイントネーションが違った気がしたが、気にせず続ける。


「・・・・・・それより、恭平は大丈夫なんですか? 倒れたって・・・」


私はベットで昏睡している神薙恭平を見て言う。しかも恭平が倒れたのはあの後だ。・・・・・・別にあの時私はそれほど・・・いや殆ど恭平に攻撃は当てられてなかったが、万が一がある。


「・・・・・・命に別状は無いみたい。でも、昏睡状態だからいつ目が覚めるかお医者様も分からないんだって・・・」


「・・・・・・そんな・・・・・」


私は絶句する。ということは最悪恭平はこのまま目を覚まさない、という可能性もある。


「・・・・・・恭平・・・」


静かに呟いた私に、


『助けたいかい? 神薙恭平を』


突然声が聞こえてくる。私は驚いてまず奏さんを見るが、


「・・・・・・?」


むしろいきなり振り向いて驚いたのは向こうの方、どうやら奏さんではないらしい。


『信じるかは君次第だけど、屋上に来て。詳しいことはそこで話すよ』


半分くらい面白がるような声音で話しかけてくる。私は暫く思案した後、


「・・・・・・それじゃあ奏さん、失礼します。また来ますね」


「え、ええ。よろしくね」


私は一礼して病室を後にし、屋上へと向かうのだった。


Twitterのフォロワー様100人突破!! 皆様本当にありがとうございます!! 今回から、「revolution world」の皆見凪茶サイドでの物語を展開していきます!! 本家と合わせてお読み頂けたら幸いです。

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