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Prologue

 子供の頃、誰もが一度は読んだことがある有名な絵本。


【きみがわらってくれるといいな】


 この絵本には一人の子供と、サンタ・クロースのお話が描かれている。


 

 ある年のクリスマスイブの晩、眠っていた子供は夢を見た。


 ソリに乗っているサンタ・クロースがとても楽しそうに鼻歌を歌いながら、たくさんのプレゼントを配っている夢。


 そんなサンタ・クロースに、子供は質問を投げかけた。



「ねぇ、どうしてサンタは、こどもたちへおもちゃのプレゼントをくばるの?」


「__こどもたちを、えがおにするためだよ」



「どうしてこどもたちを、えがおにしたいの?」


「__こどもたちに、しあわせでいてほしいからだよ」



「どうしてこどもたちに、しあわせでいてほしいの?」


「それはね……

__こどもたちが、だいすきだからだよ」



 おもちゃの遊び方は人それぞれ。楽しみ方は無限大。


 サンタ・クロースは大好きな子供たちが笑顔になれるように、無限の可能性を信じておもちゃを配っている。


 彼の言葉に、子供は嬉しそうに微笑んだ。



「じゃあ……ずっとたのしくつかえるように、おもちゃはたいせつにつかうね」


「__ありがとう。きみのそのおもいはきっと、おもちゃにもとどくはずだよ」




 絵本はここで終わっている。


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― 新着の感想 ―
普通の感じのはずなのに不穏さが漂っていて、何というか凄いですね。あらすじの力なのか点と線の力なのか…
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