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第89話
・・・・聡志と永治くん、この2人に優勝して欲しい。合唱では果たせなかった日本1の夢、それを2人には叶えてほしい。そう思っていた。
ラビットズドームに着いた両チームの選手たち、ついに対決である。
ラビットズドームでは多くの観客が集まっていた。
まだメンバー表は発表されていない。
ベンチに入る両チーム達、先攻は和歌山ウルフズだった。
「先発は中村。」佐々木監督が言う。
佐々木監督の息子、佐々木三郎もこの試合を見に来ていた。
「はい。」中村が答える。
「1番吉川。」
「はい。」2年生の吉川が返事をした。
佐々木監督がメンバーを読み上げていく。
「先発は結城。」江藤監督が言う。
「はい。」結城が答える。
和歌山ウルフズに入ってから目指してきた舞台、そこで先発を任された。相手は千葉県のチーム、どんなチームでもとにかく打たせるわけにはいかない。結城聡志は思っていた。
練習を始める和歌山ウルフズ。プロ野球チームの球場として何度もテレビで見たことがあった。




