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第八話
中2の12月 その2
和歌山ウルフズは和歌山県のリトルシニア硬式野球チームである。
この日は年末最後の練習だった。グランドではノックが行なわれていた。
「これでラストだ。キャッチャーフライ。」
「お願いします。」
「カキン。」
打球はノッカーの真上に飛ぶ。キャッチャーはマスクを取り、空を見上げる。ボールは高く上がっていた。1度打球はフェンスの手前まで上がった。しかし、ここがキャッチャーフライの難しいところで打球はすぐホーム方向に戻っていった。これをキャッチャー田村は予測しキャッチ。あと2人のキャッチャーも無事フライを捕球した。
「ありがとうございました。」
「ご苦労様。ではいつもので終わろう。」江藤監督が言った。
「1234、1234。」
選手はグランドを3周し整理運動をしてグランド整備をした。
「ありがとうございました。」
「集合。」
江藤監督が集合をかけた。
「みんな、ここまでよくついてきてくれた。監督としてまずはそれに感謝したい。これから年末年始に入るわけだが各自トレーニングをしておくようにしてくれ。新年会と毎年恒例の紅白戦は1月3週に行う。では解散。」
「ありがとうございました。」




