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第79話 全国出場! ありがとう!!1200PV
7回から登板している結城、自慢のシュートは今日も健在だった。
「シュート。」田村からサインが出る。
頷く結城。
左腕をしなやかに出す結城
バッターは空振りをした。
「ストライク、バッターアウト。ゲームセット。」
マウンドを降りた結城は笑顔だった。
ついに和歌山ウルフズはラビットズカップへの切符を残り1としたのだ。
保護者の数も日を追うごとに多くなっていっていた。
結城と岸田の両親もこの試合を見に来ていた。
「今日はナックルボーラー同士の対戦だったが、よく岸田は投げてくれた。そして、ラビットズカップまであと1勝だ。明日は絶対勝つぞ。」江藤監督は力強く言った。
「はい。」
そして迎えた決勝の日曜日。
「アウト、ゲームセット。」
「やったー。」
結城のところにキャッチャー田村が駆け寄る。チームは勝った。ナインも来た。
選手たちは人指し指を上げて1という数を表した。
和歌山ウルフズ、ラビットズカップ出場である。
「気をつけ、礼。」




