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第三十五話 ありがとう!!500PV
この監督はいい人だ。山口は思った。北海道のときの監督もいい人だったがこれだけ意見を素直に言う監督も珍しいと思った。
「気をつけ、礼。」
「ありがとうございました。」
練習後、ミーティングが行われた。
「1年生も入ってきたし、このチームも人数が増えた。今年こそチームにとってすばらしい結果が欲しい。1人1人が努力をして最高のチームにしていこう。」
佐々木監督が選手達に言った。
「はい。」
それは10月に行われるラビットズカップに出場し、優勝することだと選手誰もが確信していた。
ミーティングが終了し、選手達は解散した。
「じゃあ、帰ろう。」相馬は言った。
「ああ。」
相馬と山口は一緒に帰った。
帰り道、山口は相馬と話していた。
「今日のピッチング、本当によかったよ。」山口は言った。
「中村のように三振ばっかりは取れないけどね。」
「相馬くんのツーシームだって誰もが投げられる球じゃないよ。」
「山口くんみたいに背が高いほうが角度もついていいんだけどね。」相馬は言った。
「あれだけのスピードとノビがあれば大丈夫だよ。偉そうなこと言うけど、これだとラビットズカップだって憧れじゃなく目標になると思うよ。」




