第二十六話 新しい転校生・・ 北海道から山口の登場・・
「始業式に移るから移動しよう。」
担任の先生は言った。
相馬の通っている学校の生徒数は全校で350名である。
列になり並んで歩き始める。
体育館に移動し、教務主任が司会となり始業式が始まった。
「では、みなさんに新しい仲間を紹介したいと思います。」
体育館全体がざわつく。
体育館の右手から生徒7人が出てきた。
「では1人ずつ自己紹介をしてもらいましょう。」
相馬が気になったのは4人目の人だった。
「北海道から来ました。山口康太です。北海道では硬式野球やってました。よろしくお願いします。」
「山口くんにはB組の仲間と生活していってもらおう。」
B組の生徒が一気にざわついた。
「来たー、転校生。」
「硬式野球って信と一緒じゃないのか。」
「ああそうだな。」
相馬は転校生が自分のクラスに入ってくると知りうれしくなった。しかも彼は同じ硬式野球をやっているなんて偶然である。彼はここ千葉でも野球をするだろう。もうチームは決まっているのだろうか。
「では、これで始業式を終わります。」
生徒たちは教室に戻っていった。
「硬式野球って相馬くんと同じよね。」
進藤が声を掛けてきた。
「そうそう。どれほどの人なんだろうな。」
「硬式野球やっているかくらいだからきっと上手いよ。」
「そうだよね。」
そして先生が入ってきた。その後ろから転校生が入ってくる。相馬とは違い、背の高い人だった。
「はい、先ほどお話があったようにB組に新しい仲間が入ってきました。さっきは言わなくてごめんね。ではもう1度自己紹介をしてもらおう。」




