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第二十二話
「気をつけ、礼。」
「お願いします。」
千葉ライアンの今年初めての練習が始まった。
準備運動、ダッシュ、キャッチボール、そして今日はマラソンが行われた。距離は5kmのマラソンである。
相馬と中村が先頭集団を引っ張っていった。
「ゴール。」
最初にゴールしたのは相馬だった。
息を切らす選手達。
「みんな、休み中も走り込んでいて安心した。この調子で10月まで頑張って優勝を手にしよう。」佐々木監督は言った。
「はい。」
「相馬速くなったな。いままでのベストタイムじゃないのか。」
「お前だってそうだろ。」
「まあな。」
2人のライバル心は互いを確実に成長させている、と佐々木監督も思っていた。
「よしでは休憩。」
20分間の休憩の後、それぞれ守備位置に分かれての練習が始まった。投手と捕手、内野、外野に分かれてである。
「ではピッチャーは投球練習。」
「はい。」
「今日は1人40球で軽くやってくれ。」
「はい。」
ピッチャーの投球練習が始まった。




