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第2章 48話 感極まり
打球はレフトを超えた。
打球は処理が早く、神楽坂はファ―ストで止まった。
「ランナーコーチがベンチに合図をする。」
「おっこれは。」
監督が言う。
「せーの、ボリュームワン!!!」
「神楽坂、今日は真面目だな。」
「ピッチャー、上三君に変わりまして、前田君。」
引き上げていく上三。
観客から拍手が沸いた。
「よく投げた、上三。」
千葉ライアン、小田が拍手をし始めた。
それに気づき、上三が千葉ライアンに礼をする。
グランドから歓声が満ちていった。
この試合、千葉ライアンが6対0で勝利を収めるが、翌日新聞に見出しが出て紹介されたのは千葉ライアンではなく、いやスタンドにいる人たちの感極まる伝説のピッチャーの復活劇だった・・。




