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第105話 準優勝の課題。
中村はその模様を見て、よかったと思った。
山口もその模様を見ていた。
・・・俺はもう少し大人になってから恋をしたいな。でも、信、俺は君に会えてよかったよ。
今日の決勝戦は高校の監督やその関係者も見に来ていた。選手達の進路先になるであろう野球で有名な高校の人達ばかりだ。まだ、彼らの夢路は終わらない。
「準優勝だけど、悔いはないよな。」結城は言った。
チームは新幹線で移動していた。
「そうだな。」結城の隣にいた岸田は答えた。
「東京でここまで進んだんだ。立派だったよ。」結城は言った。
「憧れのラビットズドームだったな。」岸田は言った。
「今度の目標は・・・・・もうわかってるよな。」
「ためらうなよ。・・・・甲子園だろ。」
「永治だってためらったじゃないか。」結城は言った。
「はは。」
その後、電車を乗り継ぎ、地元和歌山まで帰った。




