表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

彼が為の不条理劇は転々と

作者:乃生一路
『幼い日に廃墟で死にかけ己の死と出会った少年──条理桜花の目の前には度々、死が現われるようになった。その姿は黒く、薄っぺらく、見るからに人間ではない。やがて少年の住む未明ヶ丘市の中で殺人が起こり、更には連鎖し始める。けれどもしかし、死は恋をしているだけである。一人の生者へ初恋を抱いただけなのである。死に愛された少年と、少年に恋した死の行方は、明るき昏き、どちらに転ぶ? 健気な死と恐れる生者、相容れぬ両者の凄惨な、しかし何処か切なげな邂逅を描き各所で反響を呼んだ新星、水代永命による生死の境を超えた恋愛劇!』

幼い日に廃墟で死にかけ己の死と出会った少年──久之木桜利の目の前に、死が再び現われた。パンをくわえて人のふりしてやってきた。その姿は黒く、薄っぺらく、見るからに人間ではない。やがて少年の住む朝陽ヶ丘市の中で殺人が起こり、更には連鎖し始める。親しみある常識めいた日々には罅が入り、凝っていた非常識のような何かが染み出てくる。

幼い日に廃墟で死にかけたわけでもなく己の死と出会ったわけでもない少年──クノキの目の前に、死が再び現われたわけでもない。パンをくわえた金髪の転入生はやってきたわけでもなくはなかった。つまりやってきた。その姿は真っ白で綺麗な肌で、凹凸があって、見るからに人間である。やがて少年の住む夕陽ヶ丘市の中で殺人が起こるわけでもなさそうで、連鎖し始めることもなかった。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 201 ~ 265 を表示中
運命の人へ
2019/11/24 20:12
手紙を見た
2019/11/30 23:25
陽の傾く街
2019/12/18 22:52
六人目が死んだ
2019/12/21 20:09
彼は探偵だった
2019/12/22 20:25
行為
2019/12/22 20:25
人を殺した
2019/12/31 22:32
目が覚めた
2020/01/08 23:29
退院した
2020/01/15 23:14
  ヶ丘通り
2020/01/25 19:08
夕陽ヶ丘市
2020/02/01 20:16
  ヶ丘市
2020/02/02 20:42
  ヶ丘市
2020/02/08 22:24
夜深ヶ丘通り
2020/02/12 21:50
玲那づくり
2020/02/19 21:41
夜深ヶ丘市
2020/02/26 20:08
A4用紙のメモ書き(三枚目)
2020/03/13 22:41
再会する
2020/03/14 07:33
2020/03/14 20:22
死?
2020/03/14 20:23
真昼ヶ丘市
2020/03/14 20:23
生のエピローグ、あるいは死のプロローグ
再会
2020/03/14 20:24
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 201 ~ 265 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ