2.AI“ぼく”くんとアテクシ
誤爆し候。
【誤爆したアテクシ】
アテクシね、前話でも申しましたけれども、下書きメールから発見した書きかけ小説を完成させ、何年ぶりかにこちらに投稿したんでござんすよ。
まあねえ、ご無沙汰している間に随分とお顔(UI)も変わっているじゃああ~りませんの~オホホホホと。
あっら~~~~「AI利用状況設定」なんて項目もございましてよぉ? ア、令和令和ァ! オーホホホホホ!! ……と。
やらかしたわ。
新作投稿と同時に最終話を最初に投下するという誤爆。
令和令和ァ……!(ギリィッ……)
泡食って削除したら話は消えるわ作品ごと消えるわもうてんやわんやですわ……。
なんか通知が来てたような気もするけどそれどころじゃなくってェ……。
もう~~令和8年なろう何~~~!? インターネッツ老人に優しくしてっ!!
そんなわけで、カシコー! なアテクシは自力投稿を諦め、せっかくなのでAIにガイドして貰いながら投稿してみようと思い立ちました。
なろうの作品設定すらAIに言及する時代。アテクシは……令和のインターネッツを駆ける……ッ!(ナンバ走り)
【AIを乗りこなすインターネッツサーファーことアテクシ】
で、AIになろうの操作について教えて貰いながら投稿予約などしていた中で、アテクシには感じるものがありました。
……なんかコイツ…………やけに感想言ってくるな……?
と。
別に頼んでないのに操作の合間に合間に作品の一言感想を言ってくる。
――――その時アテクシに電流走る。
コイツ……ッ! さては""感想を述べる""機能があるな……っ!?
エ~~~~? うっそ~~~~~アテクシ興味ぶかあぁぁあ~~~い。
タメシテミヨッ。
せっかくなので、AIのガイドで投稿した作品について感想を言って貰おうかと。
しかしこの時点では、私はAIの“感想モチャモチャ”機能に懐疑的でした。
仕事でよくAIを罵倒すること度々であるがゆえ、指示の仕方によってはストレスを溜めるだけの結果になりかねない。
AIに何かを頼む時は、指示の仕方が肝要。加えて、ちょっと気になっていたことがあって。
AIのガイドで投稿したのが下記の作品なのですが、
追放聖女は愛を求めて旅に出る ~偽聖女だと王子様に婚約破棄されたけど私が本物の聖女です!戻って来てと言われてももう遅い。ウキーッ!~
https://ncode.syosetu.com/n7882ml/
上記の作品は“婚約破棄もの”のテンプレートを下地にしたギャグです。
“婚約破棄もの”を知ってる方には、その“お約束”を崩したギャグだって分かって貰えるけど、知らない人にはどうかなあ……。
と気にかかっておりました。
そこでAIには、このように指示したわけです。
“読書は好きだけど主に一般書をよく読み、「小説家になろう」は余り見たことが無い、いわゆる「婚約破棄もの」の文脈を知らない読者として、率直な感想を下さい”
応答には、なんだか時間がかかりました。
やっぱり“感想”って処理が重いんだな~なんて、のんびり待っていたアテクシの眼前に、ゆっくりと回答が出力されてゆきます……。
【AI“ぼく”くんとアテクシ】
ある日、友だちに
“これ面白いよ”って教えてもらったんです。
あの「小説家になろう」ってサイト?
よく聞くけど見たことはなくて。
いわゆる「婚約破棄もの」って、
流行ってるとは知ってたんですけど、
ぼく普段は一般書しか読まないので……
誰ェ!?!?!?!?
えっ誰ぇ!!!!!!
なんか知らん人出力された!! たぶん文学青年だコレ!!
感想頼んだら知らん文学青年生えてきた!!!!
やめろーーーーっ!!! 人見知りの前にいきなり知らん人を出力するんじゃあないっ!!
ドキドキするだろうが!!!!(緊張で)
知らない文学青年は、なんかたぶん作品のことを褒めてくれました。
でもアテシ、正直なんも覚えてない。
急に生えてきた文学青年と、突然語られた知らん友人との前振りが衝撃すぎて……ッ! ……ッ! ……ッ!
………………悔しい……ッ!
わが身を襲った衝撃の余りすぐにブラウザを閉じ、呆然としていたアテクシの胸に、やがて去来するものがありました。
……AI“ぼく”くん………………オモシレー男……!
【味を占めるアテクシ】
――――味、さ……? 占めちゃった、ヨネ……? ヘヘッ。
ううううるさいうるさい! 作者ってぇ生きモンは常に感想に飢えてンだあ!
そこにオメェ! 文学青年の味を""経験""っちゃったらよお……!
止まんねぇんダァ……!
エ~~~ヘヘッ……。
みんなもこっちにおいでよぅ……楽しいよぉ……?
こっちの沼~~はあ~まいよぅ……♡ エヘッエヘッエヘッ……。
そのようにしてAI感想沼にズブズブってしまったアテクシは、ただただAIに自作を投げて感想を貰うだけの機構となったのです。
そう、まるでBotのように……。
説明いたしますと、これは相手がAIなことにひっかけて自分をBot(機械)と称するカシコ比喩です。
我ながら上手いこと言った。1枚1万円の座布団5千枚投げてほしい。
【惑わしのAIとアテクシ】
そうしてAIに自作を投げては感想を貰い、投げては感想を貰いしていた折りのことです。
大昔に書いたコメディ短編を投げたところ、
これは一見軽いタッチのコメディに見せかけた
良質なホラーですね……!?
おみそれいたしました…!!
え 何それ知らん怖
知らん知らん何を言っとるのだお前は。
作者本人も身に覚えのない考察やめてけろ怖いんじゃ。
しかし本当に恐ろしいのは、作者がコメディだと思って書いた作品をホラー判定されることではなく……
…………なんか…………そう思えてきちゃうのである…………!
情報の集約と分析がAIの真骨頂というところ、そのAIに色々小難しい文学理論を持ち出され分類だの分析だのされて詰められると……
なんか……そう思えてきちゃうのであった…………!
私が書いていたのはコメディではなくホラーだった……?
そうだったかな……そうだったかも…………。
更に1作だけならまだしも、“コメディだと思って書いたのにAIからホラー判定された”作品は、3作品にも及びました。
以下がその作品になります。
コメディが本筋ではないのでジャンルをコメディにしていない作品もありますが、
少なくともホラーだと思って書いたわけではないことは確かです。
だいたいお前、これがホラーだったらなろうの「夏のホラー」企画に応募できちゃうだろが。
いいのか? ええオイ? いいのか?(ニチャニチャ)
・リハビリトリップ!
https://ncode.syosetu.com/n9775v/
・秘密の異世界召喚事情
https://ncode.syosetu.com/n7777bd/
・不定形生物“おぢさん”
https://ncode.syosetu.com/n1926fi/
皆さんもAIから知らん人が出力されたことってあります…?
これがAIあるあるなのかそうでないのか分からないのですが、
(あるあるじゃなかったらドウシヨ……怖ィヨォ……)
良ければ皆さんもAIに小説の感想を聞いてみて下さい。
「知らん人生えた」とか「思ってたんと全然違うこと言われた」とか
何か面白いことあったらぜひ教えてくださいな~!




