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―――028―――

本日3話目です。

読み飛ばしにご注意ください。

 まず1毒と2毒。

 グリーンドラゴンで使用した組み合わせだけど、強い。

 蝶とカマキリ、両方とも2毒だけよりもかなり早く倒すことができた。

 そして魔物の体内には毒が残らなかった。

 

『あれがグリーンドラゴンを倒した毒ね……見せてくれてありがとう』

 

 いえいえ。

 

 

 

 次に1毒と3毒。

 何も起こらなかった。

 注入した魔物の動きが良くなることも無い。

 こちらは魔物の体内に毒が残っていた。

 

 

 

 次に2毒と3毒。

 混ざらない。

 いや、毒が消滅した。

 どうやら相性が悪いようだ。

 

 

 

 最後に全て混ぜてみた。

 消滅した。

 やはり2毒と3毒を混ぜたからだろうか?

 まあ混ぜるのは1毒と他1種類。

 そう考えておこう。

 

 さて、次は同じ個体に2種類の毒を別々に注入してみよう。

 

 

 

 2種類の混ぜ毒以外、全てのパターンを確認した。

 

 1毒から2毒。

 倒すまでに掛かる時間が増えた。

 やはり、1毒は蝶、カマキリと相性が良いのだろうか?

 

 1毒から3毒。

 魔物の動きが良くなっただけだ。

 

 2毒から3毒。

 倒すのにかかる時間が2毒だけよりも早くなった。

 

 2毒から1毒。

 倒すまでに掛かる時間が増えた。

 

 3毒から1毒。

 魔物の動きが良くなっただけだ。

 

 3毒から2毒。

 2毒から3毒と比べて倒すまでに掛かる時間が早くなった。

 混ぜ毒以外では一番早く魔物を倒すことができた。

 

 この結果から1毒は魔物を強くする可能性が高い。

 2毒は普通の毒。

 3毒は魔物の毒耐性を弱くする可能性が高い。

 

 次は3種類注入しよう。

 

 

 

 3種類の混ぜ毒以外、すべてのパターンを確認した。

 やはり、1毒は魔物を強くするようだ。

 どのパターンでも1毒を注入してから魔物の動きが良くなる。

 そしてグリーンドラゴンも1毒を注入した後は動きが若干だが良くなっていた気がする。

 

 そして2毒は普通の毒でよさそうだ。

 

 最後に3毒だが、やはり魔物の毒耐性を弱くするように思える。

 

 さあ、混ぜ毒も確認しようか。

 昼までに終わるだろうか。

 

 

 

 混ぜ毒の確認も終わった。

 1、2毒は2毒を強めたものでよさそうだ。

 1、3毒は3毒を強めたものでよさそうだ。

 そして一番魔物を早く倒せるのは1、3毒を注入した後に1、2毒を注入するパターンのようだ。

 

 この結果から1毒は混ぜ合わせた毒を純粋に強化する可能性が高い。

 そうなると魔物に対しても純粋に強化しているか、相性の良い魔物だけを強化している可能性もある。

 やはり、もう少し多種類の魔物に試しておきたいな。

 だが、グリーンドラゴン出現地点から町までは今のところ蝶とカマキリしか出現しない。

 もう少し遠くに行けばいいかもしれないが召集待ちの現状、この位置が限界なのだ。

 そうなると南以外の方角へ行ってみようかな。

 そうすれば他の魔物が出現する可能性もある。

 うん、昼からはそちらに行ってみよう。

 

 さて、ここで一旦確認は終了だ。

 昼ご飯を食べに帰ろう。

 

「真白、確認を手伝ってもらってありがとう。昼ご飯を食べに帰ろうか」

 

「うん」

 

 

 

 昼ご飯美味しかったです。

 さて、北を確認してこよう。

 北に蝶とカマキリ以外がいなければ東、西の順番で移動しようかな。

 

「真白、ブラン。昼からは北に行こうと思う」

 

「分かった」

 

「分かったわ」

 

 

 

 北、東、西と確認したのだが、蝶とカマキリ以外は確認できなかった。

 うん、あとは自由に魔物を倒そうか。

 

「真白。残りの時間は戦闘練習を兼ねて普通に魔物を倒そうか」

 

「うん」

 

 さて、真白から少し離れて倒そうかな。

 真白の近くに魔物は残らないからね。

 

 

 

 真白から少し離れた位置でカマキリと戦闘をしている。

 既に毒を注入したので後は避けるだけだ。

 だが、余裕で避けられてしまうので練習にならない。

 なので真白の様子を確認しながら避けようと思う。

 いずれ、必要になるだろうから。

 

 最初は回避の合間に少しだけ真白の様子を見ながらだ。

 

 

 

 どうやら真白は弓も使い戦っているようだ。

 その命中率は見えた部分だけで5割程。

 あまり素早くない蝶が相手なので練習に丁度いいのかもしれない。

 

 

 

 カマキリ単体、蝶3体程度ならば真白の様子をかなり見ながらでも回避でき量になったので、次の段階へと移ろう。

 次は少しずつ視界の中心に真白を据え、カマキリを視界の中心から外していく。

 

 

 

 真白はカマキリか蝶が3体以上の場合は魔法を、蝶が2体以下の場合は弓を使用して戦っているようだ。

 現在の弓の命中率は8割。

 流石真白、飲み込みが早い。

 

 そして矢が減らないなと思っていたのだが、途中で補充しているのが確認できた。

 地面に種を撒き、魔法で急成長させ、魔法で矢に加工していた。

 出発時に矢筒が空だったのは現地で補充しつつ戦う練習だったのだろうか。

 弓がメイン武器であればそれは褒められたことではないが、真白のメインはあくまで魔法。

 できる時に練習はしておくべきだ。

 

 

 

 視界の中心に真白を捉えていても余裕で避けられるようになったので次の段階へ移ろう。

 次は2人ともを視界の中心から外し、その状態で真白の動き、魔物の動きを詳細に観察できるよう目指す。

 既にこの状態でも魔物の攻撃を回避するのは余裕だが、それは回避に限定した場合だ。

 動きの詳細を把握したり攻撃を高精度で命中させることは蝶相手ですら難しい。

 今日中にできるとは思っていないができるだけ早く身につけておきたい。

 召集による戦闘は集団戦なのだから。

 

 

 

 真白は既に弓しか使用していない。

 その命中率は10割、必中だ。

 カマキリ相手であろうと、蝶5体が相手であろうと。

 それどころか1本の矢で蝶を複数まとめて射抜く事もある。

 身体能力は魔法で強化しているだろうが弓と矢には魔力を感じられない。

 つまり、この短時間で弓の技量があそこまで成長したのだろう。

 今1対1で戦闘したらすぐに射抜かれそうだ。

 

 そして蝶は1体であればほぼ同じ個所へ命中し、1発で倒している。

 カマキリ相手には命中箇所が違い、1発の時もあれば3発以上かかる時もある。

 カマキリは素早いのでこれは仕方ないとは思うが、真白ならば明日にはカマキリも一発で安定させそうだ。

 

 

 

 そろそろ帰らなければ日が沈むまでに町に到着できない。

 今日はここまでにしておこう。

 帰還を伝える為に真白に近づき、人魔形態へと変化する。

 

「真白、そろそろ帰ろうか」

 

「うん」

 

 そして再度魔物形態へと変化する。

 ……どうにか魔物形態でも言葉を伝えられないものか。

 事前に決めておいてもいいが、それでは汎用性が無い。

 今回の様に人魔形態へ変化してもいいが、それはここの様に魔物が弱く安全な場所でだけ可能な事だ。

 魔物が強いか他の危険がある場所では人魔形態への変化が致命的な行動になる可能性もある。

 何か、考えておかないといけないな。

 

 幸い召集の時は指示を受けるだけなので魔物形態以外への変化が必要な状況は少ないとは思う。

 報告などがあれば空中で人魔形態に変化することで対応しよう。

 地上よりはまだマシなはずだ。

 

 

 

 途中で夜ご飯の買い物を行い、家へと帰ってきた。

 真白が準備をする間、僕は再度町へと向かおうと思う。

 今日の狩りで回収したカマキリや蝶が異次元倉庫を圧迫しているのでギルドに行き売ってこようと思う。

 毒を混ぜるのに使用した部屋は分割してあるので問題は無い。

 そして1、2毒で倒し、真白にも確認してもらっているので体内に毒は無い。

 ギルドでも確認するとは思うが、念の為だ。

 

 

 

 ギルドへ行き、カマキリなどを預けてきた。

 代金は明日もらう事になっている。

 さて、夜ご飯は何かな。

 

 

 

 夜ご飯は酢豚でした。

 美味しかった。

 

 

 

 風呂などを済ませて、今は自分の部屋。

 今日は寝る前に異次元倉庫の練習を行っておこうと思う。

 昨日は魔力の関係上しなかったが、今日は魔力が余っている。

 特に何を目指すとかは決めていないが、とりあえず今できる事には慣れていきたい。

 部屋の分割、元部屋の設定変更、ドアの設置、接続、切断、解放、作成。

 この中であれば分割、ドアの設置、接続、切断の精度と速度が向上すれば戦闘に役立つ可能性が高い。

 だが、平均的にいこうと思う。

 どれかを特化して上手くなっても、意味が無い気がするのだ。

 異次元倉庫自体に慣れる必要がある、そう思う。

 理由はハッキリしないのだが、使用した感覚とでも言うべきだろう。

 さあ、練習開始だ。

 

 

 

 おっと、ここまでにしておこう。

 これ以上行うと、明日の朝までに魔力が全回復できない可能性が有る。

 一昨日と昨日の回復量しか知らないが、この量であれば全回復できるはずだ。

 寝よう。

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