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11-1

聖女アプリコットが落ち込んでいる。

とりあえず俺の目の前で落ち込んでいる。

超がつくほど豪華なベットに体育座りをしている。


「どうしたの?」


「戻るタイミング逃して今更戻れねえってなってたハイミル教にこっそりテレポートで行ってきたのよ、聖女マルガリータと聖女イリスだけは歓迎してくれるかなとか、ちょっと思ってたら顔を見たらいきなり本気で切りかかってきたわ、慌てて逃げてきた」


「それはそれは」


「もう帰るところが無くなったわ」


「ここがあるじゃんここが」


「ああ、そうね。でも聖女止めないとか言っちゃってたから今更私のこと受け入れてくれるのなかなって」


「聖女の能力は3ヶ月離れてたからもう消えて、俺が全く同じ能力渡したし、もう聖女やめてうちの暗黒神官を名乗っちゃったらいいんじゃないかと思うんだけど」


「まあ同じ能力があるのはありがたいわ、元ハイミル教の聖女としてはあの本をここに持ってこられたことは憂慮すべきなんだろうけどそれじゃコウモリヤローだし、素直に天使アイリーンの功績を褒め称えるわ」


元聖女のデイジーの能力も3ヶ月で消滅してただの能力いっぱい詰め込めるだけの少女になってしまった、そこで同じ能力を与えている。


「決心がついたわ、私はハイミル教の聖女からネフロレピス教の暗黒神官に鞍替えするわ、闇堕ちね……闇上りかしら? これだと風邪でもひいていたみたいね」


「ああ、まあね」


そんな話をしながら2人でぼんやり過ごしていた、平和だ。


これまであくまで攫われてきた聖女アプリコットだったのが正式に暗黒神官アプリコットになった? 闇上りだ。


今更だけどなんで闇ばっかりなんだろうか。

闇属性って時点でなんか悪いやつっぽいし、光のほうがいいと思うがそれだとハイミル教とかぶるからか?

特に深い意味とか無くてハイミル教が光だから安直に闇しただけだったりして、まさかな。

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