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プロローグ

 わたしは、人には見えないものが視える。母さんにそのことを言えば笑って「そんなこと誰にも言っちゃダメよ」と言って変わり者扱いするし、父さんに至っては微笑して「お前は夢想家なんだな」と言って相手にしてくれない。母さんは本当に心配して、紐のついた黄緑色の小袋を「視えるモノから守ってくれるお守りだから手放しちゃダメよ」と言って首にかけてくれた。それ以来視えることを二人以外の誰にも言ったことがない。

 精霊はいろんな姿をしている。背の低いお爺ちゃんだったり、きれいな女の人だったり、わたしと同じくらいの女の子やトカゲのときもある。だけど、語りかけたり、触れ合ったりしたことはない。彼らは黙って漂っているだけだ。


 視界から離れない彼らを視ているうち、わたしは不思議に思った。あなたは何を感じているの?


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