初めての友達、初めてのラン
君は初めての友達は覚えてるだろうか。
幼稚園だろうか?それともいない?
僕は覚えている。いや、知っている。
僕の世界の子供たちは、生まれてすぐ、手首にAIベルトがまかれる。
AIは毎日の体温などを測り、話し相手になってくれた。
名前は『ユキ』親よりも話している。
「起きて、シュウスケ」
女性の声で目を覚ました。
起き上がるとそこは一面の草原だった。
天気は晴れ。南風だろうか。暖かい風が吹いた。
僕は起き上がり走り出す。
土を踏み、腕を振って、真っ直ぐ走り出した。
数十秒走って、鼓動が速くなり、倒れこむ。
「やっぱり走っちゃうよね」
透き通るような肌、長い耳、青い目、白銀の長髪。
服装は魔法使いのローブ。
美しいエルフが僕に声をかける。
「すごいよ、このゲーム、本当に走ってるみたいだ。ユキはどう」
ゲーム大好きの天才が作り出したゲーム。
『ラクエン』
僕はそのゲームを生まれてから一緒にいるAIとプレイしている。
「本当に体があるみたい」
ユキは手を握ったり、開いたりする。
僕は立ち上がり、右手を上にあげる。
「換装」
右手に剣が現れ掴む。
「べつに換装って言わなくていんだけどね。これからどうしよう?」
「ゲームのあらすじ聞く?」
「歩きながら聞く!」
僕は剣を地面に刺して手を離す。剣は導かれるように倒れた。
「さぁ行こう!」
剣が示した道を歩く。ユキが後ろからついてくる。
僕たちの冒険は始まったばかり。




