83.面白くしてください!
滅茶苦茶序盤に誤字脱字がありました……。
ご指摘ありがとうございます!
9月も後半に突入。
私的には9月は秋だけど、なぜかまだ暑い日が続いている。
秋好きなんだけど、今年の秋も短そうだなぁ。
あ、でも、たまに寒い日も来るんだよね。
熱かったり寒かったり、風邪を引きそうだよ。
でも私の場合心配は無用かもしれない。
だって最後に風邪をひいたのが、確か小2くらいの時だったからね。
馬鹿は風邪ひかない……なんてね!
☆
「ルカさん! 相談に乗ってください!!」
「へ!?」
ある日、友達のソラちゃんから相談を受けた。
珍しい。
いつもなら逆に私が色々訊くのに。
ちなみに今日は平日で、ソラちゃんは学校帰りに私の家に遊びに来ている。
とりあえず、コーラを差し入れた。
「相談……? 私で良ければ全然いいよ!」
ソラちゃんにはいつもお世話になっているからね。
私に解決できることだったら、力になりたい。
「あの……私を面白くしてください!」
え!?
「面白くって……?」
む、難しい。
私はお笑い芸人じゃないし、どうすればいいんだろう?
「私、面白くない人間なんです!」
目を見開いてソラちゃんが言った。
結構迫力がある。
「そ、そうかな? というか、私お笑いについては全然で……」
「あ、今言った面白いというのは、爆笑するって意味じゃないですよ!? 例えば、感動する映画を見た時も面白いって言いますし、アニメとかの熱いバトルシーンも面白いって言うじゃないですか! そんな感じです! 要するに他の人に感情を与える力です! 勿論それには爆笑も含まれますが、ルカさんに教わりたいのはそれではありません!」
なるほど!
難しく言ってるけど、つまりは単純に“これ面白い!”っていう感じの面白さってことかな?
でも、私面白いかな?
「私って、面白い……?」
「面白いですよ! だって、Utube始めたばかりで、あんなに大量にチャンネル登録者がいるじゃないですか!」
えっと……。
「それは、私がドラゴン魔法少女で有名になってから始めたからじゃないかな? 実際にネームバリューなしでVtuberやった時は、全然人来てくれなかったし」
「それは向き不向きだと思います! ルカさんはダンジョン探索で輝く存在なのです! その証拠に、配信をやれば多くのリスナーさんが来てくれますし、今もチャンネル登録者が増え続けています! 面白くなかったら、そうはなりません!」
けど、それを言ったらソラちゃんのチャンネルだって登録者は増え続けてるし、アーカイブも見たけど、リスナーの皆楽しそうにしてたけどなぁ。
それをソラちゃんに伝えると、ソラちゃんは首を横に振った。
「ですが、私の場合チャンネル登録者が1年やって11人だったんです! 今の私を皆が見てくれるのはルカさんの影響が大きいと言えます! 私はメインコンテンツを100%楽しむ為に必要な、サブコンテンツのような存在なんです!」
結構深刻……?
でも私はただ、自分で自分が面白いと思ってることをやってるだけだし、ドラゴンじゃなかったら実際有名にはならなかっただろうし、どうしたらいいんだろう?
「難しい……」
「無自覚って奴ですか!? じゃあちょっとお願いの仕方を変えます!」
い、一体何を……!?
☆
そして日曜日。
今日はクランホームにクランメンバー4人で集まっている。
現在の私達のクランホームは言い方は悪いけど、木造のかなりボロボロな家だ。
今日は、改装について話し合う為に皆で集まった。
なぜ今日なのかというと、丁度全員の予定が合う日が今日だったからだ。
「城か」
師匠がポツリとつぶやいた。
1時間の話し合いの結果、洋風のお城に決定しかけていた。
「私は研究室みたいな部屋が欲しいので、お城でしたら、そういったスペースも設けられそうでいいですね! 後、配信や動画撮影用の部屋とかもいいですね!」
と、いうのがソラちゃんの意見だ。
「私も城には憧れがある。や、やっぱり城は女の子の憧れだからな。私にか、彼氏とかできたら連れて来たり……って、流石に駄目だよな! 冗談だ、ハハハハ」
と、照れながらココロちゃんが言った。
ココロちゃんは、結構乙女チックなんだよね。
きっとココロちゃんは精神年齢が高いんだね。
私は彼氏欲しいと思ったことないしなぁ。
「ったく、やっぱ最近の若者はそういうところ進んでるんだな」
師匠がふっ、と少し嬉しそうに言った。
そういえば師匠何歳だっけ?
「だが、それでいい。大人になってから出会った人間同士の恋愛なんて、ほとんどの場合、仮面を被った恋愛しかできないからな。それじゃ架空の人間同士で恋愛しているのと変わらん。だから、今のうちに楽しんでおけ」
お、おお!
よくわからないけど、師匠かっこいい!
よくわからないけど!
ちなみに私もお城は大賛成!
お城って、なんかゲームのラスボスが住んでそうで、凄くいい!
「じゃあ、城で決定な」
師匠がそう言うと、私達は立ち上がる。
「改装屋へゴー!」
クランホームを改装をするんだったら、最近できた改装屋に頼むのが一番いいみたい。
私達はそこへと向かうのであった。




