76.vsリヴァイアサン
リヴァイアサンのお肉ってシェフの間で有名なのか……。
一体どんな食感や味なんだろう?
「どんな感じのお肉なの?」
「い、今はそんな場合じゃないだろ!?」
「教えてください! 多分倒せますから!」
私は手を合わせてシェフに訊いてみた。
「ふ、ふむ! 食感はキャベツに似ていて、味は牛肉に近い感じだな!」
「ありがとうございます!」
私は試合後に変身を解除してしまったので、スキル【魔法少女】で再び魔法少女形態に変身する。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
「ヴァイッ!?」
私は飛翔し、思い切りリヴァイアサンをぶん殴った!
リヴァイアサンは10mくらいと巨大だ。
今の私は2mくらい。
体格差はかなりある。
けど、リヴァイアサンはよろめき、フラフラとしている。
効いてるってことだね!
『他の皆は下がっていてください!』
皆が下がる。
師匠もだ。
多分、信じてくれてるってことだね!
「私もやるぜ! 手伝いってか、戦いたいからな!」
ココロちゃんはやる気みたいだ!
「多分海から出てきたから、電気っぽい攻撃が苦手なハズだ! 【エレキスラッシュ】!」
ココロちゃんが刀を振るうと、電気バチバチな衝撃波が、リヴァイアサン目掛けて飛んで行く。
「ヴァイッ!」
「なにぃ!?」
けど、効かなかったみたいだ。
「だったら……! オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
「ヴァイトォ!?」
ココロちゃんは大きくジャンプし、リヴァイアサンの顔面に斬撃を9連続で叩き込んだ!
リヴァイアサンの皮膚が硬かったのか、ココロちゃんの刀の切れ味が悪かったのか、傷1つ付かなかった。
でも、リヴァイアサンはさっきよりもフラフラしている。
いくら斬れなくても、刀は重いし、金属バットで顔面をぶん殴られ続けた感じなのかもね。
『【スター☆カッター】!』
私は魔法を使用し、両手に星形の手裏剣を出現させる。
そして、それを投げる!
「ヴァイッ!?」
手裏剣は刺さる。
けど、それだけじゃない。
実はさっきの魔法には【マジカル☆ファイア】の炎も混ぜていた。
その証拠に、手裏剣に黒い炎がまとわりついている。
そして、刺さったその内側からダメージを与えていく。
その後、爆発し始めているリヴァイアサンを上空へ投げ、【マジカル☆ファイア】を出力高めで発射。
黒い巨大な火球がリヴァイアサンへヒットすると、更に上空へと吹き飛び、散った。
ドロップアイテムが空から落ちてくる。
リヴァイアサンのお肉だ!
☆
「いやぁ! ありがとう! これでライバルシェフ達に差が付けられる!」
私達とシェフで、リヴァイアサンのお肉を分け合った。
味見で火を通して食べてみたけど、確かにザクザク食感でキャベツみたいだった。
多分珍味的なものなんだろうね。
そこまで沢山は食べようとは思わなかった。
私の舌もまだまだってことだね。
☆
「いやぁ! いっぱい思い出作れて良かったね!」
もう1泊すると、次の日の朝、チェックアウトをした後旅館を出発する。
本当に色々思い出を作れた!
「来年の夏もまた来たいね!」
「そんな金があるといいな……って、収益化が通れば楽勝か」
私達はダンジョン好きの人達から、結構人気だからね。
けど、ダンジョン探索者がUtubeで動画を投稿したり配信をする場合、収益化のルールは厳しい。
そのせいで来年にはなっちゃうけど……結構お金入るみたいだし、そしたら色んな所行けちゃうね!
そう考えると、来年の夏も楽しみだ!




