75.ビーチサッカー
ビーチサッカーを行うことになった。
1チーム5人。
私のチームは、私、ココロちゃん、ソラちゃん、師匠、そしてさっきタレとかをくれたシェフだ。
シェフは40代くらいのおじさんで、長いコックの帽子をかぶっている。
ちなみにゴールキーパーを誰かがやらないといけないんだけど、シェフがキーパーを担当してくれることになった。
「てりゃあああああああああああああああ!」
試合が開始すると、向こうの熱血少年Aが叫びながらドリブルでこっちのゴールに向かって走る。
対し、ココロちゃんがスライディングで奪う。
「っしゃああああああああ!」
「ぐあっ!」
熱血少年Aはそのままボールを奪われた。
流石ココロちゃんだね!
「だったら奪い返すまでだ! っらぁ!!」
「くっ!」
熱血少年Bの足から衝撃波が!?
いやこれは技の1つ、【スラッシュ】だ!
ココロちゃんも使ってたから分かる!
ココロちゃんはそのままふっ飛んで、すぐに熱血少年Bがボールを奪った。
そう、今回のビーチサッカーにおける特殊ルール。
それは【技】、【魔法】、【スキル】といったものの使用が認められているということだ。
3試合合わせて1人につき、合計2回まで使える。
ちなみにこのビーチサッカー専用のフィールドは、ダメージや痛みはないから安心だ。
「っらぁ!!」
熱血少年Bがシュートを決める。
「しまった!?」
あまりにも早いシュートに、シェフは反応できずに先制点を決められてしまった。
☆
そして、3試合目。
点数の方はこうなっていた。
私のいるチームが8点。
向こうのチームが8点。
つまり、同点だ。
私がスポーツ苦手だから、ボールを奪われて点を取られまくってしまった……。
けど私には、まだ2回のチャンスが残されている!
「マジカルチェンジ!」
私はスキル【魔法少女】を発動!
「くっ!」
変身した衝撃で、ボールを持った熱血少年Cとその周囲にいた、熱血少年Dが吹き飛ぶ!
「来い!!」
キーパーのクール少年がゴール前で構える。
『グオオオオオオオ!!』
必殺! マジカル☆ファイア!!
私は黒い火球をボールに向けて口から放つと、ボールは黒炎に包まれ、ゴールまで飛んで行く。
「たあああああああああああああああああ!! アクアガード!!」
アクアガード!?
「こいつは炎攻撃の威力を半減する!」
そうなの!?
「わざわざ説明ありがとな!」
と、ここでココロちゃんがボールへ向かって走っていく!
ココロちゃんの足が電気でバチバチし始める。
「【エレキスラッシュ】!!」
新技!?
そしてそのままボールを思い切り蹴る!
「【魔法】を使ったシュートに、更に【技】を加えただと!? だが、止めてみせる!!」
キーパーのクール少年がそれを正面から受け止める。
「むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
けど、その体ごとゴールネットに突き刺さった。
「っしゃあああああああ!!」
ココロちゃんは飛び跳ねて喜んだ。
そしてここで試合終了。
ビーチサッカーの試合に私達は勝利した!
「やったね!」
と、私も嬉しくてつい叫んだ。
「って!」
そしてその時海の中から、大きな蛇みたいな龍みたいな……そんな感じのモンスターが出現した。
「あのモンスターは!?」
私はついそう言った。
すると、シェフはそのモンスターを指さしながら言った。
「ちょ、超高級肉をドロップすることでダンジョンシェフ界では超有名な、リヴァイアサン……!」
リヴァイアサン!?
私もなんかのアニメかゲームで聞いたことがあるかも!
〇技名訂正
サンダースラッシュ→エレキスラッシュ




