56.本選開始!
しばらく経つと、最後の1組が決まったアナウンスが流れた。
その後、しばらくの間休憩時間となり、トーナメント表が全員に向けて、大型ディスプレイ上に公開された。
~トーナメント表~
・青メッシュ
・ショコラ
・イヌムスメ
・イカムスコ
・たこ焼き
・スプラドォーン
・ブラックノヴァ
・スッポンっす
・こんにゃく侍
・アバレンナー
・男爵コロッケ
・人参ハンバーグ
・ミラクル
・ギンタマン
・デス抹茶
・ベルトコンベア
※
青メッシュ=御剣 心
ミラクル=吉村 宇宙
ブラックノヴァ=山本 鏡
と、こんな感じだよ!
それにしても、ダンジョン内にこんなディスプレイがあるとはね!
これも、なんかのスキルで作ったのかな?
「師匠とは準決勝で当たることになるのか、ソラとは決勝だな!」
「え?」
ココロちゃんの言葉に、ソラちゃんがキョトンとする。
どうしたんだろう?
ココロちゃんの言う通り、当たるなら決勝なんだけど。
「私が決勝まで行けるとでも!? デス抹茶さんがいるんですよ!?」
たっ、確かに!
ソラちゃんの2回戦の相手がデス抹茶さんだ!
デス抹茶さんは今までの全てのテイマーズグランプリで、優勝をしている程の実力の持ち主だ。
厳しい戦いになりそうだね……でも!
「ソラちゃん! 上手く言えないけど、決勝で会おう!」
私はソラちゃんにそう言った。
「うぅ……約束したいですけど……いや、ここはかっこよく返しましょう! そっちこそ、私達に当たるまで負けないでくださいよ!」
ソラちゃんはそう言うと、白衣のポケットに手を入れ、去っていった。
「私達も負けてらんねぇな! なんてったって、準決勝には師匠がいるんだからな! まずはそこを突破しないと駄目だ」
確かにそうだ!
一体どんなモンスターを連れているのか分からないけど、油断できないのは確かだね。
「けど、1回戦の相手も油断できないね! ここまで残ったんだから、強いハズだよ!」
「だな! それにしても、ショコラさんか……黒髪ロングのちょっとロリっぽい美人系女子中学生のイメージだな!」
「結構詳細なイメージだ!」
と、私が話していると。
「ヘッヘッヘ! 貴様らが1回戦の我の相手か!」
「!?」
1回戦ってことは、ショコラさんかな?
体重200kgくらいの、40歳くらいのリーゼントヘアの男の人がやって来た!
「おっとすまないレディ達、我の名前はショコラ! コマ職人を目指す者だ!」
「コマ職人!?」
「ああ。とは言っても、それはリアルの話だけどね。ただ、今回のバトルにそれが活かされることになるかもね。楽しみにしていな……フーッハッハッハー!」
ショコラさんは去っていくけど、途中で後ろを振り返って、私に言う。
「1つ訊いていいか? 最初……我のこと太っているとか考えていたな?」
「え?」
た、確かに200kgくらいありそうって考えてた!
「その通り! 我の体重は230kgある!」
「嘘! 200kgだと思っていた!」
「ほう、中々お世辞を言うのが上手いレディだね! 中々侮れない相手だな」
不敵な笑みを浮かべると、今度こそ去っていった。
☆
休憩時間が終わると、私達は本選会場へと移動した。
本選会場は、東京のドームを更に大きくしたような感じで、観客席にも人がいる。
負けた人も観戦できるようになっているみたいで、予選のダンジョン内で見かけた人達も何人かいた。
『ではルール説明! ルールは単純! 先に相手のテイムモンスターのHPゲージを0にした方が勝ちです!』
対戦用のダンジョンということもあり、普段はないHPゲージが頭上に現れている。
更には同じく対戦用のダンジョンということもあり、全プレイヤー痛覚がなくなるようだ。
デパートのダンジョンのスタジアムみたいな感じだね。
こんな感じで、例え負けてもペナルティはないけれど、負けたくはない。
『さぁ! 行くよ!』
私は既に変身し、フィールドに立っている。
「人間がモンスター枠で出場か……我は驚かんぞ? 既に貴様らのデータは頭の中に入っているからな! それに、我のモンスターも負けないくらいに珍しいからな」
ショコラさんは、カードからモンスターを召喚した。
そして、それを手に持った!?
っていうか、あれはモンスターなの!?
どう考えても、メカメカしいベイゴマなんだけど!?
「頼んだぞ、ドラーメン!」
ドラーメンって言うのか!
確かに見た目もラーメンっぽい!
ショコラさんはドラーメンを……自身のリーゼントに埋め込んだ!?
「では、始めてくれ」
「了解しました! カウントスタートです!」
巨大ディスプレイでの、カウントがスタートした。
「ノワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ショコラさんは、叫びながら、凄まじい勢いで体を高速回転させる。
「きゃっ!?」
「なんだあいつ!?」
「あれは竜巻!?」
あまりの回転で、観客席にまで風が届いたみたいで、お客さんが叫んだ。
「いっけえええええええええええええ! ドラーメン!!」
そしてカウントが1くらいで、リーゼントから回転がかかった、ドラーメンが発射された。
運営の人が「試合開始です!」と言うと、ドラーメンが攻撃を仕掛けてきた。
その体 (?)を使った、体当たり攻撃だ!
いよいよ本選開始です!
どうなる!?
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