33.頼もしい仲間達
私達は伝説のチョココロネがあるとされるダンジョン、通称チョココロネダンジョンへとやって来た。
そこのダンジョンに入ると、チョココロネのいい匂いが充満していた。
私はチョコが好きだから、このダンジョンに住みたいくらいだ。
「美味しそうな匂いです!」
「だな!」
ソラちゃんとココロちゃんも、鼻をクンクンさせ、その匂いを堪能していた。
「お前ら、降りるぞ」
「いやぁ、高いっすねぇ……」
ココロちゃんが下を見て、少し怖がっていた。
それもそうだよね、確かネットの情報だと、5000mだっけ?
他の人達は様々な飛行手段を使って、次々と下へと降りて行く。
「そのムササビマント、寄こせ!」
「やらないに決まってんだろ!」
「あら? あらあら? あらら~?」
うわっ!
あのおじさん、下に降りる為のアイテムを奪おうとして、足を滑らせて落ちてったよ……。
「ルカ、気を付けろ、足を滑らせたら終わりだからな」
「う、うん」
ココロちゃんの言う通りだ。
こんな所から落ちたらいくらダンジョン用に強化されている体でも、ただじゃ済まないよね……。
「じゃあ作戦通りだ!」
「いくよみんな!! マジカルチェンジ!!」
私はスキル【魔法少女】で変身した。
安定して乗せる為に、フル出力で変身した、つまり10mの姿への変身だ。
私は3人が背中に乗ったのを確認すると、飛び立つ!!
このまま最後まで慎重に降りて行こう。
ドシンと行くのは危ないからね。
「ロゲエイッ!」
うわっ! 大きいハチのモンスターがこっちに向かって来てる!
向こうも私と同じくらい大きいんじゃないの!?
多分、マジカル☆ファイアを使えば倒せるけど、皆が背中に乗っている状態じゃ、危なすぎる!
「ロゲエエエエエエエエエエエイッ!!」
まずい!!
「私に任せろ!」
『師匠!?』
師匠が大きくジャンプをすると、体を回転させながら、叫んだ。
「究極必殺技!! スーパークイーントルネード斬り!!」
師匠は体全体を回転させながら、敵の体中を切り刻んでいった。
流石、【切れ味アップ】のスキルを持つだけあって、敵の体が傷だらけになった。
「私も行くぜ! 【スラッシュ】!!」
おお! この前覚えた技をココロちゃんが使った!
衝撃波が敵の顔へと飛んでいく!
「ロロロロロロ……ロゲエエエエエエエエイッ!!」
敵の体全体が真っ赤になってきた!!
これは……自爆する気だ!!
『師匠! 戻って!』
「ああ」
師匠は私の背中に戻る。
それにしても、自爆を使ってくるなんて……。
「ロゲエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!」
自分の体を爆発させ、敵は散った。
けど、その爆風は思ったよりも凄かった。
「きゃあああああああああああああああああああああああああ!!」
『ソラちゃん!?』
爆風によって、ソラちゃんが私の背中から、落ちちゃった!
今すぐ行くよ! 絶対に死なせない!
と、その時、落ちながらソラちゃんが叫んだ。
「迷惑はかけません! ライム召喚!」
ソラちゃんはカードを取り出して、この前テイムしたメカキメラのライムを呼び出す。
背中に乗れるサイズに大きさを合わせると、ソラちゃんはそこに乗って、落下せずに済んだ。
「ふぅ、危機一髪でした……」
『良かったぁ』
全員無事だったってことで、私達は順調に下まで降りた。
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