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32.ゴールデンウィークは神奈川に行こう!

 ゴールデンウィーク後半が今日からスタート。

 ゴールデンウィーク前半は家でアニメ見たりしていた私だけど、後半はなんと、ちょっとした旅行に行くことにしたよ。


 どこに行くかというと、神奈川県にできた、新しいダンジョン!

 ちなみにお泊りもする予定だから、荷物もそれなりに持っていく。


「じゃあ、ウチの子をよろしくお願いします」

「はい。こちらこそ、責任を持ってルカちゃんをお守りいたします」


 と、私の家の玄関で頭を下げているのは師匠こと鏡さんだよ。

 今回の旅行はココロちゃん、ソラちゃん、師匠と一緒に行くからね。


 玄関の前には、ココロちゃんとソラちゃんが待機している。

 今から駅に向かって、そこから神奈川まで行くよ。


 私と師匠は玄関を出ると、2人と一緒に駅へと向かった。


「行くぞ、ガキども!!」

「かっけぇっす!」

「ガキどもー! って、師匠かっこつけ過ぎー!」


 さっきまで頭を下げていたからね。

 緊張がほぐれたのか、そんな姿を私に見られて照れているのか。


 どっちにしても、普段はガキどもなんて言わないのに、よっぽどテンション上がっているんだね。



「はい、到着!」


 色々あったけど、無事到着したよ!

 途中で食べたコロッケそばが、いい感じだったよ。


 ちなみに、ダンジョンに到着した訳じゃないよ。

 到着したのは旅館だ。


「ここが私達の部屋っすね」


 ザ・和室って感じの部屋だ。

 そして、私達は今から温泉に入りに行くよ!


 今日はここで一晩お泊りして、明日ダンジョンに向かう予定だ。


 私達は4人で温泉へと向かった。



 温泉を堪能した後、私達は部屋に戻ってきた。


「いい湯だったね!」

「そうですね!」


 露天風呂もあって最高だったよ!


 夕食まで後少し時間があるから、ここで明日の作戦会議をするよ。

 明日行くダンジョンは、まだ誰も制覇したことのないダンジョンだから、こういうのは大事なのかもしれない。


「と言う訳で、お前が頼りだ」

「OK!」


 どうやら、今度のダンジョンは入った途端、かなりのガケがあるらしい。

 そこを飛び降りるのは無理だから、私の背中に乗って下まで降りることになったよ。


 ダンジョンの階層は全部で3層になっていて、3層目の下層がゴール……と言われてはいるんだけど、実はまだ下層に行った人がいないんだって。

 ってことは、4層目もあるかもしれないってことなんだけど、大体のダンジョンは3層だから、このダンジョンも3層なんじゃない? って噂されているみたい。


 是非クリアして、初のダンジョン制覇者になりたいね。

 そして、私達の目的はそれだけじゃないんだよ。


「伝説のチョココロネをなんとしてでも確保する」


 師匠の言う通り、私達はチョココロネを獲得することも目標になっている。

 それがあれば、チャンネル登録者も増えるし、なによりかなり美味しいらしいんだって!


 なんでも、そういうのが分かるスキルを持っている人がネットにいるみたいで、そこのダンジョンに落ちているチョココロネはSSSSランクなんだって!

 ここまで皆がダンジョン探索をしていても見つからないってことは、もしかして1個しかないのかもしれない。


 だとしたら、私達が明日見つけて、動画でレビューしながら食べたいね。


「ということで、ソラちゃん、チョココロネを手に入れたら解析よろしくね!」

「了解です!」


 手に入れたSSSSランクのチョココロネ、えーと、伝説のチョココロネって呼ばれているみたいだから、私もそう呼ぶね。

 それを錬金釜で解析して、複製……そしてそれを売ることでゴールドも稼ごうっていう作戦だよ。


 私達、ゴールドをあまり持っていない。

 だけど、伝説のチョココロネを量産できれば、ダンジョン内限定だけど、お金持ちになれるかもしれないね。



 作戦会議が終わった後、私達は運ばれてきた夕食を食べた。

 夕食を食べた後は、各自アニメを見たりゲームをしたりして過ごした。


「ルカ、なに見てるんだ?」

「これだよ! ちょっと昔のアニメだけど!」

「どれ、私も一緒に見るかな」


 そんな感じで、私と師匠は同じアニメを見たりした。

 師匠も私達と趣味が合いそうで良かった。


「消すぞー!」


 ココロちゃんが皆に確認を取って、部屋の電気を消した。

 皆、布団を被って天井を向いている。


「それにしても、今のネットっていうのは前とは随分変わっちまったんだな」

「急にどうしたんすか?」


 師匠がどこか寂しそうにポツリと呟いた。


「昔のネットって言うのは、私のような陰キャにとっての秘密基地的存在だったんだが、今ではすっかりそんな雰囲気は無くなっている。なんだかこう、子供の頃に遊んでいた秘密基地に行ってみたら、ビルが建ってたって感じだな。最近、今のネットを勉強していたらそんな気持ちになった」


「そうなんすか? 私らよく分からないっす」


「ふっ、お前達はまだまだ若いからな。もう私みたいな年寄りにはネットは難しいのさ。昔は受けてたノリで思わず掲示板に1言書き込んだら、そういうノリは寒いと叩かれてしまった。だからまぁ、ダンジョン配信や動画以外では出しゃばらないようにする。お前達の足手まといにならないようにな」


 そうかな?

 私なんかまだ若いけど、ネットについては、まだまだハテナって感じだよ。


「大丈夫、私もよく分からないから!」

「そうっすよ! 師匠は……何歳かは分からないっすけど、まだまだ大丈夫っすよ! それに、私達がいるっすからね!」

「そうそう! それに、天才ハッカーのソラちゃんもいるしね!」


 そう言って、ソラちゃんの方を見ると、眠っちゃってた。


「疲れたんだな、まぁ、旅行っていうのは楽しいけど疲れるっすよね」

「私達も寝ようっと!」


 明日は朝食を食べたら、すぐにここを出るからね。

 私も寝ないと……でも、楽しみで眠れない!

次回、ダンジョン突入です。



お話が気になった方はブックマークをしていただけますと、幸いです。


また、読んでいく中でこの作品を気に入っていただけましたら、お好きなタイミングでよろしいので、星0から星5のいずれかで評価していただけますと嬉しいです。

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