23.新クラン爆誕
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「1つ訊いていいかな?」
皆が頷いたりしてくれたから、私は話す。
「技の書ってなにかな? “融合”っていう技? を覚えられるみたいなんだけど、これ説明見た感じテイマー向けみたいだし、売った方がいいのかなって?」
「技の書でおまけに融合って! それ滅茶苦茶レアだぞ!」
師匠が大きな声で言った。
そんなに凄いの?
「技の書って言うのはな、使うと技を覚えられるアイテムだ。とは言っても、スキル【魔法少女】を持つ人は技の書を使えないからな、残念だけど売るか他の人にあげるかだな」
そうなんだ……。
まぁ、【魔法少女】には魔法があるから攻撃手段には困らないからね。
悩んだけど、決めた!
「ソラちゃん、これあげるよ!」
「え!? う、受け取れないですよ! こんな激レアアイテム!!」
「いいのいいの!」
ソラちゃんはテイマーになりたかったって言ってたしね。
けど、モンスターには嫌われる体質みたいで、それ言うと傷付けちゃうかもしれないからそれを言わずに渡した。
もしかしたら、今後ソラちゃんと相性のいいモンスターが現れるかもしれないからね!
「わ、分かりました。ありがとうございます」
「うんうん! どうせ売ってもお金じゃなくて、ゴールドにしかならないからね。誰かに使って貰った方がいいかなって! 他の2人は……ごめんね?」
気にするな、的なことを言ってくれた。
「特に私は刀と装備貰っちゃったからな」
「私は今現在奢って貰ってるからな。というか、それはお前のものだろ? 使い道は自分で決めればいい」
と、優しい言葉をかけて貰えたのでした。
☆
「そういえば皆さん、クランにはどのような名前で登録するんですか?」
そうだった。
確か、クランメンバーとして登録する名前は自由でいいんだった。
ここは無難に……。
「私はチャンネルに使っている名前にする!」
「じゃあ、私もそうしますかね」
「私もそうっすっかな」
ココロちゃんとソラちゃんもチャンネルでのハンドルネーム、青メッシュとミラクルで登録するみたい。
私と同じだ。
師匠はどうするんだろう?
「私は昔のチャンネルは削除してる。そうだな……」
師匠は数秒考えると、口を開く。
「ヴァイト剣士だ」
おお! 上手く言い表せないけど、なんか懐かしい響きだね!
「ヴァ、ヴァイト剣士って……ま、まさか!!」
「ソラちゃん……なにか知ってるの!?」
師匠、やっぱり有名人だったんだ!
「鏡さん……もしかして、昔、魔物ハンターズってゲームやってませんでしたか!?」
「やってたが、最近はそのシリーズのゲームはプレイしてないな。最後にプレイしたのは魔物ハンターズXだ」
「やはりそうでしたか……!」
ソラちゃんの顔から汗が……一体そのゲームでどんな偉業を成し遂げたんだろう?
「そのゲームで師匠は有名なの?」
「私は当時まだ小さかったので、後々掲示板の知識で仕入れただけ何ですけど、ハッキリ言ってかなり有名でした。魔物ハンターズシリーズを遊んでいる人でしたら、誰もが知っているくらい有名です!」
ゲームでも師匠は凄かったんだ!
「昔はこのゲームのチャット機能で人類最強の黒剣士を自称していてな。よく知らない人と狩りを楽しんだもんだ。懐かしいな」
「そうなんだ! その思い出の名前を使うってことだね! だったらそれで決定!」
「ちょっと待ってください!」とソラちゃんが言った。
「あまりにも有名なので危険です!」
「有名ならいいじゃん!」
「いやその……ヴァイト剣士さんって、あんまりゲームその……上手くなかったと言いますか……」
「でも有名になったんでしょ? 下手だったら有名にならなくないかな?」
とか私が言っていたら、師匠は「それもそうだな」と言って、別な名前をあげてきた。
師匠そんな有名になる程、ゲーム下手だったの?
というか、下手なだけでそんな有名になるものなのかな?
「私の新しい名は、ブラックノヴァだ。黒き新星という意味だ。また1からという意味合いも含めてな」
「なるほど! かっこいいね!」
凄い! いいセンスだよ!
「師匠かっけぇ!」
ココロちゃんも絶賛だ!
☆
「では、こちらのクラン名と名前で登録しますね」
クラン名・究極なる神々
クランマスター・ブラックノヴァ
メンバー・破壊龍ちゃん、青メッシュ、ミラクル
よーし! これで365日経てば投げ銭解禁&収益化だ!
その為にも、今から頑張っちゃうぞー!




