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神約聖書  作者: 裸形炉
111/115

百十一ページ

マンションのエレベーターにちょこんと乗り込む寅卯の後ろから乗らずに止まる鶴海そして「何か引っかかるんですよね寅卯さん」そんな鶴海の声に振り返らず応える「神様って信じますか?鶴海さんは?」その問いに止まっていた足が動きエレベーターに乗り込み一階へのボタンを押しながらも寅卯の方は見ずに話を繋げる「そりゃウチは実家が深く関わってるんで、でも一般的に“神様“って言われても反応的に“何?“ってのが先に来ると思いますよ(降りていくエレベーターの重力を感じながら)どっちかっていうと仏様とかの宗教を思い浮かびますからね。元来の神様ってのはちょっと違うんですよ。なもんで私はバリバリ信じます!」そうですねと少し走り幅跳びのようにエレベーターを降りバイクへ向かう二人。そんな去りゆくバイクをマンションの屋上に座り眺めるおじいちゃんと孫来訪者二人のバイクを感じながら「これも違和感程度で済ませる気かな?やはり俺が追うべきかな」考え込むおじいさんにスッと立ち上がる孫「過保護大概にしなさいってムジュくんは数くんと一緒あんたが二足歩行じゃなく四足歩行に見えたなら考えたけどちゃんとおじいさんだから心配ない。うちのママでも十分よステイナイトしなさい」とたわいもない祖父と孫の会話は続く………次の日ある会社の一室で「なんで主任が休日出勤なんですか」と部下一同を代表して主任の補佐猫動画漁りウーマンが進言する「今度の多企業による合同案件なんだよ。ウチはそこの中じゃ一番の筆頭企業なの。他の企業の意見は大事だが、手綱は引いておくに限る(ゴルフバッグを自身の机に垂れかけドライバーを磨きながら)僕はゴルフもとい親睦を深め外堀を埋めていく(アイアン、パター、ゴルフボールなどチェックしながら)主任である君はプロジェクトの原案と調整を行い外と内から」以下略、仕事場へ戻った後「ふざけんなっての100オーバーマックスな音痴なくせに何が親睦だっーの介護ゴルフが親睦になるわけないっしょ」どーどーとみんなで宥める。主任が「会社勤めならアリって、みんなそんな顔しないの(とても字面にしにくい顔をさらす部下達)とにかく頑張ってんのはあたしらだけじゃない目先の利益ってのも大事だけど、このプロジェクトが成功すればもしかすると未来の一幕を大きく塗り替える事が可能かもでしょ。そしたらさ数いえ自分の子供や孫家族や親族、知ってる人、そんな小さな枠組みに捉えられず色んな人がもう少し楽に生きてける世界ってのが出来る」まぁ蜘蛛の糸程度の話ですがと加える少し膨れ気味な部下に「でもゼロじゃないじゃん!私はそっちの方がメンタル上がるっしょ」しょうがないと部下一同が「ほらこき使うんでしょ、せめてこき使われるかどうかはてめぇらの裁量で決めてやるわよ」「やっぱ上がつまんねぇとダメだな、ウチらの主がクソな銭ゲバじゃなくてよかった」「そりゃな結局カネカネいう奴はつまんねぇからなレーシックにしなきゃ」「お目々が玉子だったらほれてまうやろ」と和気あいあい「あーすっきりってお花摘みしてたら何?何?除け者はひどいっすよ!」ふん裏切り者めと笑いながらトイレタイムに今までの事情を話していく………「そうなんですか」仕事帰り保育園へお向かいに行くとムジュママとばったり一緒に帰宅中「そんなわけでお遊戯会は出れなくて大丈夫ムジュママの練習には付き合うから、アタシの心も一緒に持っていてくれ!な感じで」そんな彼女によしと気合いを入れ「数くんの勇士をしっかりスマホで動画に修めますから、しっかりお仕事頑張って下さいね!」笑顔で帰宅するママ友達そこへ「こんにちは、今お帰りですか?」と大型バイクの前にメイデンなお人形さんが待っていた「あっ刑事さん?寅卯さんと鶴海さん」ムジュママが応えると「あらやだ、私達の名前覚えて貰っていやうちの寅卯さんが少しお話聞かせてもらえないかってスミマセンすぐ終わるのでここでいいですかね?」鶴海さんが丁寧に対応する「それでお話とは?」不安になるママ達「緊張せずにさてとでは”かーみかみ”とは何か?気になりません」息を呑むムジュママ表情に出さないようそんな彼女を覗き込むように一瞥した後「固い固いですね(ムジュママへの視線を数ママへと向け)数くんママはどう思いますか?」気取られているお姉ちゃんの力を見破………違ううん分かってるそうだよね。心の中で深呼吸、寅卯と鶴海の間の空間を凝視すると心が落ち着く。いきなり会話を切り鶴海さんを見つめる寅卯、厳密にはムジュママが先ほど凝視していた視線の先を予測して見つめるそんな寅卯の行動に「何すか?髪の毛?ジャケット綻び?えっ?そういう関係じゃないっす?いやいや怖い怖い怖い?横?横の空間?寅卯さん目を細めないで!何も居ないって!必死に見ないでって!」と鶴海さん少し涙目になる。数ママが思い出したように「かーみかみ、あぁそういえば数がムジュくんをそう呼んでるわね、なんでかって聞いても本人分かってないみたいで、その場の感覚的呼び方じゃないですか?」呼び方ですかと寅卯さん納得しないっすよねと鶴海が溜息(;-_-)=3「では、皆さんは”神”についてどう思いますか?どう考えていますか?」在り方を聞いてくる寅卯さん「ちょっと一般の人にそんな質問はどうかと思いますよ寅卯さん、ねぇ皆さんも困りますよねいきなり”神様”なんて聞かれても」ママ達に振る鶴海さん、えぇまぁという反応「そうですねでは質問を変えましょう皆さんはレントゲン写真撮ったことは?」レントゲン写真?一同変な質問に首を傾げるが話を続ける寅卯「えぇ、健康診断の初期検査主に心臓や肺の位置を推定して、骨を映し出すことで折れたりヒビなどの損傷を確認したりします。他にも定期検査として通常の心電図や尿、血液の採取なども行えますが」そんな会話を補助して「気になっちゃってるんですよね」と鶴海ママ的保護者もとい部下が付け加える「はい、気になってます(クルクル)気になってます」寅卯さんの日傘クルクルモードと悟った鶴海が「こほん、ポカンな皆様大丈夫(胸に手を当て)皆もポカン、私もほぼポカンなので、付き合い長い分そんなことよりコレ関係あんのかな、まぁいいや(もう一度胸の骨を人差し指で指して)ここにある空間?に心当たりは」ここっ?とママ達が自身の胸と比べ少し赤面に目を逸らすムジュママは悲しげに数ママは鼻息荒く「いやいや外のデカさじゃってまぁアタシは人並み以上なんで肩凝るって違うッスよ中身!体の中の話」なんだ中ですかとほっとするムジュママ、中々ねと遠目に自身の胸と鶴海の胸を比べる数ママ「胸骨と肺と心臓の間が空きすぎなんですよ」とクルクル瞑想から戻った寅卯が話を進める「実は私、クスクス突拍子もない想像いえいえ妄想を抱いておりまして、結論からいいますと両方の肺の間心臓の前、胸骨の裏には”臓器があった”と考えてます」言っちゃったよという顔の鶴海、寅卯の妄想、想像は止まらない「この臓器は循環の要たる心臓や肺の近くにあることから体を駆動させる何か?なのでは無いか四足歩行から二足歩行へと換わった際に出来た孔やお腹の中に居た頃の母親からの栄養補給血管の名残なんてものに似ているといいたい所ですが、私の妄想はもっと突拍子もないんです”名残がない”(脳内物質だしまくりのハイ状態~♪)そう後が全くない上記二つの例には漏れることなくそこにあったであろう痕跡が残っていたでも胸廓がオオキイということだけで繋がっていたであろう血管の廃管が全くと言っていいほど見当たらないんですよ」医学には詳しくない面々「それって何か私達の生活に困るんですか?」とムジュママそこなんです!とどアップ寅卯またひとり妄想モード「この臓器(仮)は我々の生活つまり食事や運動、寝起きなど基本的な生活に全く関係なかった。必要としてないんです。先程言ったとおり心臓や肺の近くにあるにも関わらず生活の運動に関与してない。この事が私の中で大きな違和感になった。仮にこの臓器(仮)は何をになっていたのか?一般的な食べ物の消化吸収?体の老廃物の除去?動きの司令塔?どれもピンとこない……そこで”かーみかみ”つまり異能の力と仮定すればどうでしょうか?」異能だという寅卯に『そういえば・そっち方面・への理解・できない事に・ワクワクを覚える』ってこの人と鶴海心の短歌と嗜んでみる「字余りそうな顔ですよ鶴海さん」と日傘をクルクル寅卯に口笛で目を逸らし無言な鶴海「かーみかみ」とムジュの袖を引く数を見て「数くん、かーみかみは好き?」間髪入れず「かーみかみ大好き」とムジュの服を強く握る「かーみかみパ……パ?パ?」首を捻る数くんに「かーみかみじゃなくてムジュくんでしょ(同じ目線になるようしゃがみ込んだ後、寅卯や鶴海の方を剝きなおし)スミマセン教えてるんですけどムジュくんのことなんでかーみかみって呼んじゃうんです」困り顔の数ママに小さな腰を折る寅卯「いえいえ、これも数くんの個性です」続けて屈み込む鶴海が「そうっすよナイスニックネーム!私らじゃ思いつかない子供の発想は無限大なんすよ」とニッコリ笑う「それでは(ムジュくんの方をむきなおし)今度はムジュくんに質問を」そんな鶴海に「はい」と応える「君はホントに落ち着いてますね。普通なら警察じゃなくても自身より数倍ある大人が二人しかも家族や数くんのママ、園の先生達とも違う、そんな見ず知らずな大人に囲まれる考えただけで身震いすら感じてしまう、こんな状況化でも君は話をしている私達にきちんと目線を合わせているとても不思議です。最初に会った頃も感じていました違和感です。君は何者ですか」背丈が同じ、目線を合わせ問われる事に心に笑みが浮かんでしまう。心のありようを察したムジュママ然しムジュママの後ろにさっと隠れ「ママ……怖い」と少し涙目になるムジュくん「なんたらの尋問じゃないんですから」と鶴海が寅卯に念を押す「分かってますよーだ、きゅるん」きゅるんってこのロリ顔めと睨む鶴海「立ったままで長話させて申し訳ありませんでした」付け加えるようにお疲れ様(*^-^)ノとまだ嫌われてない鶴海が子供達とハイタッチ「また何かありましたらご迷惑かけないようご協力の程ヨロシクお願いします」とお母さま方に一礼帰っていく………「一つよろしいですか?」あぁもうと頭を抱える鶴海を余所にすたこらとムジュママの後ろに隠れるムジュくんへ「お父さんは好きですか?」唐突な質問に「……」言葉に詰まるすかさず「おじいちゃんは好きですか?」二番目の質問何も考えずいや応えないと不審を招くと思ったから「好き」と応えてしまうムジュに「そうですか、どうもありがとう<(_ _)>」と鶴海のバイクの後部座席にちょこんと股がり去って行く。ほらほら帰ろうとマンションに入っていく一同一番後ろのムジュは去ったバイクをいや自身にとっての小さなロリータな少女をいつまでも苦い表情で眺めていた…………自分たちの仕事場へ戻るバイク高速を体感的に光の速さのつもりで走行中「最後のはなんだったんですか?」バイク反省会というよりは鶴海ですら分かったムジュくんの表情の変化「あの子は”父親”にいい印象を持ってない?」寅卯が言葉を補うように「持ってないというより”まるではじめから無い存在してない、おじいちゃんに関してはハッキリと答えている」まぁ実際に居て確認も取れてますから「でも父親は確かDVの加害者って話被害を受けてバレることを恐れ逃げ延びるように、この街へって流れを調べて貰ったんですよね、関連している資料も取り寄せて、でもそんな事実の確認は取れなかったでしたか?」すぐに「取れていないだけで”無かった”と決めつけるのは早計ですよ。然しまるで体は子供、頭脳は」言いかけるもそれ寅卯さんがソレ言っちゃいます?ロリロリ神~♪みたいな寅卯さんが言っちゃいますと念押し「とにかく、もう少し深く調べてみる必要性ありみたいですね」と鶴見が決意と共にアクセルを深く踏み込むとさらに加速してしまうすると砂糖に群がるが如くパトカーが1台、それにつられてどんどんパトカーが集まりよってくるので逃げ切る。ヤレヤレ┓( ̄∇ ̄;)┏と寅卯が運転席へのライト攻撃で目眩ましフォローをしている………「それでは此方が資料と日程になります」プロジェクトを行う合同事業社による会議を詰めていた。会議の資料に目を通す一同このプロジェクトは思索段階から数多くの企業だけじゃ無い団体、個人を問わず募った。理由は治験の意味合いも兼ねていたが最も大きな要因は企業に帰属しない新しいプロジェクトの形成を牽引したかったからという未来予想図をふんわりと描きたかったからというのが腹の内だった。計画書の段階では部下達や上層部も含め乗せられなかったが交渉を粘りよく重ね今に至る。プロジェクトの側面的に利益面に関わる団体や人材のみでいいという自社の判断だったがプロジェクトの特性を考えたとき、それでは廻らないと判断した。下駄が床を強く弾く音がする。両扉がねずみ色の着礼浴に身を包んだ男装の麗人が開く。その間から下駄をカランコロンとならし左扇子を扇ぎながら現れるポニーテールちょんまげ「悪い悪い今の今まで執事喫茶借り切りナンバーワン引きニート籠モリンを肴に”籠もりちゃんお母さんと一緒に少しだけお外へ出てみない”っていう引き籠もり支援プログラムコースをプレイするのに夢中になっちゃってわりぃわりぃ」ごめんなんしと空いている席に座る。新たなる財閥の形を作り上げた社会の異端分子、彼女の鼻はホンモノだ。普通なら利益を追求するためならある程度の事を行う。それが非常なことでも………彼女も目的の為なら平気で外道な一面を見せる。でも彼女の目的は”彼女の思考”に全ぶっぱする権力、金銭、付き合いなどで彼女は動かない故に彼女は薬でもあり毒でもある興味だけが彼女を突き動かす故に「つまんないわね」彼女の手元の資料を投げる。速読でもするようにペラペラと軽く目を通した後、そんな態度に皆で苦心して創った想いが高まり切れそうになる部下それを抑え「………(スゥよし)忌憚なき意見を、他の皆さんもどうぞ遠慮無く創った後でなんてより今このときに言ってください」忖度は無しだ。ならと「甲村代理店です。うちの委託プランに」口を出そうとしたとき「それよりも周辺地区へ設置予定だった”ジャイロ測定器”が資料から消えてんだけどなんでだろう~なんでだろう消えてんのドイツの仕業いや差し金、あーあそれとも全員の総意なのかにゃー正論とか押しつける鶴の恩、よかったね的な人生経験談は結構なので事実のみ回答じゃなくて解答おなしゃす」少し大きく通った声は数ママ達だけじゃなく部屋にいた全員を差すように話している。とげのあるお言葉多数に「いつからここは保育園になったのかな?政治家のなんちゃって会議じゃないんだよ。ママにお迎え(屮°□°)屮貰いまちょうね」と煽り合戦開始ハァー頭が痛いパンパンと両手がなり立ち上がって「貴重なご意見ありがとうございます。他の方々も溜め込むのは後々の後悔の元、皆様の灰色な思考を私も共にお聞かせいただきたく思っております」と一言加え「委託業務の対象は期限を区切っております。この企画からの派生事業は全体の80%をになって貰ってます。勿論比率の変動幅は此方で調整を踏まえた結果としてです」それならと引っ込む意見を余所に「あっちにうろちょろ、こっちにうろちょろ頭の決まらない集団は箇々の自己主張だけはクソほどデカいから収支つけられんの?」それならと別の資料を写し出す「ヒュー痒いところに手が届く君は……つまんない(๑・౩・๑)ゾーン」手足をバタバタママーンバタバタママーン「なんだこのデータは!私達への利権……もとい分配が」「小額館よね、コレじゃスズメも涙流せねぇよ、なーに?やっちまったな企業は黙って社会貢献!企業は黙って本当の社会貢献!」爆笑気味にボリュームをましていくボイス、片手で資料を強く握りしめながら一呼吸置き「分配については鋭意検討に入れます」締めようとするもドスッと両御御足が会議室の机に鎮座される「おいおいおい、お前さんの襟は曲がってんのか?普通の案件ならアタシが出張らん事はやぶさかでもないまぁまぁ、気分しだいではあるかも、でもここの襟は正しとこうかな。くっくっアタシもダメだなこういうのは社交辞令……じゃダメなんだよな後の事考えるとさてでは」立ち上がり「ここでひとつご提案を、皆様を対象にこのプロジェクトへの永久関与権の授与をって」声は響くが他の声は響かない「ですよね。人が人らしい特権ってのは”棄てられない事”一番大切なモノからクソほどつまらないモノまで一度手にしたモノは棄てられない、それが人らしいといえば聞こえはいいんですけどね。ならどうします?永遠の競売奪い合いを続ける”何が大事で何が大事ジャマイカ”なーんてね薬物療法行って太く短く………くっくっハッハッアタシもダメな少女だにゃ人間って枠組みから抜け出せねーや命短し恋せよおっさんずラブ注入~❤ってか今時はエーアイサーですら話まくりの検討しまくりハラワタぶちまけて話し合おっか」立ち上がりその場を離れる数社「ハァー、今時はほーんとノーリスクハイリターン求める奴多すぎん問題、なめなーめするガキか砂上の楼閣オジオバ多すぎかよはまだ還暦だ・か・ら~♪なーんてね」全員が退席した会議室両手で顔を覆う数ママと部下達「毎回毎回よくやるよ、全員被験者サンプル調査も兼ねるとはいえ、全角のおばばサマはとげとげしさ前回大会でやんの」破けた資料を片手に話を進める若手社員に「はいはい、片付け片付けぐちなら今日のご褒美がてら聞いてやるから」手を動かせという主任さんに一同軽く溜息「だから舐めんられんのよ、どっちが立場上ってそんなの嫌いなのはよく知ってるけどさ、あたしら曲がりなりにも正しいってはいはい」部下の言葉にも乗り気じゃなく。ボッーと心は曇り模様「あ~あ誰もがなんちゃら行けないの〜♪愛しの〜数ダンスが見れ〜ない〜♪ってとこすか」字余り、音痴、マイナス10点だね、異次元のカラオケ採点、超ウケる〜などなど意図せず場の空気が和む一助を作り出せたそれとは別にやっぱ生が良かったわねっと誤解を招きそうな言葉を吐き出さず飲み込むムジュママに任せっきりだしうんううんあたしもガンバだシッポを上げーろってないシッポを上げお尻に気合だ気合だ気合だとラブチュウする「それで何割何分の打率なの?(使い終わった資料をトントンと整理しながら)いちおうあるんでしょっと使わない資料で胸を小突く百合百合と騒ぐ周りの男子どもに野郎の妄想はキモいやろ対してはぁ~自称カワは可愛ないやろコーティング物件だが言い過ぎだと言われる始末。苦笑いにまだ心は安定……スマホを取り出しダンス練習する我が推しを眺め心の安定剤入りま〜す。目視5秒で焼き付け完了……「よし打率はか〜なり低いってのがケチさんの集まりなんで」結構辛辣〜と部下達が後片付けを終わらせていた。定時で仕事を終え帰宅保育園には連絡ムジュママにお願いした………赦せない許せないユルセナイそうだそうだ………ムジュ達の保育園へ一羽の首のない血まみれの鶏「イッショニオドロウタノシミタノシミ」愉悦なコメント付き発見されたのは朝方警察へはすぐに通報されものの5分で駐在さんが到着した。「いや〜本部から現場の封鎖を頼まれとります。朝イチでの鑑識の到着っーのはなかなか難しく申し上げにくいのですが今出きる最大限のことが封鎖です。何卒ご協力をお願い致します」少し年老いた駐在さんが鼻提灯かたがた立っている「とりあえず保護者様には伏せておきます」園長の判断でいつも通りだが今の時代情報が駆け巡るのは一瞬だった「今日は園児の数少ないですね、やっぱりそのあの」言いにくそうなムジュママがポツリ、その反応にお向いの先生は少し困り顔、そんな先生の後方から肩を叩く園長「大丈夫です。日頃から訓練をしているでしょ」少し落ち着く先生よっしゃと似合わない小さな声を吐いたが数を引くその手は小さくなく震えている。目配せするムジュそれに気づいたムジュママよろしくとムジュヲ送ったあとスッと保育園の屋根の上に「一応着てきてよかったですね、軽く戦闘になるでしょうか?」と視線を変えず独り言慎重に探索を続ける。周りを伺いつつ現場へと入り込む規制線は貼られているせいか中は手つかず「痕跡は皆無か、こっちは専門外なんだが」雰囲気がムジュママと一変する。大きな血文字凄惨な現場に似つかわしくない不安定なヒールで仁王立ちしているが厳密には浮いている血文字に向かうがヒールの音はしないそんなムジュママの姿はいささか神々しく客観的に写ってしまう「散り散りにまとわりつく魂の残香とでもいえばいいか、かなり急かな」部屋のあちこちを機械的に見て回る。ドアがゆっくりと回る音、照らされる光だがそこにムジュママはいない光は床や天井をくまなく照らす(気のせいか?)軋む音とともに現れた人物に愕然とする。先程挨拶したであろう先生?片手には見えるか見えないか程度に刃先近くを隠すように持つ体を余計に動かさず辺りを念入りに探すようにり両の目玉がギョロギョロしている……明らかに犯人なんだろうなぁ(淀んどるしの〜はてさてどうするかの)とママじゃない声が響くも、その声は犯人(仮)には届いていない。わざと物音を立ててみる。ビクつく犯人、一旦後方のドアが閉まっている事を確認隠している刃物を握りしめヌルッと獲物を探すように動き出す。同じ部屋にいるムジュママの真横を通る荒くなっている息を感じつつ奥の方へゆっくりと屈み込む一つ一つ丁寧に指差し確認(心までは読めんか)と苦笑しつつ、観察を突如

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