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神約聖書  作者: 裸形炉
110/115

百十ページ

「ラッタッタッタ(綱を曳くイメージ~だったかな?)よっこいしょうくんウソだろー嘘だー!……」この頃のセンスはホントーにわからん( -_-)一生懸命お遊戯会の練習用ノートに書かれた踊りを猛特訓している数ママと同じ運動音痴仲間のムジュママ、教える立場ではあるが中々振り付けを覚えられないとうのご本人達である数とムジュくんは別の部屋で遊んで貰っている「少し休憩しましょうか、お菓子作ってきたんで」と子供達を呼びに行くムジュママおっとスマホが震えるラインだ「たまの休日家族サービス(業務スーパーで荷物持ち中の自撮り付き)満喫してまーす( -_-)」「プラハラ(プライベートハラスメント??)かよ!妻子帯マウント禁止区域(゜Д゜)」「いいんじゃないアタシは寧ろ飢えて好物よ(๑・౩・๑)」「えー(゜Д゜)ペット動画漁ってる奴は顔付きが違うキリッ」と反応していたので「みんな病んでるぞちゃんと休めp(`Д´)q」上げると「主任は謎踊りの練習中(笑)ですか~(≧∇≦)b」「若作り若作りヤング造業でいいヤングな動画添付よろー♪(´ε` )」「焼き増し焼き増し~(≧∇≦)b」「くれくれしんちゃん派じゃなくて王国派(っ´ω`c)」部下の視線を受け「隊長がとびっきりの送ってやんよ(*`Д´*)震えてシグナルなマッテローヨ」とハードルを上げてしまう。項垂れてしまう数ママを慰めるムジュママ練習は続く………次の日、朝保育園には見慣れないバイクが止まっていた。朝の出迎えが園長先生だった「珍しいですね園長自らお出迎えなんて」とムジュママと共に話しかける「えぇちょっと警察の方が先生方に聞き込みされていて、この近くの保育園に誘拐の予告する電話があったらしくウチにはまだかかってきていないんですが一応事情を聞きたいと話されているので」そこへ小さな日傘をさした女の子と大柄な女性が現れる「園長先生、他の先生方のお話伺いました。とりあえず今の所特段とりとめた情報もなかったので話はコレでって寅兎さん?!」おはようございますと数とムジュくんに挨拶した後元気にハイタッチしている。その後「お母様方もおはようございます」とニッコリ笑いかける。そしてみんなに「知っていますよね誘拐のドキッとしてしまう)いえ先ほど園長先生と長く話されていたようなのでお子様が退屈そうに座られていましたから(数のお尻が少し汚れている)このように長く座っていたのかな?と思いまして」すぐにムジュくんをのぞき込み「君のズボンは汚れてない?すぐに中へ入る事が無く足疲れませんでしたか?まるで大人みたいに立ち慣れている」すかさず大柄な女性がすみませーんと間に入る「ウチの子じゃなかった。ウチの上司へーんなこと気になる癖があっちゃいまして、ちなみにお母様方は誘拐に関するいえいえ色々な情報知らないかなぁなんてあぁ申し遅れました私、警察に属しております鶴海といいます。此方は」手帳を見せていると「寅兎といいます」とヒラヒラスカートを広げ会釈する。(キャー西洋なお人形さんなんちゃらメイデンみたい)「フリフリはお好きですか」と話しかける西洋人形少女に「ああたし仕事ォーにではでは数ヨロシクお願いします」挨拶!出勤!いずれもマッハ!に去って行く「数くんいこう」と数の手を引くムジュ「かーみかみ」と後をついていく。その場にいる園長先生とムジュママに「ひとつよろしいですか?」と西洋人形少女が問いかける「”かーみかみ”とはなんでしょう?はやっている挨拶でしょうか?」そんな呼びかけに園長先生が「うーんいえ流行ってはいないんじゃないでしょうか”かーみかみ”他の子はいいませんから」それではとムジュママに「”かーみかみ”は挨拶ではなくムジュくんを指していると考えてよろしいですか」えーっと「多分そうじゃないかなと思います。数くんはムジュのことそう呼んでるみたいです」続けて「何か呼ばれるきっかけでもありましたか、この保育園にはこの頃、通園されるようになったと聞いています。昔にお会いしたことがあるとか?」質問に「いいえ、数ママさんとは初対面です。会ったことはありませんそんなに気になるんですか?」日傘をクルクルと回し「ええまぁ関係するかはわかりませんが」はいはいとヘルメットを西洋人形少女に渡す鶴海「日が暮れますよここだけじゃないんですから寅兎さん。それじゃ何かありましたらご一報ください」一礼して保育園を後にする。そんな彼等を追いかける二人「おじいちゃんだけでいいんだけどな~孫」「いえいえお年でしょうここはピチピチピッチなお孫さんに任せてもええのよ」おじいちゃんに肩車されたお孫さんが呟く「ってか追う必要ある?ムジュの正体っーかアタシたちの目的は数ママンの状態の把握でしょう。寝てる間っーか集中して触るから数くんみたいって楽な感じじゃないんだけど”調べたいから触らせて”ってのは違和感ありすぎだし、肝心のムジュくんが数くんとの思い出つくりたさそうだからね」ヤレヤレとバイクを追尾する………その夜「他の保育園も調べ廻ったみたいだけど手がかり無しガセじゃないの」とお孫さんとお姉ちゃんが報告「どうする警戒がてら追跡を続けるか?」いえ必要ないですとムジュくんが話す同じ時刻……「ご苦労さまって「おうご苦労様!」おめえが何でいんだよ「いや最後に廻った保育園がヒットしちゃって」けっって現場はいらないでくださいお嬢様!」そこにはオレさんじょで止まり書いたであろうペンキを片手に持ち内蔵が破裂した遺体が壁によたれかかっている鑑識が「死後数時間ってとこですね。まぁ書いてる最中に襲われてお亡くなりに最後に”う”がかけず無念だったでしょうね。ペンキと血液が混じり合い少々分かりにくいですが」クルクルとお嬢様が鶴海さんに「ペンキで描いてみてください」ハイハイと書く真似をする背中に

日傘が当たる「痛い地味にいたいですよ」と振り返るそこに腹に一撃「ハイストップ、背中からの傷は?」鑑識が、いえ傷は腹部を裂くようにと答える「そうなんです。被害者は”オレサンジョウ”と書いている途中だったなら背中からの傷がついて(もう一度鶴海さんに背中を向けさせ日傘で指す)どうなりますか?」そりゃあと壁に当たり足が崩れズルズルと地面に倒れる。全員があっと発する「つまり”振り向かせる”必要があるんです」「顔見知りって事」「えぇそれが自然(被害者を指差し)フード付きの服や耳の後ろにはヒモの後、鼻の両端に凹んだ後おそらく頭を隠しマスクにサングラスをかけていた。サングラスをかける前に眼鏡をかけていたがコンタクトではない事から車もしくはバイクを使いここまで来ている。公共交通機関を避けたのは防犯カメラを避けるため。必要な時しか眼鏡をはめない。いやはめる必要がない」近くに配備をかけると防犯カメラがない場所に路駐している車を発見「隣町からわざわざ被害者は来たみたいですね。今時のネット配信者だったみたいです。閲覧履歴から保育園を脅迫してるであろうサイトを見て再生回数稼ぎに自作自演で発見者装うとしてたみたいです」調べたであろう部下の報告を聞く。動画サイトを開き「配信予告していたみたいですね。断片的ですがこの辺りの景色を乗せていたみたいです」なるほどと鶴海さん「つまり配信予定の画像を見てホンモノの犯人に特定されてやだネット怖い」気持ち悪いんだよと言われる鶴海さん「あーん超セクシーやろがい」ともめ出す。他に何かはなかったんですかとスマホ越しに後輩刑事に聞く寅兎さん続けて「配信予告が出たのはいつでしょうか?犯人がそれを見てここに来たということは、普段とは違う行動をとった事になるはずです。犯人は計画的にこの場所にきたことになります」それを聞き後輩刑事が「配信予告は約半日前ですね」すかさず「防犯カメラを中心に、時間帯が違っても構いません普段との違いを比べる事で大きな違和感を見つけられるはずです」防犯カメラ映像を見る皆さんにお嬢様が助言するすると「寅卯さんコレ」鶴海がお嬢様の目の前にスマホを持って拡大させる「この近辺なんですけど同じ人物が3回も迷子なんすかね?」と漏らすお嬢様は目をキラキラさせて「鶴海さんはすごいですね!」と言うが鶴海をはじめその場にいたお嬢様以外何がすごいのか分からず「3分おきに(保育園と出入りする大通りの駐車場、角のコンビニ、ガソリンスタンドそれぞれの防犯カメラ映像を見比べながら)これらを立ち止まりながら回っています」「お嬢様、確かに不自然ちゃ不自然なんですけど靴紐を結び直す、電話に出る、自販機の前に立つなどたまたま立ち止まったぐらいの範囲ですよ」先輩刑事が進言、然し「一応拡大して解析しました。寅卯さんが言った通り視線が故意にカメラ方向を向いているって事です」日傘に顎を付き「体位は自然に振る舞えても否が応でもカメラ方向が“自身を写していたこと“を確認したかったんでしょうね」と寅卯さんそれに対して「確認ですか?つまり防犯カメラにわざと写ったことですか」鶴海の横から「失礼ながらお嬢様その方向音痴も被害者と同様にここに来るのに姿を写さないようにしてたんですよ」続けて後輩が「わざわざ車できてるのがいい証拠じゃないっすか」そこなんです。お嬢様ワクワク状態「両方とも姿を見せたくない理由があった。実は面識があった」「ちょっと待ってください」先輩刑事が割って入る「インターネットを通じて模倣したんなら被害者が加害者を知ってただけでスよね」然し「実は逆だったらどうでしょう?」にんまりとした顔で「ここからは私の想像なんですが加害者の男は前々から被害者と同じような動画を撮っていた然し投稿数は伸びなかった。ほらここ(加害者のアカウントを見て)数年前から同じアカウントを使っている。それなのに事件が起きたのはついさっき被害者が加害者と同じ系統の動画を出したのはいつでしたか?」えーっとと後輩刑事が「でも被害者のあれ?一年も経ってない?それに被害者は複数のアカウントを持っているみたいですね。過去には炎上騒動も複数あるみたいです。その度にアカウントを取っ替えひっかえ」間髪を入れず「被害者は明かな「再生回数稼ぎって事しかも荒手の稼ぎ屋だった」ええ、そんな被害者が加害者のアカウントを見つけた被害者は日頃から荒稼ぎ出来るネタを捜してインターネットを泳いでいた。そんな中見つけた加害者の動画、再生回数は増えずいわば趣味で行っていた動画投稿と同じ方法を用いて再生回数を荒稼ぎ」「そんな中加害者が動画投稿を見つけてしまう」「ええ見つけられた加害者は怒り心頭以上に呆れてしまう、今の時代コピーと言ってしまえば何かのコピーなんてモノはざらにありますあそこが似ているここが似ているなんてレベルなら許せたかもしれない」「だけどそんなレベルじゃなかった構成から方法まで一切変えずほぼトレースだった」「それもそのはずなんですよ被害者としてただただ純粋に再生回数を稼ぎたいだけだったんですから、金儲けの手段の一つ何も思う事は無かった。ですが一方で加害者はそれがだんだん許せなくなってきた(加害者から被害者へ数十の書き込みコメントが並ぶ)複数回に及ぶ警告とでもいいましょうかそれらは彼の殺意を大きくしていくまぁ犯罪を犯していい理由なんて無いんですけどね」最後に締めくくった後………「検挙されたみたいですよ加害者、まぁ数時間後の出頭つまり自首だった事と寅卯さんの推理どおりだった事で罪の軽減だったんすけど加害者が断って軽減無し罪は罪だそうです。やっても知らぬ存ぜぬで通す輩多いこのご時世に立派なことです」コーヒーを飲みつつ話す鶴海に紅茶をたしなみながら「私の想像なんて軽くひっくり返す……心とは察しがたいモノですがあったことは変わらないすり替える事も無くす事も出来ない情報化社会とは厄介でいい世の中になったものです」暇かと気のいいおじ様が部屋に入ってくる「お嬢様が気になっていた件調べてみたぞ、犯罪歴にヒット無し、えーっと両方ともシングルマザーみたいだな片方は数年前からマンションに住んでいてもう片方はこの頃引っ越して来たみたいだなかなり田舎みたいな事とDVの被害者って事になっているが」口篭もる「やはりありませんでしたか跡が」お嬢様の言葉に「あぁ追えなかった個人情報だって事もあってな、多方面で粗探したんだが如何せん情報量がな」どういう事ですかと鶴海さん「“かーみかみ“ずっと引っかかっていました」そんなお嬢様を眺める二人「何かの呪文かなにかか?いつもながら変わってるお嬢様の言葉は理解出来ないよ」「そんなの私も同じですよ。平常運転ですよこれが」とコソコソ鶴海さんが「寅卯さんはその“かーみかみ“っていう?髪の毛?ちり紙?神棚?」すっーと「それ!神棚!」気のいいおじ様が「なんだい?神棚って?お嬢様は信仰に目覚めちまったのか?でも珍しいねぇで?なんの仏様なんだい?宗派は?何教?って神棚って何?棚なんか作ったっけ、ってか鶴海は知ってんの?その棚?」ええまぁと応える鶴海「鶴海さんは珍しい家の出身でしたよね?」なんだい?珍しいってとと聞くと「私は勉強からきしだったので喧嘩殺法とウチの秘術で警察にって寅卯さんみたいな二十歳過ぎても神童じゃないので」まぁお嬢様は神童っーか変童なんだろうけど「ウチが信奉してるのが仏様に~じゃなくて神様だったんです。んでそれを奉るのが棚を造るんです。それが神棚ってわけ、私も一般にいう修行ってのをほっぽり出して上京しましたからね。まさかこっちで神棚を口にするとは思いませんでした」へぇっとコーヒーを飲みながら「それでその神棚ってのがその子供の口から出た“かーみかみ“と関係してると変童お嬢様は考えたわけか」すかさずお嬢様が「“かーみかみ“という言葉がもう一人の男の子を呼んでいるとしたら」スミマセンと鶴海さんがストップかける「妄想力もとい想像力豊なのは寅卯さんのいいところなんですが(一呼吸入れて)“神“とは自然万物の一部であり無形無個ではありません。つまりそこにはあると感じるけどコレとはいえないんです」なんかお前の説明もよく分からんなと首をかしげコーヒーを啜る、そんな話を飲み込みながらお嬢様が「もちろん分かってますよ“神“という存在の定義がいささか難しい事も……然しいえやめましょうなんだか乗せられている感覚があるんですよね」「寅卯さん?」と尋ねるも首をかしげるお嬢様、鶴海たちを余所に紅茶を嗜むお嬢様は釈然としていない。そこへ「お話中失礼します~この香り紅茶に緑茶、コーヒーとはまるで目を閉じ香りに包まれると賑やかなおしゃべりが弾む喫茶店にでもきたようですな」なんだよお前も暇か?と声をかけるが「おっとお嬢様に頼まれていた一件が片付いたので報告を」すぐにお嬢様がゼロ距離にすっーと立っている「お願いします。どうもありがとう」何か頼んでたんですかと尋ねる鶴海さん「ご注文されていた被害者の“胸部のレントゲン“です。そして此方が過去の事件で胸部レントゲンが取れて保存していたモノ、お望みの通り年代は5年、10年前のモノと空けてあります(お嬢様が手に取り透かし見比べる)健康なモノというわけにいかずどうしても事件後ということで臓器の破損は免れません。然しこれはどういう事で?」レントゲンに夢中なお嬢様に聞くもらちがあかない周りの二人が応えられるわずもなくコーヒーと緑茶を勧められる。みんなでゴグゴクタイムを楽しんでいると「やはりそうですか」ふんふんと納得している寅卯さん、自身の引き出しからレントゲン写真を取り出す「それって寅卯さんのプライベート映像ですか?」柵によたれながら聞く鶴海さんに「はいお恥ずかしながらかなり無理言って焼きまして貰いました」お嬢様に似合う可愛らしい骨格だよな~まぁ骨太くはないですねと骨談義に花が咲くようでそんな連中の会話を遮断して「私の骨談義はこのくらいでさてでは“ここ“に注目」と平べったくなく奥行きのある立体的な胸骨を観察する厳密に肋骨が外に膨らみ胸郭を通常より広げている「胸郭の中には何がありますか鶴海さん?」いきなり振られて「えっーと呼吸するための肺が二つ!」付け加えるように「あと心臓じゃねーか」そうだったと反省鶴をするがツッコミ無しで「“小さく無いですか?“いや空間が広すぎるんですよ」指摘されると「確かに胸骨の奥行きが若干空きすぎてますね。でも四足歩行から二足歩行へ進化した名残?ガルルからワーになっちゃった的なでもまたメタルに戻っちゃったから」かなり分かりにくい例えダ・ゾーンと指摘される鶴海さん。紅茶を一口思考を整理した後「ここにもう一つ“臓器“があったというのはどうでしょう」投げかけられた疑問に顔を見合わせる二人「いやいやお嬢様の荒唐無稽には恐れ入る。臓器って心臓とか肺とかの臓器?」続けて「まぁ、寅卯さんの意見なんで無いですよ!ってハッキリ言えない体の構造から不必要な臓器なんて作らないと思いますよ。例えば私達は水の中では生きてません。魚ではないので、つまり水中で息する必要無いんです」加えるように「つまりエラが呼吸するように出来てない。牛みたいに同じ臓器が複数あるみたいな事でもねぇーんだろ」その問いに寅卯さんが「はい、私もこの胸郭に“肺“や“心臓“が複数あったとは思ってません。それにしては胸郭が広い」レントゲン写真を人差し指でトントンしながら「ここにあった“臓器“は何をになっていたんでしょう気になりますねー………“かーみかみ“」またですかと鶴海さん「さすがにこの摩訶不思議臓器なアドベンチャーとは関係無いんじゃないすかね、って寅卯さん?お散歩ですわって、鶴海さんはどっちでもってもう鶴海バイクいきまーす。一緒にいきますっーて」とその場を後にする。バイクで走行中「保育園のデータベース住所を覚えてたんすね。一瞬だったのになでも一般人ですよ。限りなく」「えぇ限りなく」「いやいやとてつもなく犯罪歴もなし」「犯罪歴もなし」「コレって違法な捜査」「私は捜査なんてしてませんから」「いつものですか」「はい、いつものですよ」バイクをかっ飛ばす鶴海………到着っとバイクを停車「このマンションですね、ホントにいくんですか行ってなんて?聞くんですか?かーみかみが気になりマース。ホントの意味を教えてねって相手保育園児ですよ。お母さん達も先生方も知らなかったんでしょ?それじゃ無駄足ってほらルンルン気分でステップ踏んでる。悪い癖ですよホントに」っと鶴海さん「あのー警察の者でーす。ほら手帳しーん)怪しくないですよはさすがに怪しすぎだろってホントに警察、偽装じゃ」ドアが開き小学生の女の子とお若いおじいさん「何かご用ですか?娘は出て会社」寅卯が「分かってます。ご家族の方にお話を伺いたくてきました。ムジュくんについて」どうぞと部屋の奥へ「ムジュについてですか?」お茶を出しながら聞いてくるおじいさんに「ええお隣の数くんの“かーみかみ“という口癖が気になりまして数くんはムジュくんに対してだけその呼び方なんですよ。他の仲のいい園児には普通の名前で呼んでますから」付け加えるように鶴海さんが「久ちゃん、ノンピー、マルガー、ヒカルン殿、カャラメコーン等々っーかこの頃はキラキラネームならぬキラキラニックネームなんですかね」とにかくと鶴海を宥めていると「かみかーみってトイレで紙を貰った事が縁で仲良く」まとめようとした生意気お姉ちゃんに口を挟む「いいえ、保育園児のトイレには先生がついて行かれるトイレのやり方を教える機会みたいでした。つまりムジュくんが数くんへトイレで紙を渡すなんて状況はありえません」然しお姉ちゃん「ムジュが数くんちへ行った時にトイレに」それも否定される「最初にかーみかみが確認されたのが最初の保育園登園時です。その時はまだ数くんとムジュくんは家が隣通しと知らない。気になったので(鶴海さんがマンションへの入居資料を見せる)マンションのトイレでかーみかみなんてエピソード出来ないんです」そんな食い下がろうとするお姉ちゃんを後ろから抱え「スミマセン此方としても色々考えたんですがかーみかみの理由思い浮かびませんね」そうですかと部屋を後に「最後に一つだけ」と寅卯さん「神様って信じますか?」意外な言葉に絶句する両名。

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