エンディング1
エンディング1 シーンタロット:トーキー シーンプレイヤー:ウォルター
RL:では最後に、皆さんのエンディングを演出していきたいと思います。まずはウォルターから。
ウォルター:ここで、《完全偽装》を使用したいと思います。
瑞麗:残したってしょうがないもんね。
ウォルター:内容ですが、千早グループとラッセル・プロモーションの関係を完全に切り離します。全く別会社、何の関わりもないと。そのうえで、千早がカーン・ラッセルの悪事を暴き、残されたラッセル・プロモーションのスタッフのアフターケアを行うことになった、とします。
RL:なるほど。
ウォルター:それに加えて、聖さんに犠牲になったアイドルたちの追悼ライブを行ってほしい、と依頼します。お願いできますか、聖さん?
RL:では、その交渉を行う場面から。
RL/聖:「それは愛川りゅんとして、ということになるのかしら?」
ウォルター:うーん、千早としてはそのほうがいいかもしれませんが…いえ、違いますね。聖さん、あなた本人として、またMAKIさんの妹分として、追悼ライブをお願いしたいのです。
RL/聖:「無名の私本人が追悼ライブをしたって、宣伝効果は何もないと思うのだけど…。」
ウォルター:いいんですよ。これは犠牲になった人たちのためのライブなんです。利益なんて考えちゃあいけません。
RL:では、あなたの説得で聖も承諾しました。そして場面は変わって、追悼ライブ当日。
ウォルター:小上紫乃さんと千早雅之さんにもライブに来ていただきましょう。
RL:千早雅之はあなたにねぎらいの言葉をかけます。
RL/雅之:「ウォルターさん、今回はよくやってくれました。ラッセル・プロモーションの悪事を止められたことでわが社の自浄が行われたことには私は非常に満足しています。」
ウォルター:ありがとうございます。今回は千早に非があったということで、ここまでサポートをさせていただきましたが…それでも、心に傷を持つ方は残るでしょうね。このライブで、少しでも多くの人の心が救われるとよいのですが。と、どこか遠くを見ます。
RL:小上紫乃が言います。「意外とウォルターって優しいのね。」
ウォルター:私には記憶がありませんから、こういった人たちには優しくしたくなるんですよ。…それに、ただの”お茶くみ係”には、こういった感傷があってもよいでしょう?
RL/紫乃:「ふーん…なるほどね。」
ウォルター:さあ、舞台はプロに任せて、我々は特等席で鑑賞しましょう。私がご用意したお茶菓子もありますよ。と、二人を席に案内します。
RL:では、3人が見守る中、追悼ライブが始まったところでこのシーンは終了します。




