むぅ…
………
検査は無事に終了。
結果は…
「「退院おめでとーっ!」」
無事に退院できました!
結果が出たのが夕方なので、ソラと優奈以外のみんなは家に帰り、ボクたちは母さんの車で家に帰ることにした。2人とも家近いし。
久しぶりに家に帰れるような気がして、なんだか嬉しくなってしまう。
体の回復は思ったより早く、今は難なく歩けるよ!小走り程度ならできそう。
車の後部座席に乗り込む。ソラは助手席で、ボクの左に優奈、ボクの右に夢夏だ。
ソラは少々不満そうで、優奈と夢夏はすごく嬉しそう。なんで?
それにしても、随分とボクは小さくなった。
座ると、優奈や夢夏の肩くらいの高さしかない。
「わっ」
カーブに耐え切れなくて、体が大きく傾く。
そのまま、夢夏の二の腕に頬が当たって、
ぷにっ。となってしまう。
当たった瞬間、夢夏がビクッとして硬直する
「わふっ」
次は反対方向にカーブだ。これまた耐えられず、優奈の二の腕にぷにっ。となる。
その状態のまま、車は進む。何だか、女の子の体って柔らかくて気持ちいいなぁ。
もうちょっとだけ、このまま……!
ハッとして元の体制に戻る。アクシデントとはいえ、女の子の体に引っ付いてしまってなんだか恥ずかしくなる。顔が熱い。
優奈と夢夏はなんだか神秘的な物でも見るかのように、ボクを見つめてる。なんか嫌。
ちなみに、ソラは爆睡。
「どうしたの?」
2人に話しかける。
すると、2人とも我に帰ったようにハッとしてから…
「「可愛かったから、つい…」」
「へ?」
可愛い?何を言っているんだこの2人は。
むしろ可愛いのは君たち。ボクは可愛くない
「それにしても、ほっぺた柔らか〜い♡」
ぷにぷに
「髪もサラサラで気持ちいい〜♡」
スリスリ
「むぅ。ベタベタひゃわりゅなぁ〜」
ほっぺたぷにぷに攻撃により、正確な発音ができない。
「い、癒される…」
「これはヤバイ…」
「…?」
何を言っているんだ2人とも…
とりあえず、ヤバイのはボクのプライドだ。
小さくなって、犬みたいに可愛がられても正直嬉しくないぞ。むしろ、辛い。
女の子に手を上げるのは、ボクのポリシーに反する。
こら、撫でるな!むむぅ…
車から降りるまで、されるがままの状態でぐったりと疲れてしまった。
「「さて、お楽しみはこれからこれから…。うひひ…」」
怪しい2人の声にボクは気づかなかった。




