ここに来て交渉!?
優姫が決意した後の話
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「女の子になります」
「「えぇーーっ!?」」
「「おぉーーっ!!」」
喜んでるメンツが数名いるのは何故だろう…
「本当にいいんだね?」
「はい。やっぱりボクはバレーを続けたいですから。体が病弱になるのも困るし…」
みんな(約2名を除いて)は反応に困って固まっている。
「困ったことがあったら、お母さんが助けてあげるから大丈夫よ」
「父さんもサポートするからな」
「もが…!むぐぅ!」
夢夏も何か言っているけど、母さんに口を塞がれて何も聞こえない。
「家族のサポートはもちろん、私たちも協力いたしますので心配はありません」
永井さんは厚生労働省って言ってたから、戸籍とかその辺をなんとかしてくれるのかな?
あれ?
佐々木さんって…
ふと、思いついたボクは佐々木さんに質問聞いてみる。
「あの…佐々木さん!」
「ん?なになに〜?」
佐々木は相変わらずのほほんとしてる。
「佐々木さんって文部科学省に勤めてましたよね!」
「ふっ。まあね」
カッコつける佐々木さん…
「じゃあ、ボク達全員を任意の高校に入学させてください!」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
「うん。いいよ〜」
みんな驚いてるのに佐々木さんはマイペース…
「じゃ、じゃあ俺でも小田原女子とか入れちゃうんですか!?」
「いや、それはさすがに無理だろ」
「優姫くんと一緒に女の子になるならOKだよ〜ん」
「あ、やっぱ冗談です」
ソラ…
ホントにガキんちょだな〜
「あ、でもそれなりに学力が無きゃ無理だから気をつけてね〜」
「…」
「何黙ってんだよ、こーへー」
こーへーがシーンとなる。
「まあ、その辺は手配してあげるよ!」
「ありがとうございます」
男子バレー部が強くて、文武両道の高校に入れてもらおう。
「あ、その代わりに東京に住んでもらうね」
「「「えっ」」」
「君たちの家族にも引越してもらうか。あるいは一人暮らしでもいいよ〜。お金はこちらから出るからね!」
「「一人暮らし!!」」
「こーへーは俺と住むから、2人だな」
「Oh…」
こーへーがすごく落ち込んでる(笑)
「なんで東京なんですか?」
「まあ、病院とか政府とかに近いからかな。何かあってもすぐ対応できるし!」
なるほどね。
確か、T大学は東京にあったし。
「みんなで一緒に住もうよ!7人いれば1戸建てに住んでさ!いいですよね?」
「まーくん落ち着け」
そうだな、その辺は後で決めよう。
ボク達は去年から、みんなで同じ高校に行くと誓ったから。優奈も含めて全員で…
ガチャリ
誰か入ってきた。
「高校選びなら任せろ」
板鼻監督!!
「東京は強豪が多いから選択肢は多いぞ。強豪かつ進学校ってのも多いからな。俺が大学時代の知り合いに色々と調べてもらうよ」
おぉーーっ!!
さすが板鼻監督だ!高校選びは大丈夫そう!
「か、監督!俺でも行ける高校にしてくださいよ!!」
慌ててるのは俊太だ。さっきまで何故か喜んでて、今は何故か焦っている。
「どうしてだ?」
「俺は優姫先輩と同じ学校に行きたいんです!!」
おっと!
こいつもいれば、また同じメンツでバレーができるぞ!
ボク達を追ってきてくれるなんて、いい後輩だなぁ。
「そうじゃないと、俺が優姫先輩と付き合えないじゃないですか!」
…
……
ん?
何言ってるんだコイツ。
「だって、先輩は女の子になるんでしょ?だったら、俺と付き合ってくださいよ!」
あー。前言撤回。コイツは最悪な後輩だ。
「よし、優姫のために偏差値高めのところにしてやる」
「ひどい!」
「お前が勉強して、そこに受かればいいだけの話じゃないか」
「!!」
あー!監督!それ言ったら、
本気でコイツ来ちゃうってぇぇぇえ!
小田原中にもわざわざ転校してくるほどのヤツだぞ。危険だ!
「監督。俺、頑張ります。」
「よし」
「なので、先輩!付きa…」
ぼこっ
よし。
竜の一撃で俊太はうずくまって黙ってしまった。いい気味だ。
交渉…なのかな…?
交渉っぽくしたかったけど、優姫の性格じゃ無理ですね。




