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第三章 南伊豆の豪邸(一)

 夏真っ盛りのある日、伊織は鈴倉邸へ旅立った。東京から伊東までは東海道本線の準急で二時間半ほど、その先は東海バスで二、三時間なので、下田までは半日もあれば着くのだが、関東を出たことのない伊織には十分長旅に感じられた。まして、腹に一物ある佐々木と二人きりなのだ。車窓の風景さえ満足に楽しめない。

 鈴倉邸は、下田港の東北東、Sという海岸沿いにあった。竹垣に囲まれた、風雅な二階建ての日本家屋である。実業家の邸宅といって漠然と想像される、俗っぽさや趣味の悪さはみじんも感じられず、むしろ金をかけていることを誇示しない奥ゆかしさがある。伊織は思わず感嘆してしまった。

 瓦葺きの門をくぐると、松や杉や楓の木、笹、美しく刈り込まれた潅木(かんぼく)、飛び石などが出迎える。伊織が見たのは表だけだが、裏にはさらに広大な庭園が広がっているようだ。

「このお屋敷は、総一郎様のご尊父で、鈴倉海産の創業者でいらっしゃる鈴倉左門様が、大正の中頃お建てになったものなのですよ」

 佐々木が誇らしげに解説する。

「只今戻りました」

 佐々木が母屋の玄関の戸を引くと、ふくよかな中年の女性が現れ、着物の裾を押さえて、上がりかまちに膝を突いた。

「伊織様でいらっしゃいますね。ようこそお出でくださいました。わたくし家政婦の多喜(たき)と申します」

 多喜は三つ指そろえて深々と頭を下げた。

「いえ、こちらこそ……」

 慣れない待遇に伊織が恐縮していると、多喜は丸顔をほころばせて、

「さあ、どうぞこちらへ」

 伊織を二階へ案内した。佐々木も伊織のリュックサックを抱えてついてくる。

 伊織にあてがわれたのは八畳の和室で、もともと客を泊めるための部屋なのだろう、生活臭がなく旅館の一室のような感じがした。座卓、座布団、衣桁(いこう)があり、床の間には何と書いてあるのかわからない掛け軸と、清楚な風情の生け花が飾られている。

「少々お待ちくださいませ。総一郎様と数馬様にお知らせしてまいります」

 佐々木はいったん姿を消したが、五分ほどで戻ってきて、

「すぐにでもお会いになりたいとのことです。荷ほどきがお済みになりましたら、応接間にお通しいたします」

(いよいよだ)

 伊織は生唾を飲み込んだ。本当は荷ほどきするほどの荷物もないが、心の準備をするために、貴重品を確認したり衣類を出したりする。

「そろそろよろしいでしょうか?」

 頃合を見計らって、佐々木が様子を見に来た。そのあとについて、伊織は階段を下りる。期待や緊張や不安が胸に押し寄せ、人の顔のようなイメージがもやもやと脳裏に浮かんだ。

「失礼いたします」

 応接間の前で、佐々木が声をかけると、

「ああ。入りたまえ」

 しわがれた低い男の声が応じた。佐々木はふすまを開けると、一歩退いて、伊織に先に入るよう手ぶりで示す。

 部屋に足を踏み入れると、四角い座卓の三辺を、三人の人物が囲んでいた。口ひげとあごひげをたくわえたいかめしい老翁、垂れぎみの目に二重あごの、小柄で上品な老婦人、彼女と面差しの似通った、気弱そうだが温厚そうな中年の男という顔ぶれだ。

「最奥にいらっしゃるのが総一郎様、伊織様から見て左側にいらっしゃるのが数馬様、右側にいらっしゃるのが絹枝様でございます」

 佐々木が紹介したが、それを待つまでもなく、誰が誰だかは一目瞭然だった。

「伊織……!」

 数馬が感に堪えかねたように腰を浮かせた。伊織は言葉を探して立ちすくむ。

「こらこら、落ち着け。伊織が困っているじゃないか」

 総一郎が苦笑して、手を上下させつつ数馬をいさめた。数馬は我を忘れた自分を恥じるように目を伏せて、座り直す。

「おまえも座りなさい」

 伊織も総一郎の勧めに従い、そっと膝を折った。

「では、わたくしはしばし」

 佐々木が総一郎に目くばせして、席を外す。

「こんな辺鄙(へんぴ)な土地までよく来てくれた、伊織」

 真っ先に口を開いたのは総一郎だった。

「いえ、そんな……」

「佐々木から話を聞いたときは、さぞかし驚いただろう」

「……はい」

「今更本当の祖父母だ父だといったところで、素直に歓迎してもらえるとは思っていない。だが、ここにいる間に少しでもわだかまりを溶かして、打ちとけてはくれないだろうか? おまえとおまえのお母さんには、いささか心ない仕打ちをしてしまった。家のため、会社のためにひた走ってきた私だ、当時は気にも留めなかったが、年のせいか、近頃昔を振り返って物思いに沈むことが多くてな。せめてもの罪滅ぼしだと思って、おまえには精いっぱいのもてなしをするつもりだ」

 総一郎の言葉は、一見感慨といたわりに満ちており、心にもない嘘だとは信じがたい。伊織は拍子抜けして祖父を見つめていた。

「謝らなければならないのは私のほうだ、伊織」

 数馬がうなだれて口を開いた。

「秋子がおまえを連れて出奔し、生死もわからなくなったとき、私はどんなに自分を責めたことだろう。だから、十五年も経っておまえの居場所がわかり、あれほど秋子と私との結婚に反対していた父が、おまえに会いたいと言い出したとき、私は驚きと喜びでいっぱいだった。唯一悔やんでも悔やみきれないのは、秋子がもうこの世の人でなかったということだが……」

 数馬は目元を指でぬぐって、

「許してくれなんて言える立場じゃないが、せめて、私がずっとおまえのことを気にかけていたということだけは信じてほしい」

 真摯な眼差しと声で訴えられて、

「はい。僕もあなたを恨んでなんかいません。ただ、突然のことでびっくりしてしまって……」

 伊織は気まずいようなくすぐったいような気持ちで答える。数馬は優しさと淋しさの入りまじった瞳をして、

「ありがとう。おまえはいい子に育ったね。育てのご両親……繁さんと由紀子さんだったね、お二人に感謝しなくては」

 それからは、伊織は三人――主に総一郎から、学校はどうか、得意な教科は何か、女友達はいるのか、といった他愛ない質問を受けただけであった。長年会社を切り盛りしてきた経験がものを言ってか、総一郎は話し上手かつ聞き上手だ。緊張と警戒からいつにもまして口が重くなっている伊織とも、会話を途切れさせなかった。

「皆様、ご夕食の用意が整いました」

 やがて多喜が呼びに来て、伊織たちは座敷へ向かった。

 十五畳ばかりの座敷には、ずらりと漆塗りの箱膳が並んでいる。すでに席に着いていた七人の人々が、いっせいに伊織に目を向けた。さすがに無遠慮に見つめる者はいなかったが、その分感情が凝縮されているようで、伊織をたじろがせるには十分だった。

 総一郎は伊織の肩に手を置くと、

「この子が伊織だ。前もって話しておいたとおり、今日から一週間ほどこの家に滞在する。温かく迎えてあげるように」

「よろしくお願いします」

 伊織が頭を下げると、一瞬間があったものの、全員が会釈を返した。

「奥から順に、私の次男、つまりおまえの叔父に当たる兵馬(ひょうま)、数馬の息子の八雲、数馬の妻の志摩子、兵馬の妻の昌子(まさこ)、兵馬の長女と次女の、真弓と亜弓だ。亜弓はまだ小学五年だから、遊び相手には物足りんだろうが、八雲と真弓は中学二年だ。年も近いし、気兼ねせず接してほしい」

 総一郎が、身ぶりとともに小声で説明する。

 兵馬は絹枝より総一郎似だが、総一郎にはない(あるいは年の功で隠しているのかもしれない)冷たさや狡猾さがうかがえる。八雲と志摩子はともに端整な顔立ちをしているが、受ける印象は正反対だ。八雲が人なつこそうで、瞳に抑えきれぬ無邪気な好奇心をのぞかせているのに対し、志摩子は神経質そうで、目を凝らし唇を引き結んでいる。昌子は小太りで、一見ご近所の気のいいおばさんという感じ、真弓は色白でおとなしげな、亜弓は頬の赤いおてんばそうな少女だ。

「手前の彼は書生の安達だ。父親は鈴倉海産の重役で、私の腹心の部下だったが、惜しいことに数年前他界してしまってな。以来、引き取って学費の面倒を見ている」

 色黒でいかついが朴訥そうな青年が、ぺこりと頭を下げた。

 主賓ということで、伊織は総一郎にもっとも近い席をあてがわれた。正面には数馬、隣には絹枝が座る。目の前の膳には、まぐろ、たい、甘えび、いか、そのほか伊織が名を知らぬ白身の魚の刺身、あじのたたき、えびやさつまいも、なすや大葉の天ぷら、たこと海草の酢の物、かにのお吸い物などが、所狭しと並べられていた。

「では、我が孫伊織との再会を祝って」

 総一郎がさかずきを掲げ、宴が始まった。だが、場が盛り上がるはずもない。数馬の態度はぎこちなく、絹枝は無口だ。志摩子は一度も笑わないし、子供たちもはしゃがず、せっかくのごちそうにも食指が動かないようだ。多弁だったのは主たる総一郎と、

「いやあ、あの秋子さんの忘れ形見が見つかるとはなあ。めでたい、めでたい」

 などと放言して、早くから冷酒で顔を赤くしていた兵馬くらいのものであった。

 気づまりな宴が終わると、伊織は勧められるままに風呂を使った。優に五人は浸かれそうな、旅館顔負けの檜風呂で、多喜曰く温泉を引いてあるのだという。自分の置かれている立場のせいもあろうが、広すぎるのと、照明が暗いのが妙に不安をあおる。浴槽のへりをつかみ、水に浮いて足をばたばたさせてみたが、不意に空しくなってやめた。

 風呂を上がり、漠然とした焦慮と緊張から、手早く体を拭いて着替える。が、脱衣所を出たとたん、伊織はぎょっとして立ちすくんだ。兵馬が待ちかまえていたように渡り廊下に立っていたからだ。

「ええと……次入りますか?」

 伊織がいささか間の抜けた質問をすると、兵馬はそれをまったく無視して、

「さっきは父や兄の手前、歓迎するふりをしていたがな。一つ忠告しておく」

 憎々しげに伊織を睨みつけた。黒揚羽から兵馬の人柄について聞いてはいたから、「忠告」の内容については想像がついたが、

「……何のことでしょうか?」

 空とぼけてみせる。兵馬は鼻で嗤って、

「純真ぶってもむださ。遺産だよ、遺産」

「遺産?」

「ああ。おまえとしては、父親や祖父、あるいは我らが一族をよく思ってはいるまい。たかが女工風情と、鈴倉家の跡継ぎが結婚などできるはずがない……秋子が捨てられたのは当然のことだったとしてもな。近親の名乗りを上げられたときだって、反発する気持ちのほうが強かったんじゃないのか? それをほいほいと招待に応じたのは、祖父に取り入って、あわよくば鈴倉家の財産を、という魂胆なんだろう? もしかしたら、おまえの育ての親どもが焚きつけたのかもしれないが」

 兵馬はねちねちした口調で決めつける。伊織は、憤るよりもむしろ呆れ果てたような気持ちで、

「僕はそんなこと考えていません。僕の両親だって一緒です」

 きっぱりと言い返した。

「ふん、どうだか」

 兵馬はまったく信じていない顔で、

「とにかく、妙な気を起こすんじゃないぞ。父はおまえごときに懐柔されるほど愚かじゃないし、肝心の鏡がこの場にないのでは、そいつの真贋を見極めることもできない。おまえが兄の息子だという確たる証拠は、何もないんだ。あの昼行灯(ひるあんどん)の兄が、長男というだけで社長の座に就いているだけでも腹立たしいのに、これ以上理不尽な目を見てたまるものか」

 伊織が黙り込んだのを見て、兵馬は小気味よさそうに唇をゆがめると、きびすを返して去っていった。

 兵馬の姿が見えなくなると、伊織は小さくため息をついた。と、

「どうかなさいましたの?」

 いつの間にか、背後に子猫を思わせる俊敏そうな少女が、小首をかしげて立っていた。年のころは十三、四歳か――。質素な身なりからして女中であろう。肩にかかるくらいの縮れた髪にとび色の目が、ちょっとエキゾチックな印象を与える。

「いや……何でもないんだ」

 言葉を濁して歩き出そうとすると、少女は不意に伊織の耳に口を寄せて、

「今夜十二時、あなたの部屋で」

 ささやいた。

「え……? ちょ、ちょっと」

 伊織は赤くなって、どういうことか問いただそうとしたが、少女は早足で遠ざかっていく。狐につままれたようにその後ろ姿を見つめているうちに、伊織は思い出した。黒揚羽の、「屋敷には私の手下が潜入している」という言葉を――。

 逸る気持ちを抑えつつ部屋に戻ると、伊織は本を読みつつ十二時を待った。「伊豆じゃないけど、雰囲気は似てるかもしれない」と言って明生が貸してくれた、三島由紀夫の『潮騒』。昨年映画化もされた、いかにも明生が好みそうな、素朴な青春恋愛小説だ。探偵小説を持ってこなかったのは、少しでも黒揚羽を想起させるようなものは、鈴倉一族の目に触れさせないほうが無難だ、と思ったからである。

 伊織が鈴倉海産の社長令息だということが、どこからともなくもれると、妙に愛想のよくなった者、羨望の眼差しで遠巻きに見つめる者、宮島や井上のように無視を決め込む者もいたが、明生は以前と何ら変わることなく接してくれる。そんなことを思うと、今朝出発したばかりだというのに、もう東京が恋しくなってきた。

 だが、それもつかの間、一日の疲れが一気に押し寄せてきて、まぶたが重くなる。

(少しだけ……)

 伊織は誘惑に負け、畳に横になって寝入ってしまった。

「ねえ、ねえったら」

 肩を揺すぶられて、伊織はまぶたを押し上げた。目の前というより目の上に、先程の少女の顔がある。動転して飛び起きようとした結果、少女と思いきり額をぶつけてしまった。

「いたた……」

 二人はそろって額を押さえ、呻いた。

「何するのよ! 危ないじゃないの」

 さすがに声は抑えていたが、少女はぷりぷりと非難する。

「ごめん。でも、まさか無断で部屋に入ってくるとは思わなかったんだ」

 伊織が弁解すると、少女はますます頬をふくらませた。

「それって皮肉? 言っとくけど、あたし何度も声かけたのよ。眠りこけてて気づかないあなたがいけないんじゃないの」

 そう反論されると、伊織にはぐうの音も出なかった。

「お姉さまのファンで、宝探しに協力してくれるっていうから、どんな人かとわくわくして待ってたのに……期待外れだったわ」

 少女が肩をすくめて独りごちる。

「そこまで言うことないじゃないか」

 さしもの伊織も言い返したが、少女は知らん顔であさっての方向を向いている。

「わかったよ。悪かったってば」

 面倒になって折れると、少女はちらっと横目に視線をよこして、

「いいわ。許したげる」

 歯切れよく言い、もったいぶるようにゆっくりこちらに向き直った。

「あたし、黒揚羽お姉さまの手下の千里(ちさと)。ここでは偽名を使ってるから、まりって呼ばれてるけど」

「よろしく、千里。僕は……」

「知ってるわ。中野伊織でしょ」

 先回りして言うと、千里はにっと白い八重歯を見せた。それこそ猫の目のように、くるくると気分の変わる子らしい。お天気屋というやつだ。

「そうだよ。で、用件は?」

 相手のペースに巻き込まれるまいと、伊織が冷静に応じると、千里はいささか物足りなそうだったが、

「お姉さまから言づて。総一郎の誕生会の日のことよ」

 ようやく本題に入ってくれた。伊織は一瞬首をかしげたのち、五日の祝賀会のことを指しているのだと思い当たった。「祝賀会」や「古希のお祝い」と、「誕生会」ではずいぶんニュアンスが違うが、間違ってはいないのでとりあえずうなずいておく。

「お姉さまはね、それを利用して暗号文を盗むつもりなんですって」

「あれ……」

 まだ盗んでなかったの、と言いかけて、伊織は口をつぐんだ。いやみなどではなく、単に事実を述べようとしただけだが、千里がまた機嫌を損ねそうだったからだ。

「今、ある代議士の娘さんが神経衰弱で、このあたりで療養してるんだけど、その子の名をかたって鈴倉家に接近してるのよ。祝賀会の招待状ももらったって」

「順調なんだね。いつもどおり予告状は出すの?」

「もちろんよ。それがお姉さまの信条だもの」

「でも、そのために祝賀会を中止したりしないだろうか?」

 千里は得意げに鼻を鳴らして、

「大丈夫よ。総一郎は鏡に注目が集まるのをいやがっているし、泥棒ごときにびくびくするなんてお家の恥、むしろ黒揚羽を捕らえるチャンスだ、とも思ってるだろうって」

「そうか。ねえ、僕にできることは何かない?」

「ええとね……」

 千里は目を宙に泳がせた。本気で考え込んでいるのではない証拠に、口元がゆるんでいる。

「不測の事態が起こっても落ち着いていること。伊織はちょっとそこつ者だから気をつけろ、ですって。さっきあたしにぶつかったことからして、よくわかるわ」

 伊織は肩を落とした。

(そこつ者……)

 これでは、力を貸しているのか足手まといになっているのかわからない。

「何よ。これくらいで落ち込むなんて、情けないわ。お姉さまにもあたしにも、怪盗の……あたしなんかはただの手下だけど、誇りがあるの。盗む仕事までは、自分たちの手でやりたいのよ。あなたはその先、宝を探す仕事を手伝えばいいじゃないの」

 つっけんどんな口調ながら、慰めてくれているつもりらしい。

「ありがとう」

 伊織が微笑むと、千里は顔を赤らめて、むっとしたような困ったような顔で目を逸らした。

「じゃあ、今日のところはこれで帰るわ。何かあったらまた連絡するから」

「うん。気をつけて」

 邸内を移動するのに「気をつけて」もないものだが、この場合はまんざらおかしくもなかろう。

 千里が廊下の奥の闇へと消えていくと、伊織は電灯を消して布団にもぐり込んだ。千里の話を反芻(はんすう)しているうちに、再び眠りに落ちていったのである。

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