2人の本部役員
「嬢ちゃんの相手は、ワシや」
「来なさいよ」
「お前の相手=自分」
「覚悟しとけよ」
「行くで!嬢ちゃん!!」
挽我が、GLに突っ込む
「肉体の一部を隔離できても、急所を狙われたら、どうかしら?」
パァン!
「おっと」
バスッ
挽我の手に、銃弾が撃ち込まれる
「痛いなぁ」
「痛覚はないんでしょ?」
「ま、その通りやけど…」
「次は、目よ」
「言われたら、防ぐしかないわな」
バスッ!バスッ!
「お-お-、手がグッチャグチャや」
「全部防ぐとはね…」
「手なんざ、ワシの能力じゃ、盾みたいなモンや」
「何回でも、再生できる…な」
「エネルギ-が尽きれば、回復は出来ないはずよ」
「その前に、決着を付けさせて貰うわ」
「こんな感じにな!!」
ヒュッ!
挽我が、手を振った
「!」
GLの目に、鮮血が着く
「目が…」
「ほい!隙有り!!」
ドゴッ!!
「ッッッ!!」
「カハッ!カハッ!」
「ワイの勝ち、決定やな」
「腹を突いた程度で何を…」
ビクッ
「…え?」
「言うの忘れてたわ」
「肉体の一部隔離できるのは、自分の体だけってワケやないで」
「嬢ちゃんは、先刻、一発食らったやろ?」
「アレは、神経を麻痺らせただけやが…」
「コレは、そんなに甘くないで」
「発動条件は、エネルギ-信号を相手の体に流せばいい、ってワケや」
「触れたら、はい終わり、っちゅう話やな」
「寺冬-!こっちは終わったでぇ!」
「自分目標=終了寸前」
「やべぇな…」
「た…、竜山」
「心配するな!すぐに終わらせる!!」
「ウオオォォ!!」
「相手=単純」
ドスッ
「…あ?」
竜山の腹から、血がしたたり落ちる
「ガァァァ!!」
「自分目的=終了」
「よっしゃ!生け捕りにすんでぇ!!」
「…待てよ!!」
「何や?往生際の悪い…」
「まだ、終わらせねぇぞ…!!」
「ゲッホ!ゲホ!」
「無理すんなや!死んでまうで!!」
「無理しなきゃ…、なんねぇんだ」
「馬鹿なこと考えた、バカをぶん殴るためにな!!」
「…まさか」
「アンタ達、秋雨っちゅう奴の仲間か?」
「知ってるのか…」
「有名や」
「試験機械すら騙した、1年坊主ってな」
「彼=興味深い」
「ってことは、WG学園の生徒かいな」
「そうなれば、話は別や」
「見逃したる」
「本部と支部やが、同じ学園の仲間や」
「本来、生徒でも、無断で入ったら侵入者や」
「ほなけどな…」
「殺しとうない」
「あと、一回しか言わんで」
「見逃したるわ」
「とっとと、逃げいや」
「…ふざけんな」
「ふざけんなぁ!!」
ボゴォォォォォ!!
火柱が、天を突く
「お、おお…」
「敵=異常事態」
「俺は!あのバカ連れて帰るまで、帰らねぇ!!」
「絶対に、だ!!」
「諦めいや!!」
「秋雨は、記憶を消すために、牢屋に入っとる!!」
「脱出、救出=完全不可能」
「それが、どうした…?」
「こんなバカげた事のために!!」
「俺の!仲間を!!」
「連れて行ってんじゃねぇぞ!!!」
火柱は、ますます巨大化していく
「…寺冬」
「返答=何?」
「本気で仕留めるで」
「理由=不可理解」
「アイツは、怒りとかの感情で、一気にエネルギ-が増幅するタイプや」
「今のアイツは、人間や無い」
「バケモンや」
「あんなモン、放って置いたら、ココは本当に滅ぶで」
「やるしかないわ」
「行くで」
「自分=了解」
ザッ!!
「寺冬!ワシが動きを押さえる!!」
「仕留めろや!!」
「自分=完全了解」
「ハァァ!!」
ドゴッ
挽我の拳が、竜山に直撃する
「よっしゃ!これで…」
ゴッ
竜山の拳が、挽我の顔にめり込む
「なぁ…!!」
ドガァァァァァァァ!!!
「ぐぅ…!!」
「挽我=心配」
「大丈夫や!!」
「ワシの能力が効かんやと…!?」
「敵の能力>挽我の能力」
「そんなはずが…」
「実際=事実」
「…そうやな」
「アイツを止めるのは、ワシ達だけはキツいな」
「お前も無理やろ?」
「勝利=不可」
「アレだけのエネルギ-放出しとるんや」
「そのうち、バテるわ」
「腹の傷も有るやろうし…」
「隠れるで!」
「自分=了解」
「どこにだ?」
「…嘘やろ?」
「う…うぅん」
「!」
「私、何で寝て…」
「そうか…、挽我とか言う奴にやられて…」
ガスッガスッ
「何?コレ…」
建築物が有った、辺り一面は焼け野原
そこに立っている人間
焼け野原に響く、鈍い音
「アレは…」
「竜山!」
「無事だった…のね?」
焼け野原に立っているのは、竜山一人
竜山の手の先には、焼け焦げた寺冬の顔
足下には、炭と変わらない挽我
「竜山…?」
「吐け…、牢獄は何処だ?」
無論、情報を言う力など、残ってはいない
竜山は、喋らない黒炭を、殴り続けているに等しい
「吐けよ…!!」
「吐けって言ってるんだ!!」
ガスッ!ガスッ!
「竜山!もう、止めて!!」
「…GL、大丈夫か?」
「今、情報を吐かせる」
「その人達は、もう、気絶してるの!!」
「喋れないわ!!」
「…じゃぁ、起きるまで殴り続けてやる」
「やめて!」
「私たちの目的は、秋雨を連れ戻す事よ!?」
「人を殺す事じゃないわ!!」
「じゃぁ、どうしろって言うんだ!?」
「先刻、こいつ達が言っていた!!」
「秋雨は、記憶を消すために、牢獄にいる、と!!」
「急がなきゃなんねぇんだ!!」
「アイツの記憶が無くなる前に!!」
挽我 蛇都異、寺冬 氷蘭
戦闘不能
秋雨 紅葉
本部移行より、2日が経っていた
読んでいただきありがとうございました




