プレハブ小屋をアップグレート!
「スッゾコラーッ!」
「ひい!?」
「ザッケンナコラー!」
「えぇ……」
なんか廃墟の検問所に近づいただけで脅されました…… 怖いところに来ちまっただよ。
YAKUZAの皆さんは皆さんソロってネクタイにスーツ。ビシッとアイロン掛けされています。この検問所には黒いスーツ軍団数個小隊と、派手な色のスーツを着た人が少数いますね。
下っ端と上司かな。
「ドーモ、渡り鳥さん。検問所管理人です。1人と運搬車1台でよろしいですか?」
「え、ええ。そうです。大きいのでたくさん入るんですよーいっぱい持って帰ります!」
「ではゲスト入場なので50ユロルほど頂戴します。」
「たっかー!?一度にそんなに稼げって言うんですか!?」
「『ブラック労働』に入って頂ければ2ユロルですが、いかが致しますか。」
「50ユロル払います(即答)。チャリーン、じゃあ行ってきますわ。」明らかに危ない値引率やん
「イッテラッシャイマセッ!!」ビシッ。いや黒服揃いすぎてて怖えよ。
一週間は滞在するつもりなので初日は廃墟の構造を調べました。マンションに登って、さらにブースターパックで上昇。
これ、大きいな。地上ではガレキとかで見えなかったんですが、上空から見ると超高層建築群もありますね。
工場は…なさそうかな。クレーターの中にあったんでしょう、恐らく。ホームセンターあると良いなあ、売れるのがいっぱいある。
大体を確認したら、次は拠点の構築。結構人がいるので廃墟の端の方に風鈴の家を設置。多分ここは端。端ったら端。
盗難されてもつまらないので風鈴の家には寝床しか起きませんが、焚き火をする予定です。薪で焚き火するって結構ストレス解消になるんです。
長期戦なのでマリーの中で寝るのはやめておきました。マリーの中の方が快適なんだけど、風情がないとそれはそれで。
さあ、出発だー!豪邸やマンションは多分真っ先にスカベンジされていると思うので、商業、小さい店が集まってる商店街からですね。 多分面倒だからまめな人じゃないと入ってこないと思う。それくらい大きい広い廃墟ですわ。
うーん失敗かな。商店街を見つけたものの、ナノor魔導製品を置いていなかったのかどれも風化して使い物にならないですねえ。
じゃっぱーん民頑固すぎたんや。
カンジ、7割ほどしか読めませんがクレフクって言うお店キモノ置いてそうなんですけど駄目でした。逆に大規模店覗いてみましょうか。(記述している漢字とカンジは別物よ)
せ、セキュリティがあるお店がない。みんなスカベンジされてます。セキュリティ意識が低い、そんな国でしたっけジャッパーン。
もうしょうが無いのでマンションやコンクリート家屋をたたき壊して鉄筋を集めましたよ。コンクリートは普通のやつ。鉄筋の質は揃っていて良い感じなんですよね…… 初期の頃はナノコンクリートで鉄筋以外にコンクリも美味しい素材だったんですが。魔の大陸は豊かだったんですかね。
大きい廃墟なんで私が見たところだけが駄目だったのかもしれないと思ってとにかくうろついたんですが、鉄筋が増えるだけでした。鉄筋美味しいなあ(ぼうよみ)。
たまにセキュリティ設定がしてある(でもセキュリティ機構はない)家や封鎖型のセキュリティがある家があって、そこからは美味しい材料がスカベンジできました。
宝石とか人格機能の無いナノエンジンのクルマとかね。これらはトレーダーにふっかけてやろう。自動研ぎ機とかも。これはあのラーメン屋さんに贈呈しようっと。
めっちゃ備蓄していた家にも何軒か遭遇しましたね。何かに備える国民性だったっけか。水の備蓄がめっちゃあったり缶詰がめっちゃあったりしました。缶詰は今でも食べられるので滞在時間が延びたぜフヒヒ。ラーメン缶詰とかもあるんだねえ……
ホームセンターもありましたよ。セキュリティやっぱりありませんが。あるっていってもシャッターがあったり、警報とどこかへの連絡だけっぽいんですよね。弱い。
えーホムセンも結構スカベンジされ尽くしてましてあんまり収穫はないのですが、ナノマシン溶液だったりそれらを使用する製品だったりとかは残ってました。
技術レベルが落ちててナノマシン系は扱えないんですね、きっと。ガスやガソリンなんかとやることは同じなんですが……。ナノマシン溶液は鉱物化しちゃってましたから、燃料に見えなかったのかもしれないけど。ま、送風型ナノマシンストーブは風鈴の家で使おうっと。
ジャッパーンの凄いところは現代のスカベンジャーじゃないでしょうか。今までホームセンターには鉄筋や鉄パイプなんかは重くて持ち運べない&カットする道具を現地に持ち込めないので、そのままおいてあることが多かったんですよ。
それがここだと軒並みスッカラカンです。容量の大きい異次元倉庫持ちのスカベンジャーさんが活躍しているんでしょうね。つまり美味しい収入源がないわけだけどね!泣いてなんか無い!
漁り放題ではないけど、強固なシャッターで簡易封鎖されていたお店や封鎖型の施設 (幼稚園でした)を巡ったりして50ユロル以上は稼いだと思います!
一晩寝たら超高層建築群も登ってみましょう。一番目立つからなんもないかもしれませんが
では夜の準備
あー、焚き火って良いですよね。音、見た目、伝わる温度、薪をくべる行為。全てが絡み合って緊張を解きほぐしてくれます。癒やしですよ。びゃーきもちよいんじゃー。この星、夜間は放射冷却で凄く冷えますからね、夏でも焚き火の暖かさは素敵です。びゃー略。
滞在予定の半分、5日目を過ぎたところで拠点を超高層建築群近くに移動させました。絶対良いの見つけ出してやる。そして食べるぞラーメン。
なんかデカい施設がありますね、薄汚れていてなんだか分からないけど資材が置いてある気配がプンプンします。
またホムセンじゃねえか。ホムセン好きだなーこの都市。もうホームセンターはね、取るの決まってきてますからね。どうせいいやつはおいて
暖炉だ!いや大型薪ストーブだーーーーーだーだーだーーーーああああああひゃっほーい!!先程手に入れた送風型ナノマシンストーブは風情がありませんでした!
冬に作ってもらったのは小さい携帯型というか簡易薪ストーブでした!本物おおおお!(大型鋳造薪ストーブもキャンプに使うような携帯型薪ストーブもどちらも本物です)
私の時代でも設置型というんですか、室内で使う薪ストーブは現役でしてね、よく煤払いのバイトをしたもんですよ。
ホムセンのストーブなので、どれだけ薪から出た可燃ガスが燃えているかってのを示す燃焼効率は85%くらいかなあ。改造して吸気口と排気口に融合触媒や液体使って99.95%まであげちゃいましょうねー☆ 。
ストーブは煙突で背面もしくは上にひっぱって排気する関係上0.05%はしょうがない。100にはできないんだよね。薪から出た炎がどれだけ熱として変換されるかっていう熱効率は難しいのでパス。
なんで持ち去られなかったのかなって思ったら、地面と魔導融合していて持ち去るのが不可能だったみたいですね。さくっと融合解除してバックパックに詰め込みました。
こればかりはマリーにも触らせん。素材は熱容量のある金属だったっぽいな、後でもっと高価な金属に変質させちゃおう。ちなみに「一人で」融合金属に変質させることができるのは、今も昔も「私だけだぜ」へへーん。
薪ストーブに文字数かけすぎた。それでこのホムセンパクリ防止の工作がいろいろとされていて、特に大きな品物が結構残ってるんですよ。ガラスが超強化ガラスだったり、鎖が融合合金でできていたり。先ほどみたいな魔導で取れない工作をしていたりね。
私全部解除できるので、全部持ち去ります、ごめんね。てへてへ☆
これは発電機!いただきます。
ライトソケットにライト。シンクもいただきましょう。
魔導調理機もいいですねーIHなんて目じゃないぜ。
ナノマシン溶液を原材料および燃料とする温水道設備も貰い受けましょう、これで電気ガス水道が揃う。
あー水洗トイレも貰おう!ウォシュレットに出会う時が来てしまったー!
……エアーコンディショナー、そうエアコンをつけちゃってもいいんじゃない!?私生まれて初めて使うわ!
どこに取り付けんねんこれら。小屋のアップデートが必要だわ。以前住んでいたワンルームのお部屋を再現しよか?それとも違う形? ここは広いし材料があるから仮組くらいしとこうか。
5日ほどかけて仮組みと言うかプレハブ小屋を作っちゃいました☆ 。プレハブなので想像以上に狭いっすからね?
ただ渡り鳥が使うならば最適な大きさ。居間は3畳でそれにキッチン・トイレ&シャワーが付属。
発電機スペースなどを考慮しても全体として5畳ないかな?あ、ドラグーン収納場所で5.5畳か。5畳半。もっと小さくできるなあ。
壁は融合金属で作ったので薄っすくて打ちっぱなしだけどいわゆる高密度高断熱。ついでに強くて軽い。
軽くないとバックパックやマリーに入らない。異次元倉庫は大きさじゃなくて重さで入るか入らないかが決まるからね、基本は。
最後に地面に魔導固定する機能を取り付けてだいたい完成。
さて食料もなくなったし一度帰ってから超高層建築軍をあさりましょうかね。
帰りに黒服YAKUZAーズから
「オツカレサマデシターッ!!」
って言われてビビって袖の下渡した。ここはお金が全てという感じがする。
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