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43/96

43狩り目

9/13 サブタイトル変更

すいません。サブタイトルが間違って出ていました。

 久しぶりの緊張感。

 試合の始まる前のピンッと張り詰めたような空気。

 みんなが緊張している中、私達『鳳学学園女子剣道部』は会場内に入って行った。

 東山君が所属する男子剣道部の皆様は、先に会場内に来ていて、静かに精神統一やイメージトレーニングなどをしている。


 正直に言えば少し異様な雰囲気が私達剣道部周辺にはある。大企業の子息や令嬢に集まって出来ている学園のこの剣道部は、ただ静かなのだ。……静かに、精神を、牙を研ぎ澄ましている。


 何故、そうなのか。そう言われれば、ただ一言『経験で』みんながそう答えるだろう。大企業に、人の上に立つ立場の人を親に持つ私達は生まれながらにして人の視線を受ける事や、少しの失態や噂が悪意からネジ曲がり自身にどう降りかかるかを知っている。既に経験しているのだ。


 ちなみに私は、記憶を取り戻してからは庶民脳も覚醒したが、慣れと自信で大丈夫になった。

 昔(前世からなので本当に昔)から習っている剣道は正直言って周りよりは自信ありだし、前世の試合経験も頼りにしてる。

 なのでその分の余裕もあるのだ。(ちなみに精神的には年上だけどそこの余裕はない、学生時代の記憶が主だしね)


 ……とにかく、試合に関してはそこまでの緊張はない。後は部長として、また主将としてみんなを支えるだけだ。

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