23狩り目
時は経ってテスト当日。
私はいつもと変わらない、つまりは完璧なコンディションでテストに挑んでいた。
今回のテストは気合が入ってはいたが、それでも勉強はやり過ぎない事を心がけて落ち着いた気持ちを持って行った。
周りのざわめきも気にならない。
「美優、」
集中力もバッチリ。
「美優!」
解いた問題を頭の中でもう一度考えてみる。
「……、お〜い!美優!美〜優、美優ってば!!」
……なんか、うるさいな〜。誰よ、こんなに叫んでいるやつは!
そう考えた瞬間に頭に衝撃がはしった。ゴン!鈍い音が頭の上から聞こえた。
「い……たぁ〜〜い」
周りに人がいるのに、出来るだけ声を小さくしながらだが叫んでしまった。
サッと頭を抑えながら、私を叩いたであろう人物を見ると……何故だか凄く怒った顔の唯夏がいた。
「……何で叩いたのよ、痛かったんですけど」
ちょいと下がったテンションのままに尋ねると
唯夏はしれっとした表情でこう言った。
「テスト、もう終わってるわよ?」
「………………???、え」
そっと周りを見渡すと教室には唯夏と私だけしか居なかった。
集中しすぎたらしく、全然気が付かなかったわ〜。
まぁ、でもこれで後は結果を待つだけ。
そして、自信はありありさっ!
……なんてね。うん、ゴメンちょっと調子乗ったわ。




