第7話 全部救ってやる
まーたすんごい作品に出合っちゃいましたよ。『全部救ってやる』って直球の表題なんですけどね、題はアレなんですけど中身がとてもいい。
動物保護活動が物語の本筋なんです。主人公が保護活動家で、生活のすべてを人間社会で行き場を失った動物に捧げていて、めちゃくちゃクールで無愛想。でも機械的に動物に接しているから活動と結びつかないなと感じていたら、実はそんなこと全然なくて。
そこに絡ませる人間ドラマがまあ気持ちいい。悪者の得体の知れなさもまたいい。
語りたい救いたいじゃなくてちゃんとエンタメしている。面白さが先にあって、その上で考えさせられる。
助けるのは犬猫だけじゃない。
馬だって、路傍のカエルだって助けちゃう。
汚いものをきちんと汚く描く。やんわり隠さない。都合のいい救いはない。だからこそ主人公が救う、身を挺して。
安心して眺めてはいられなくて、終始目の前にある命にハラハラして、泣ける!
ああ、おれごんもそういう何かのために、誰かのためにって仕事したかったなぁ〜。
お金儲けのためだけに滅私奉公したくないなぁ〜(今更
また毎週1冊のペースで追いかけています。こういう1冊があるだけで週末が俄然楽しみになる。
いえ、社畜でないおれごんは週末がいつでも待ち遠しいですが。




