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ゴラリ・エージェント  作者: Adrashika
第3章:刃に捨てられて
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パート8

— 見つける (FIND)

嵐山、日本。朝だった。人々は有名な竹林を訪れていた。

「早くしてよ……!」

一人の少女が友人と共に森の奥へと進んでいく。少年は彼女を止めようとしたが、少女は構わず突き進む。

「おい……!そこまでだ。これ以上奥に行くのは禁止されているんだぞ」

少女は彼を窘め、手を引いて戻そうとした。しかし、しばらくすると今度は少年の方が戻りたがらなくなり、少女が引き止める番になった。

午後、少年は戻ろうとしたが、気がかりで再び彼女を探しに森へ向かった。だが、その時すでに、少女は森の深淵へと入り込んでいた。

少女は一人だった。冷たい風が吹き抜け、聞いたこともない奇妙な香りが漂う。竹の葉がざわめく。彼女はうっそうとした茂みの前に立ち、友人の名を呼んだ。しかし、返事はない。

彼女は悟った。迷い込んだのだ。

風はますます冷たくなっていく。少女は身動きもせず立ち尽くしていた。ふと気づくと、自分の影がずっと同じ位置にある。太陽も動いていない。まるで、時間が止まったかのようだった。

少年も彼女を探して森の奥深くへ入り込み、同じ怪奇現象に巻き込まれていた。

外では夕暮れ時、警備員が客を追い出し、チケットを確認していた。二枚のチケットが残っている。警備員は無線で報告を入れる。

一方、森の中では少女の頭や肩に水滴が溜まり始め、凍えるような冷気が彼女を包んでいた。少女は震えていた。

— 孤独 (Aloneness)

少女はうずくまり、震えが止まらない。唇はひび割れ、竹の葉のざわめきすら遠のいていく。

彼女の背後には、無数の「刃(Blades)」が吊り下がっていた。

彼女はそれに気づかない。ただ友人を待っていた。振り返っても、そこには何もない。彼女は歩き出した。

その歩みは、まるで時間を無理やり押し進めているようだった。彼女が急ぐほど、日は猛烈な速さで沈んでいく。

長い時間の後、少女は森から脱出した。警備員、救助隊、そして友人がそこにいた。救助隊は森の中を捜索していたが、深追いはしていなかった。警備員は彼らを帰したが、一人の警備員が気づいた。少女の片方の耳から、血が流れている。だが、彼は何も言わなかった。

夜、あまりに遅くなったため、少女は友人の家に泊まることにした。星が輝き、外は不気味なほど静まり返っていた。

「早く帰ろうって言ったのに……。君が奥まで行こうなんて言うから……」

少年はそう言いながら、彼女をベッドへと促した。

「今日はここで寝なよ。僕はリビングのソファで寝るから。いい?」

少年は、何かがおかしいと感じ始めていた。再び、あの冷たい風が吹き抜ける。振り返るが、誰もいない。すべての音が消えた。少年は、動くことさえ恐ろしかった。

彼はまだ気づいていなかった。自分がどれほどの災厄を連れ帰ってしまったのかを。

その部屋の天井には、何かが張り付いていた。そこから鋭い「刃」が垂れ下がっている。

少年は何度も彼女の名を呼んだ。しかし、返事はない。部屋は凍てつくように冷えていく。その時、少年の目の前に一滴の血が落ちた。

少年の魂が喉元までせり上がる。冷え切った部屋の中で、彼だけが脂汗を流していた。唇が震える。彼がゆっくりと天井に視線を向けるにつれ、心臓の鼓動が激しく打ち付ける。

視界が霞む。天井にいたのは、あの「ブレード・ゴラリ(Bladed Gorari)」だった。

怪物は、たった今までそこにいたはずの、少女の死体を喰らっていた。

遅くなってしまって、本当に申し訳ありません。

そして、私の物語を読んでくださる皆さんに、心から感謝を伝えたいです。

古くからの読者の方はご存知かと思いますが、この物語は一度第4章まで進んでいました。しかし、構成やトーン(雰囲気)の問題から、その2つの章を削除せざるを得ませんでした。

その大きな理由は「明確さ(Clarity)」を求めたからです。私は常に、物語をより正しく、より深く皆さんに届けたいと考えています。

これからも、皆さんのフィードバックをもとに物語を修正し、磨き上げていきたいと思っています。

本当にありがとうございました。

あなたの — Adrashika (アドラシカ)

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