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パート14

真夜中 — 単純な殺害 (Midnight — A simple kill.)

「もう少しだ……あと少しで抜ける」

ツネリは壺を掘り出していた。真夜マヨラは援護に回る。装填された銃、鋭い視線、そして氷のように冷たい呼吸。

壺が姿を現した。その上には布が巻かれている。ツネリがそれをマヨラに見せたその時……あの異臭が再び漂った。しかし、今度は今まで以上に強烈だった。

マヨラがツネリの方を向いた瞬間、息が止まった。目は釘付けになり、空気さえも凍りついた。すべてが止まったかのようだった……。

あ……あの女だ……。

彼女はツネリの肩に座っていた。まるで、子供のように。

彼女の手は頭からツネリの喉へと伸びていく。ツネリは動かない。ただの物言わぬ人形のように立ち尽くしていた。

その時……。

あの「ゴラリ」がツネリの首をへし折り、真後ろへと回転させた。

マヨラは叫び声を上げ、走り出した。足が自分のものではないかのように軽く感じられる。

彼は壺を抱え、屋敷の裏手へと逃げた。

あの女は耳を刺すような悲鳴を上げ、マヨラを追いかけてくる。

マヨラは湖の水を堰き止めている壁に辿り着いた。しかし、階段に足をかけた瞬間、背中に凄まじい衝撃を受けた。その衝撃は、内臓までが揺れるほどだった。

壺が地面に叩きつけられ、砕け散った。中から灰が溢れ出す。

「希望は潰えた……前回と同じように、マヨラはまた独りになった。だが、今回の生存の望みは薄い……」

マヨラは目を閉じ、横たわっていた。ユナを失い、ツネリという友を失い、そして弟のタカオや姉までも。

女は柱を伝って這い上がり、マヨラを見下ろしていた。

…………。

ツネリの肩にゴラリが乗っていた時、マヨラは恐怖したが、止まらなかった。しかし、彼を立ち止まらせたのは……ツネリの微笑みだった。まるで、最後のお別れを告げるかのような、静かな笑み。

マヨラは今、目を開けて立ち上がることにさえ、羞恥を感じていた。

彼にはもう、何の希望も残されていなかった。

(囁き)

[真夜] 「全部失った……みんな命を懸けて、全力を尽くしたんだ。独りでゴラリの前に立ち、銃を撃ち続けたあの少年……彼の目に何て言い訳をすればいい? 死してなお、僕の帰りを待って閉じないあの瞳に……」

だが、最後の一筋の希望……。

—— 2日前。

マヨラは再び地下室へ向かう。棺を開ける。苦労したが、そこにはこの屋敷の全歴史が記されていた。そして、感情から生まれた呪われた魂、「ゴラリ」の正体も……。

その儀式には呪いがあった。壺の灰が「水」に触れない限り、彼女は自分の負の感情を忘れることができない。

六日目 — 終焉 (Begin day six — A closure.)

マヨラは深く息を吐き、立ち上がった。

目の前にはあの女が立っている。

彼は一歩前へ踏み出した。奇妙な静寂が辺りを包む。ゆっくりと、確実に進む。

マヨラが近づくにつれ、女の姿が薄れていく。

まず、壁を支えていた二本の木材を取り除いた。

そして中央のロープを掴み、全力で引く。だが壁は頑丈だ。

煉瓦がバラバラと崩れ落ちる。

一つがマヨラの背中を直撃した。彼は苦悶の声を上げ、深く息を吸い込み、再び力を込めた。

その時、煉瓦が彼の頭と壁を直撃した。マヨラの頭から血が流れ落ち、彼は意識を失った。しかし、壁に当たった煉瓦が食い込み、そこからわずかに水が漏れ出した。その水は、ゆっくりと、灰の方へと流れていく。

「シュ……」

水が灰と混ざり合う。マヨラのすぐ傍に立っていたあの女が、灰となって崩れ始めた。

その恐ろしい顔からは、もう何の感情も読み取れない。

まるで後悔の中にいた彼女が、ようやく灰に還ったかのように……。

「時に、絶望は人を壊す。だが、それでも自分自身のために前へ進む時、物事は少しずつ変わり始めるのだ」

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