第四の秘境「ラルーダ」
おじいさんの依頼をこなした俺たちは、小さなカフェで休憩していた。
「次に向かう秘境は、「ラルーダ」だな。いつもように「ラルーダ」へ向かう途中にある村へひとまず向かおう」
俺は、ブラックコーヒーを一口飲みながら言った。
「「ラルーダ」の近くにある村といえばトルムね。あそこは結構治安悪いから嫌なんだよね」
「そうですね。僕もよくトルムでの暴行事件だとかよく耳にします」
「うーん...でも近くに宿がある村はトルムってとかしかないんだ。一日泊まるだけだから堪えてくれないか?」
「まあ、徹夜っていうのも拙者は構わないが、カエラとか特に嫌だろ?一日くらいいいんじゃないか?」
「わかった。私もわがまま言って説得するつもりはないから」
「他に村がないのであれば、仕方ないですね」
ワズとファイスは渋々了承してくれた。
俺たちはカフェを後にし、ラルーダ道中にあるトルムへ向かった。本当に治安が悪いのだろうかと気になり、色々聞くことにした。
「ファイス、さっきトルムでの暴行事件とか言ってたが具体的にどんな事件があったか覚えてるか?」
「そうですね...例えば2、3人の男が、1人の男を路地裏に連れ込んで、金を出すまで暴行を加え、その男は、両腕の骨が粉砕した事件とか、後は...」
「ファイス!もういい、十分わかった」
想像以上にヤバめの村なんじゃないか?俺は全身から変な汗が出始めた。いや、しかしいくら治安が悪いと言っても、偶然だろうと思い、少し落ち着いた。
「ね、ねえやっぱりやめない?流石に行っちゃいけない村だって!」
「大丈夫だって。俺もそう思ったけど、そんな頻繁事件なんか起きないって」
俺はワズを落ち着かせた。
そこから、少し高い山を越えトルムへ着いた。
「よし早く宿屋で向かおう。事件とかに巻き込まれたら絶対厄介だ」
「カエラ、一番ビビってるじゃん。もしかして、怖いの?」
「いやいや、そんなことな、ないよ。ちょっと歩いて疲れただけだし」
「すみません、僕薬草とか買っておきたいので、先に宿屋に行ってて下さい。すぐ終わりますから」
そう言ってファイスは道具屋まで走って行った。
「先に宿屋入っておくか」
そう言って、俺たちは宿屋へ向かった。
一方ファイスは...
「よし、薬草買ったし僕も早く宿屋に向かおう」
すると、
「お前ちょっと来い」
「ちょっっ!」
僕は複数の男に路地裏へ連れ出された。




