043 僕、1人寂しく自己主張する
先日、僕の最近の行いを新聞に道楽と書かれてしまった。
僕は悔しいので、勝手にここで僕の功績を紹介していこうと思う。
エントリーナンバー1!!!
『結界石の発明』
これによって、一定間隔で結界石を配置し、あとは術者は起動するだけで結界を永続的に張って置けるようになったのです。
これで街は安全が保たれるし、街をつなぐ街道にもセットした事で、交通の安全度が飛躍的にましたのですよ。
どうですか? 凄くないですか?
ちなみに第八位階魔法相当を防げます。つまり、基本的には無敵です。
ただ、大都市は一回り大きい大結界石を使っていて、こっちは第十位階魔法でも防ぎます。はい、最強です。
続いて、エントリーナンバー2!!!
『転移ポートの開発』
はい! これです!
これによって、都市間の移動が一瞬で済むようになったのですよ。
それなりにお金は取っているけど、商人を中心に利用者は多い。
おかげで新鮮は魚や野菜を食べられるようになったんですよ。
国と国を跨ぐ場合は許可がいるけど、このポートは僕らの国と獣人国とドワーフ連邦の各首都に設置されているよ。
もう少ししたら、ヒト族のインガイア王国の首都にも作られるんじゃないかな。
マジすごいですよね? ね?
どんどんいくよ! エントリーナンバー3!!!
『全人民の戸籍管理』
これは、義務教育をする際に戸籍管理が出来ていないと、しっかり全ての子供を学校に通わせることが出来なかったからという副次的なものだったんです。
でも、おかげでズルズルだった税金問題もかなり改善したし、保健制度も進歩したんですよ。
うん、うん。これだけでもかなりの貢献度じゃない?
他にも、魔獣ドワーフ3国同盟、教育改革、軍の改革、亜人種との融和、人魔同盟と書ききれない程だよね。
あとは、道楽って言われてるけど、文化の向上だね。
僕はここを特に頑張りたいんだけどな。
ヒト族と正式に同盟も結んだし、もっと文化の向上を図っていきたいよね。
「よし」
僕はここで筆をおいた。
うん、むなしいね。
「主様、先程から何を書かれていたのですか?」
「いや〜、みんなが僕を仕事せず遊んでるだけって思ってそうだから、僕のこれまでの功績を書き記しておこうと思ってさ」
「……みんな魔王様のことは理解されていると思いますよ」
「え? そうなの?」
「はい。アイルやエリオはもとより、旧魔王なども当然ですし、軍や役所勤めの者で魔王様の功績を理解していない者はおりません。それに市民もわかっていますよ。明らかに以前よりも生活の質が向上しています。魔王様が表に出てこないことも理解していると思います。なのであえて、みんなそのように振舞っているんです。当然、新聞社もわかってああいう記事を書いていますよ」
「……、ほんと?」
「ええ、本当ですよ」
ああ、やばい。涙出そう。
そっか、みんなわかってくれてたんだね。
「そっか、そうだよね。僕もやるべきことはやってるもんね」
「はい」
これからは、もっと広い心で新聞を読もう。
ガチャ
「主様〜、またコーラが新聞に載ってましたよ」
「サン。またどうせ悪く書かれてるんでしょ?」
「なんか、若者に流行って書いてありますよ」
「ほんとに? 見せて!」
『魔王様の失敗作コーラ、若者に流行か? 若者内で罰ゲームとして人気』
「ふざけんな〜!!!」
「おい、主様を止めろ!」
「お、おう!」
「待って、主様〜!」
「3人とも止めるな! 新聞社を爆破してくる!」
「落ち着いてください!」
「新聞社のネタです。本気にしてはいけません!」
「主様が言うと洒落にならないですよ!」
「コーラは罰ゲームじゃないよ〜!!!」
僕はこの後、1か月は新聞を読まなかった。
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